映画を観る前に知っておきたいこと

ブラックハット 天才ハッカーとテロリストのスリリングな頭脳戦

投稿日:2015年4月1日 更新日:

『ヒート』『コラテラル』の巨匠マイケル・マン監督、5年ぶりとなる最新作はサイバーテロをテーマに描くサスペンスアクション。世界中で多発するネットワーク不法侵入者(ブラックハット)による凶悪犯罪。事件解決のためには投獄中の天才ハッカーの力が必要だった。主演クリス・ヘムズワースが正体不明の犯人とスリリングな対決を繰り広げる。


  • 製作:2015年,アメリカ
  • 日本公開:2015年5月8日
  • 原題:『Blackhat』
  • 上映時間:133分

予告

あらすじ

何者かのネットワーク不法侵入により香港の原子炉が爆破され、アメリカの金融市場も大打撃を受けた。未曾有のサイバーテロの始まりだった。アメリカと中国は共同捜査チームを作って犯人逮捕に乗り出すが犯人の正体が掴めずにいた。事件解決のため白羽の矢が立ったのは、違法なハッキング行為で投獄されていた天才プログラマーのハサウェイだった。彼は自由になることを条件に捜査に協力する。

犯人からは要求も声明もない。しかし正体不明、目的不明、追跡不能な犯人が使用しているシステムはかつてハサウェイが作り出したプログラムを応用したものだった。犯人とハサウェイによる一進一退の壮絶な頭脳戦が繰り広げられる。そしてハサウェイと共同捜査チームは犯人を追いつめるべく、ロサンゼルスから香港、マレーシア、ジャカルタと世界中を飛び回る。

映画を見る前に知っておきたいこと

映画評論家・蓮實重彦のマイケル・マンに対する評価

映画評論家・蓮實重彦はマイケル・マンをフランスの映画監督であるエリック・ロメールの域に達していると絶賛していた。マイケル・マンは重厚なクライムサスペンスを得意とし、これまでの作品の一般的な評価は、激しい銃撃戦や爆破、空撮、ボートやヘリなど様々な乗り物を使用した臨場感ある映像などが中心だ。しかしエリック・ロメールはフランスのヌーヴェル・ヴァーグの重要人物であり、その作風は男女の恋愛模様を軽快なタッチで描くものだった。

あえてエリック・ロメールを引き合いに出したのは蓮實重彦がマイケル・マンの卓抜した演出手腕にスポットを当てたからだ。例えば『コラテラル』のトム・クルーズをおさめた最後のロングショットからマイケル・マンの知能指数の異様な高さを指摘するなど、独特な観点から語っている。本作でもアクションシーン以外にも構図や、間の取り方、台詞回しなどこうした演出面に注意して見るとアクション映画の枠を超えて楽しめるかもしれない。

監督・キャスト

監督・マイケル・マン

マイケル・マンアメリカの映画監督・脚本家・映画プロデューサー。スタンリー・キューブリックの『博士の異常な愛情』に影響され映画監督になることを決意した。製作総指揮を務めた大ヒットTVシリーズ「マイアミ・バイス」で一躍その名を知らしめる。映画監督としては1992年の『ラスト・オブ・モヒカン』、1995年の『ヒート』、2004年の『コラテラル』などが代表作である。激しい銃撃戦や爆破、空撮、ボートやヘリなど様々な乗り物を使用した臨場感ある映像を駆使した重厚なクライムサスペンスを得意とする。

クリス・ヘムズワース:(ハサウェイ)

クリス・ヘムズワースオーストラリアの俳優。2011年に公開されたマーベル・コミック原作の映画『マイティ・ソー』で主人公のソーを演じた。また、2012年公開の『アベンジャーズ』、2013年公開の『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』でも同役で出演している。アクション俳優としての活躍が多い。

-アクション, 洋画

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