映画を観る前に知っておきたいこと

【進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンドオブザワールド】賛否両論の結果となった実写版、後編で巻き返しなるか

投稿日:2015年8月24日 更新日:

進撃の巨人 エンドオブザワールド

知らない人はいないだろう漫画「進撃の巨人」の実写版後編。前作に引き続き、監督は樋口真嗣。賛否両論の結果となった実写版だが、後編で巻き返しなるか。ここで紹介する動画はTVなどでは放送できない映像を含んだPG12のもの。グロテスクさが際立つ映像になっている。

  • 製作:2015年,日本
  • 日本公開:2015年9月19日
  • 上映時間:88分
  • 原作:漫画『進撃の巨人』諫山 創
  • 進撃の巨人 コミック 1-16巻セット (講談社コミックス)

予告

あらすじ

100年以上ぶりに姿を見せた超大型巨人に、多くの人たちが犠牲となった。生き残ったエレン(三浦春馬)は調査兵団の一員となり、外壁修復作戦を決行。しかしそこに現れた巨人と戦闘状態に。戦闘中、絶体絶命のピンチに陥ったアルミン(本郷奏多)をかばい、エレンは巨人に飲み込まれてしまう。

エレンが捕食された現場を目の当たりにし、心神喪失状態となるアルミン。だがその直後、謎の黒髪の巨人が出現しほかの巨人たちを攻撃しはじめる。人類の存亡をかけた巨人との戦いに果たして勝機はあるのだろうか。

映画を見る前に知っておきたいこと

賛否両論の実写版

一足早く公開された実写版の前編『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』。賛否両論の正体は、やはり原作の不動の人気にあるのだろうと思われる。というのも、原作はあまりにも作品として完成されすぎている。

世界観、キャラクター、コンセプト、作画、どれをとっても斬新で、それでいてよく調和している。原作の出来について言及しだすとどこまでも話が逸れていくのでここでは割愛するが、その完成度ゆえに期待感も大きく、実写版の賛否を呼ぶ評価は多くの期待に応えられなかった結果だと思っている。

ではどう見るか。

特撮だけを見に行くのが良い

素直に作品を楽しもうと思うならこれに限る。ジュラシックワールドに似たアトラクション的な楽しみ方がこの作品には良く合っている。原作にあるようなキャラクターの魅力、巨人達のえも言われぬ不気味さ、戦闘のスピード感、世界観の美しさ、ただのスプラッターではない残酷さ、手に汗握るストーリー展開、一切期待しない方が良い。

酷評されすぎてて逆に勉強という意味で見に行く分にはそれも面白いかもしれない。

さて、後半のエンドオブザワールドはどんな出来になっているのか。前篇で巨人のグロテスクさを存分に見せつけた後の後篇は「巨人vs巨人」のVFX。ゴジラvsメカゴジラみたいな。特撮の王道パターンのような気もする。

払ったお金の元が取れるかどうかは若干心配ではある。

絶賛レビューの秘密

7月半ば、仕事上で実写進撃の絶賛レビューを依頼されお断りしました。
各所、ライターや作家が同じような言葉で絶賛しているのは、そういう依頼があるからです。
こういった慣習、もうやめにしませんか?
引用:Yahoo映画(Link先※ネタバレ)

少し話は逸れるが、この映画の前篇についてYahoo映画でのレビューが話題になっていることを取り上げないわけにはいかない。レビューそのものよりも最後のこの文章。どの業界でもあることとは言え、全国民がインターネットを経由して評論できる今となっては、昔ほど効果的ではないだろう。むしろ期待を裏切るリスクの方が大きい気がする。

-アクション, 邦画

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