映画を観る前に知っておきたいこと

チャッピー ギャングになった人工知能

投稿日:2015年4月19日 更新日:

2016年、南アフリカの犯罪多発地区ヨハネスブルグで世界初の人工知能(AI)を搭載したロボットが生まれる。驚異的な学習能力を持つロボットは人類の理想なのか、それとも敵なのか。全世界で大ヒットした『第9地区』『エリジウム』のニール・ブロムカンプ監督が自ら脚本を執筆したオリジナルのSF作品で観客を未知の体験へ誘う。

本作は日本の公開に合わせて、R18にしないため暴力的な描写などがカットされた。編集作業は監督賛同のもと世界観を損なわないように配慮されている。


  • 製作:2015年,アメリカ
  • 日本公開:2015年5月23日
  • 原題:『Chappie』
  • 映倫区分:PG12
  • 上映時間:120分

予告

あらすじ

舞台は2016年、南アフリカの犯罪多発地区ヨハネスブルグで世界初の人工知能(AI)を搭載したロボットが生まれる。チャッピーと名付けられたそのロボットは子供の心を持っていた。子供と同じように学習して成長していくはずだったが、起動して間もないチャッピーはギャングにさらわれてしまう。
チャッピーそしてチャッピーは驚異的な学習能力でギャングとしての生き方を学んでいく。やがて科学者たちから、その存在を危険視されるようになり、次第に追いつめられていくこととなる。ただ「生きる」ことが目的のチャッピーは人知を超えた行動に移る・・・

映画を見る前に知っておきたいこと

人工知能の最前線

本作でチャッピーに搭載された人工知能(AI)は自分で考え、そして感情を持つまで進歩したものだった。実際、2015年現在の人工知能(AI)はどこまで進化しているのだろう。

今最も注目されている技術がある。それはディープラーニングと呼ばれる人間の脳のメカニズムを参考にした技術だ。これによりコンピューターが概念や意味を理解する力を獲得した。例えば「日本語の良し悪し」など、人間が生活の中で長い時間をかけて覚える感覚的なものまで扱えるようになったのだ。これまでは人間がコンピューターに物事の見分け方を教えていたが、それが完全に自動化されるところまで来ているのだ。

人工知能の脅威としてよく上げられるのが「人類を超える速度で人工知能が科学技術を自動的に進化させる」ことだがディープラーニングはその始まりなのかもしれない。本作の舞台になっているのが2016年だが、これだけ近い将来を描いたSFはあまりない。それほど急速に進化しているのが人工知能なのだ。映画を見終えたら、人工知能は人間にとって便利なものなのか、それとも脅威なのか、是非を考えてみてほしい。

-SF, ギャング・マフィア

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