映画を観る前に知っておきたいこと

【劇場版 蒼き鋼のアルペジオ −アルス・ノヴァ− Cadenza】近未来SFアニメ

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劇場版 蒼き鋼のアルペジオ −アルス・ノヴァ− Cadenza

近未来の地球を舞台に、突如現れた“霧の艦隊”と呼ばれる謎の軍艦群に戦いを挑む人々の姿を描いたSFアニメ。「ヤングキングアワーズ」に連載中の同名コミックを基に、13年に放送されたテレビシリーズを再編集した前作『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァ DC』の続編である本作は、テレビシリーズのその後を描いた完全オリジナルストーリーである。

迫力満点のバトルシーンから美少女キャラクターまですべて3DCGで制作された意欲作だ。

    • 製作:2015年,日本
    • 日本公開:2015年10月3日
    • 上映時間:105分
    • 原作:コミック「蒼き鋼のアルペジオ」Ark Performance(アーク・パフォーマンス)

予告

『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza』予告編

『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza』特報第2弾

あらすじ

21世紀中盤、地球温暖化に伴う海面上昇により地形が大きく変動した。それにより人類は地上での版図を大きく失っってしまった。その混乱に呼応するかのように世界各地に現れた“霧の艦隊”にすべての海域を封鎖され、人類は疲弊の一途を辿っていた。劇場版 蒼き鋼のアルペジオ −アルス・ノヴァ− Cadenza

「千早群像、私に、乗って。」

横須賀・海洋総合学院の士官候補生・千早群像の前に現れた霧の艦隊の潜水艦「イ401」。敵であるはずの「イ401」だったが、そのメンタルモデル・イオナは群像に「イ401」に乗るよう促す。閉塞した現状を打破するため、学院の同級生らと共に「イ401」に乗り込み、艦長として指揮を執る群像のもとに、日本政府高官である上陰龍二郎から極秘の依頼が届く。それは「人類の切り札を、アメリカに届けて欲しい」というものだった。日本が開発した対「霧」最終兵器・“振動弾頭”のサンプルを、量産のために米軍に届けるのだ。劇場版 蒼き鋼のアルペジオ −アルス・ノヴァ− Cadenza上陰の依頼を受け、アメリカを目指す「イ401」の前に立ちはだかるのは、大戦艦コンゴウを旗艦とする霧の東洋方面第一巡航艦隊。重巡洋艦タカオ、マヤ、大戦艦ハルナ、キリシマだった。劇場版 蒼き鋼のアルペジオ −アルス・ノヴァ− Cadenza次々に襲いかかる霧の艦船との戦いの中、イオナは成長していく。人類と霧のメンタルモデル、それを隔てるものは何か。コンゴウとの壮絶な決戦を経て、サンディエゴに「人類の切り札」を届けた群像たちの次なる目的は?そして新たに立ちはだかる影は……

映画を見る前に知っておきたいこと

総集編『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァ DC』で予習

本作『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ −アルス・ノヴァ− Cadenza』はテレビアニメシリーズのその後を描いた完全新作である。テレビアニメシリーズは全12話あるが、原作は「ヤングキングアワーズ」で連載中ということもあって、登場人物が一部削られ設定も変更されている部分がある。ヤマトや千早翔像、ゾルダン、上陰と北以外の政府・統制軍関係者などは登場しない。

映画館で本作『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ −アルス・ノヴァ− Cadenza』を見る上で、続編である以上それまでのあらすじはおさえておきたいところだが、テレビアニメシリーズでも全12話あるので劇場版の前作となる『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァ DC』を抑えておくと良いかもしれない。こちらはテレビシリーズを再編集し、さらに新規映像として東洋方面巡航艦隊の生徒会ことヒエイ率いる部隊との戦いを追加したディレクターズ・カット(DC)版となっている。とりあえずは『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァ DC』を見ておけば本作は楽しめる。映画のクオリティは好評だが、それでも原作コミックからのファンからすると設定などに不満もあるようなので原作を読んで、連載も楽しむのが一番おすすめではあるが……

ちなみに原作コミックは100万部を超える売り上げを記録している。連載している雑誌が「ヤングキングアワーズ」ということを考えると数字以上に凄い売り上げだと思う。テレビアニメ化の影響もあったと思われるが、放送したテレビ局も多くなく、またCGアニメは好き嫌いも別れるので、原作の評価の高さを表した数字といえる。

『劇場版蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- DC』特報


「蒼き鋼のアルペジオ」の作者Ark Performance

「蒼き鋼のアルペジオ」の作者であるArk Performanceは、石川考一と光吉賢司の共同筆名である。役割分担は、石川がストーリーを担当し、光吉が作画を担当する。また2人以外にも共同で作業する者がおり、筆名を共有する人数が変動することもある。

-SF, アニメ映画

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