映画を観る前に知っておきたいこと

湯を沸かすほどの熱い愛
宮沢りえ主演最新作!

湯を沸かすほどの熱い愛

最高の愛を込めて、葬(おく)ります。
“死にゆく母と、残される家族が紡ぎだす愛”という普遍的なテーマを、想像できない展開とラストにより、涙と生きる力がほとばしる、驚きと感動の詰まった物語。

中野量太監督のオリジナル脚本に「心が沸かされた」と出演を決めたのが宮沢りえでした。彼女の映画主演は、2014年日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ、その年の賞レースを総なめにした『紙の月』以来です。他人とつながることができなかった『紙の月』の梅澤梨花役から一転、今度は人間味溢れる普通の“お母ちゃん”双葉役に挑みます。

さらに、気弱で引きこもり寸前の娘・安澄には、今もっとも注目の実力派若手女優・杉咲花。、頼りないけどなぜか憎めないお父ちゃんを演じるのはオダギリジョー。旅先で知り合った双葉の母性に触れ、人生を見つめ直していく青年・拓海役に松坂桃李。豪華キャストの共演も映画の見所となっています。


予告

あらすじ

銭湯「幸の湯」を営む幸野家だったが、父が1年前にふらっと出奔し銭湯は休業状態に。母・双葉(宮沢りえ)は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら、女手ひとつで娘・安澄(杉咲花)を育てていた。

湯を沸かすほどの熱い愛

© 2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会

そんなある日、双葉は突然の余命宣告を受ける。その日から、彼女は、「絶対にやっておくべきこと」を決め実行していく。

家出した夫(オダギリジョー)を連れ帰り家業の銭湯を再開させる。気が優しすぎる娘を独り立ちさせる。娘をある人に会わせる……

湯を沸かすほどの熱い愛

© 2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会

母の行動は、家族からすべての秘密を取り払うものだった。ぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく家族。そして母から受けた大きな愛でつながった家族は、究極の愛を込めて母を葬(おく)ることを決意する。


映画を観る前に知っておきたいこと

宮沢りえ2年ぶりの主演作となる本作は、前作『紙の月』とはまったく違う役どころとなっています。『紙の月』ですっかり彼女の演技の虜となってしまっただけに、再び賞レースを賑わしてくれるのではないかと期待しています。

宮沢りえ2年ぶりの主演作

宮沢りえ

© 公式サイト

11歳の頃にモデルとしてデビューし、1987年、CM「三井のリハウス」の初代リハウスガール“白鳥麗子”役で注目を集め、一躍トップアイドルとなった宮沢りえ。1990年代初頭、彼女がまだ10代の頃は奇抜な話題作りが先行していた。

中でも、絶頂期の18歳に出したヘアヌード写真集「Santa Fe」は155万部のベストセラーとなり、現在でも芸能人写真集の最高売上部数である。当時、大きな話題をさらったのを未だに覚えている。

また、婚約解消、また男性関係、さらに激痩せしたことによる拒食症の噂など、この頃はスキャンダラスなイメージも強かった。その後アメリカサンディエゴへ移住し、一時期は芸能活動休止状態となっていたが、復帰後は完全に演技派女優としてのイメージが定着している。

そして2014年の『紙の月』での梅澤梨花役は、彼女を演技派女優から大物女優に変えてしまうほど圧巻の演技だった。東京国際映画祭コンペティション部門最優秀女優賞、日本アカデミー賞でも最優秀女優賞という受賞歴もそれを物語っている。

彼女のこれまでの経験が、梅澤梨花という危険な女性の魅力を体現してみせたのかは知る由もない。しかし気が付けば、僕も彼女の演技がもっと見たいと思うようになっていた。

本作は、2年ぶりの宮沢りえ主演作としても話題を集めるだろう。しかも今度の役柄は一転、人間味溢れる普通の“お母ちゃん”だ。

2009年に結婚した彼女は女児を出産し、母親となっている。しかし今年、彼女の離婚が報じられた。決して良い話ではないが、本作の双葉役と重なる彼女の経験は再び素晴らしい演技を予感させる。

特異な人生を歩んできた彼女だが、今回は一人の母親としての宮沢りえの等身大の演技がそこにある。

「私たち夫婦は、幾度かの話し合いを重ね、このたび離婚が成立いたしました。新たな気持ちで、役者として、母として、一人の人間として、これからも前進していこうと思います。何卒ご理解いただき、温かく見守っていただけましたら幸いです」

宮沢りえ

© nikkansports.com

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