映画を観る前に知っておきたいこと

【午後3時の女たち】タランティーノが選ぶ2013年のベスト映画第1位

投稿日:

午後3時の女たち

いくつになっても、女でいたい——

新鋭女性監督が、女たちの未知の欲望、そして誰にも言えない切実な夫婦のセックスレスを大胆に描く。

女としての魅力を失っていく不安を抱えるセックスレスの主婦レイチェルが、ストリッパーとの刺激的な共同生活を経てこれまで経験したことのない世界に踏み入り、自分の今までの平凡な人生を見つめ直していく様を描いたアラフォー女性のコメディドラマ。

監督はこれまでテレビドラマ界で活躍、本作でサンダンス映画祭監督賞を受賞したジル・ソロウェイ。レイチェル役に『なんちゃって家族』のキャスリン・ハーン、ストリッパーの少女を今ハリウッドで大注目の若手女優の一人であるジュノー・テンプルが演じる。

サンダンス映画祭監督賞受賞、インディペンデントスピリット賞新人脚本賞ノミネート、そしてクエンティン・タランティーノが選ぶ2013年度べスト映画ランキングで堂々の第1位を獲得した話題作だ。


    • 製作:2014年,アメリカ
    • 日本公開:2015年11月7日
    • 上映時間:98分
    • 原題:『Afternoon Delight』

予告

あらすじ

一見、全てが順調に思える生活を送る主婦のレイチェル(キャスリン・ハーン)。しかしエリートで優しい夫とのセックスレスの日々が続き、女としての魅力を失っていく焦りを常に感じていた。不満はないはずなのに……しかし、レイチェルは心理カウンセラーに相談を持ちかけるほどに思い悩んでいた。
午後3時の女たち
そんなある日、レイチェルは友人たちとストリップクラブに出掛け、そこで幼さを残しながらもセクシーな魅力を放つストリッパーのマッケナ(ジュノー・テンプル)と出会う。そして、住む場所が無いマッケナを家族皆で暮らすレイチェルの家に住まわせることに。
午後3時の女たち
実はマッケナはストリッパーだけではなく、娼婦でもあった。エロティックな技術をマッケナからレクチャーされ、今まで知らなかった世界に踏み入っていくレイチェル。彼女の人生に対する考え方が変わっていく……


映画を見る前に知っておきたいこと

クエンティン・タランティーノの映画ランキングとは?

年間ランキング、オールタイムベストランキング、カテゴリー別ランキングなど、タランティーノが様々な時期や括りの中で、独自に選定・公表しているランキングだ。

今回紹介した作品『午後3時の女たち』が選出されたのはこの中の年間ランキングで、これはその年に公開された映画でタランティーノが観た作品の中から、自身で選出した上位作品を発表するランキングとなっている。

ここで発表があった年度のランキング上位作品と、本作『午後3時の女たち』が1位に選ばれた現時点で最新となる2013年度のベスト10を紹介してみよう。ちなみに2012年は自身の映画『ジャンゴ』の制作で多忙だった為に発表はなかった。

年間ランキング

2009年
1位 『アバター』
2位 『スター・トレック』
3位 『スペル』
4位 『素敵な人生の終り方』
5位 『ゾンビランド』

2010年
1位 『トイ・ストーリー3』
2位 『ソーシャル・ネットワーク』
3位 『アニマル・キングダム』
4位 『ミラノ、愛に生きる』
5位 『塔の上のラプンツェル』

2011年
1位 『ミッドナイト・イン・パリ』
2位 『猿の惑星: 創世記』
3位 『マネーボール』
4位 『私が、生きる肌』
5位 『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』

2013年ベスト10
1位 『午後3時の女たち』
2位 『ビフォア・ミッドナイト』
3位 『ブルージャスミン』
4位 『死霊館』
5位 『ドリンキング・バディーズ 飲み友以上、恋人未満の甘い方程式』
6位 『フランシス・ハ』
7位 『ゼロ・グラビティ』
8位 『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』
9位 『ローン・レンジャー』
10位 『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』

ちなみにオールタイムベストランキングで、タランティーノの人生におけるベスト作品第1位に選ばれることが多い作品は『続・夕陽のガンマン』。多いと表記したのは、「好きな作品が多過ぎて選べない」「その時は忘れていた」「感性の変化」などの理由から、頻繁にランキングが入れ替わってしまうからだ。

その他カテゴリー別ランキングでは、お気に入りの殺戮シーン第1位に『シャドー』、最高にかっこいい映画第1位に『リオ・ブラボー』、そして1992~2009年のベスト20第1位には日本映画の『バトル・ロワイアル』が選ばれている。

母親の影響で幼い頃から映画に触れ、監督・脚本業に就く以前はビデオショップで店員をしながら数え切れないほどの作品を見ていたというタランティーノ。そのオタクっぷりが発揮される彼のランキングは、映画ファンの間ではすっかり御馴染みとなっていて、選出された作品が商業的に受ける恩恵も少なくないものとなっている。

-コメディ, ヒューマンドラマ, 洋画

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。