映画を観る前に知っておきたいこと

【ヴィヴィアン・マイヤーを探して】世界が絶賛!奇跡のアート・ドキュメンタリー

投稿日:2015年10月6日 更新日:

ヴィヴィアン・マイヤーを探して

オークションで偶然発見された、謎の天才写真家ヴィヴィアン・マイヤー。彼女の作品が発表されていたら、20世紀の写真史は変わっていたかもしれない。そのミステリアスな生涯と、発見に至るまでを描き、第87回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にもノミネートされた奇跡のアート・ドキュメンタリー!

ヴィヴィアン・マイヤーの写真を落札したジョン・マルーフ本人が監督を務め、関係者へのインタビューなどを通して、彼女の謎めいた人物像に迫っていく。


  • 製作:2013年,アメリカ
  • 日本公開:2015年10月10日
  • 上映時間:83分
  • 原題:『Finding Vivian Maier』

予告

あらすじ

2007年、シカゴ在住の青年ジョン・マルーフが、オークションで写真のネガ・フィルムの詰まった箱を、わずか380ドルで落札した。偶然発見したその一部を自身のブログに掲載すると、世界中から絶賛の声が止むことなく寄せられた。この発見を世界の主要メディアが取り上げ、発売された写真集の売り上げは全米1位を記録、ニューヨーク・パリ・ロンドンで開催された写真展は大盛況となる。
ヴィヴィアン・マイヤーを探して
世界中で話題となったこの写真の撮影者の名はヴィヴィアン・マイヤー。既に他界しており、彼女の職業は写真家ではなくベビーシッター・家政婦といったものだった。生前、15万枚以上の作品を残しながらも1枚も公表することがなかった彼女。写真家ではない彼女が何故これほどまでに優れた写真を撮れたのか?そして、誰にも作品を見せなかった理由とは?
ヴィヴィアン・マイヤーを探して
ヴィヴィアン・マイヤーのことを知る関係者へのインタビューや、系図学者の考証によって、その謎めいた生涯と人物像が徐々に明らかになっていく——


映画を見る前に知っておきたいこと

ヴィヴィアン・マイヤーが撮った写真

ヴィヴィアン・マイヤーは1926年にフランスで生まれ、25歳の時にアメリカに移住。その後、40年間ベビーシッターや家政婦として暮らしていたそうだ。終生独身で、友人も少なく、また晩年は路上生活者同然だったようで、孤独で貧しい女性だった。

そんな彼女が撮り溜めた膨大な数の写真は、仕事で子供たちと出掛けた際に撮ったストリートスナップが中心となっている。彼女は街中で出逢う人々にカメラの目を向け続けた。子供、若者、老人、裕福な人間、低所得者、路上生活者、権力者、犯罪者、ありとあらゆる人間と、そして自分自身に。

孤独だった彼女にとっては、全ての人間が等しく距離を置いた存在だったのかもしれない。自分自身すらも写真の中に落とし込み、そこでひっそり世界と繋がっていたのだろうか。

しかしその死後、素晴らしい写真の数々は、彼女と共にひっそり眠ることを許されなかった。ひょんなことから衆目の前に現れたヴィヴィアン・マイヤーの作品は、既に写真界の歴史の一部にまでなっている。写真集やオフィシャル・ウェブサイトで、その作品の数々を是非見て欲しい。彼女がこのことをどう思うかわからないが、あまりに素晴らしいのだ……

ヴィヴィアンが日本を訪れていたかもしれない?

ジョン・マルーフ監督のもとには、まだ現像されていない膨大な数の写真ネガが残っているそうだ。ヴィヴィアンには8ヶ月間世界を旅行したという記録があり、フランス、イタリア、メキシコ、カナダ、エジプト、イエメン、インドなどで撮られた写真が確認されている。アジアだと上海のものと、日本の東京で撮られたと思わしき写真があるそうだ。まだ断定はできないが、これからヴィヴィアンの撮った日本の写真がたくさん出てくる可能性もありそうだ。

-ドキュメンタリー, 洋画

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