映画を観る前に知っておきたいこと

BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント
世界中で愛された脚本家、最後の作品

BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント

小さな少女でも、世界は変えられる。
大きな友達と、勇気さえあれば…

­スティーブン・スピルバーグ×ディズニーで贈る、一人ぼっちの少女と人間を食べない孤独な“やさしい巨人”の友情を描いたファンタジー・アドベンチャー。イギリス児童文学界の巨匠として知られるロアルド・ダールが1982年に発表した「オ・ヤサシ巨人BFG」を原作に、最新の映像技術で見せる夢のある世界観は子供から大人まで楽しめる。


予告

あらすじ

イギリス・ロンドンの児童養護施設。そこで暮らしている好奇心旺盛な少女ソフィーは、真夜中に何かがやって来る気配を感じた。それは午前0時ではなく、決まってソフィーだけが起きている深夜3時だった。ソフィーは何かの気配に誘われて窓の外を見てしまうと、そこには巨人の姿が!

窓から入ってきた巨大な手は、ベッドに逃げ込むソフィーをあっという間に連れ去ってしまった。巨人の国へと連れて行かれ、今に自分は食べられてしまうと怖がるソフィー。しかし、その巨人は寝ている子供たちにラッパで夢を吹き込む“やさしい巨人(BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)”だった。それを知ったソフィーは安心し、次第に“やさしい巨人”と心を通わせ、奇妙な友情と信頼関係を築いていく。

BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント

© 2016 Storyteller Distribution Co., LLC.

一人ぼっちだったソフィーと、人間を食べない孤独な“やさしい巨人”は、他の人食い巨人たちに見つからないように一緒に暮らしていた。そんな二人の楽しい時間をよそに、巨人の国では人食い巨人たちが毎晩どこかの国に出掛けて行っては人間を食べている。

BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント

© 2016 Storyteller Distribution Co., LLC.

ある時、人食い巨人たちがイギリスの人間を食べにいくという話を聞いてしまったソフィーは、“やさしい巨人”と協力してどうにか阻止できないかと考えた。そこで二人はイギリス王妃に人食い巨人たちのことを伝える計画を立てるのだった……


映画を観る前に知っておきたいこと

2015年、本作の脚本を最後にメリッサ・マシスンの訃報が届けられたことで、スピルバーグ最新作は、『E.T.』(82)の脚本を手がけた彼女の遺作となってしまった。

児童文学を原作とし、命の大切さを教えてくれるこの映画。『E.T.』世代の大人たちにとっては、また別の視点からそのメッセージを教授できる作品なのだ。

メリッサ・マシスン

スピルバーグ監督の代表作『E.T.』で脚本を手がけたメリッサ・マシスン。上の写真はスピルバーグ監督(左)とマシスン(右)、当時の二人だ。

今ではSF映画の金字塔となった『E.T.』誕生の裏には、彼女の存在が大きく関係している。スピルバーグ監督が、マシスンに宇宙人が登場するSF映画『ナイト・スカイズ』の脚本を依頼したところ、彼女は『E.T.』の原型となる脚本を完成させてしまったのだ。

しかし、『ナイト・スカイズ』を制作する予定だったコロンビア・ピクチャーズはマシスンの脚本を酷評。そこでスピルバーグ監督がユニバーサル映画に構想を持ち込んだことで『E.T.』の製作がスタートした。この時、『E.T.』が映画史上最大の興行収入を記録するなんて誰一人想像もしていなかった。

本作の脚本はロアルド・ダールの「オ・ヤサシ巨人BFG」を原作に執筆されているので、正確には脚色という立場になるが、スティーブン・スピルバーグとメリッサ・マシスンという伝説のコンビを味わえるのはこれが最後のチャンスとなる。

「メリッサのハートは愛と寛大さに満ち、彼女が生み出したE.T.のハートと同じくらい目映いものでした。」

スティーブン・スピルバーグ 公式声明

出典:livedoor News

ロアルド・ダール

原作を手掛けているイギリス児童文学界の巨匠ロアルド・ダールは、映画との関係も深い。

ダールの代表作「マチルダは小さな大天才」は1988年の発売以来、イギリスで児童書部門の売り上げ1位を独走し、映画化もされている。また彼は、ティム・バートン監督作品『チャーリーとチョコレート工場』(05)の原作者でもある。

日本ではあの宮崎 駿がダールのファンとして知られ、『紅の豚』(92)や『風立ちぬ』(13)にはダール作品へのオマージュが見られる。

子供だけではなく、大人からも愛されるダールの「オ・ヤサシ巨人BFG」は、子供に読み聞かせるうちに自分も入り込んでしまったという大人が非常に多い。

「小さな少女でも勇気さえあれば巨人を動かし、世の中を大きく動かすこともできる。この作品は『E.T.』と同じく、ファンタジーを超えたリアルな感覚を盛り込んだおとぎ話だ。」

スティーブン・スピルバーグ

出典:公式サイト

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