映画を観る前に知っておきたいこと

フォーカス ウィル・スミスとマーゴット・ロビーの騙し合い

投稿日:2015年1月28日 更新日:

フォーカス タイトル

「誰だってだませるさ。相手の視点(フォーカス)を完璧にそらす術を身につければ―。」ウィル・スミスが天才詐欺師に扮するクライム・サスペンス『フォーカス』。30人のプロ詐欺師集団のボスと、彼が育てた天才女詐欺師との愛と富とプライドを賭けた騙しあい。

  • 製作:2015年,アメリカ
  • 日本公開:2015年3月28日
  • 原題:『focus』
  • 上映時間:105分

予告

あらすじ

30人ものプロ詐欺師を束ね、あらゆる場所で大金を稼ぐ超一流の詐欺師ニッキー(スミス)。ある日、彼は美しい女詐欺師ジェス(マーゴット・ロビー)を出会い、チームに入れて欲しいと懇願される。ニッキーは、ジェスを鍛えれば最高の詐欺師になると見込んで犯罪のプロとして育てていくうちに、彼女に特別な感情を抱くように。恋愛は人生の枷にしかならない。そう考えるニッキーはリタイアできるほどの大きなヤマに勝った後、彼女に大金を渡し、忽然と姿を消してしまう。

そして数年後―
ニッキーはブエノスアイレスのモータレース会場で、一世一代の大仕事を仕掛けていた。しかし、そこに見違えるように成長したジェスがライバル詐欺集団の一員として姿をあらわしたのだった。かつて愛した女の登場に動揺するニッキー。大金がうごめく中、世界的大富豪を巻き込んで繰り広げられる2人の騙し合い。騙すか、騙されるかの2択しかない世界に訪れる結末とは。
主演を演じるウィル・スミス

映画を見る前に知っておきたいこと

最後まで騙されずに見ることが出来るか

ハリウッドのトップスター、ウィル・スミス主演の最新作。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でハリウッドの新たなセクシーアイコンとして注目を集めたマーゴット・ロビー。そして、世界最高の偉大なるスリ師、アポロ・ロビンスがこの作品を監修しているということでも話題の作品だ。

スリ師といっても、相手の注意を逸らす”ミスディレクション”の技術を使ったパフォーマンスや講演、犯罪コンサルタントなどで生計を立てている人物。2001年に出演したアメリカの番組で、2、3分の会話のうちにシークレットサービスのエージェントの持ち物を全て盗んでしまうという神業を披露した。インターネット上で世界中の著名人、知識人の講演を公開しているTEDtalksに出演し、話題になった事もある。言うなればミスディレクションのプロ。相手の注意を逸らす技術だけでご飯を食べている人だ。

TED アポロ・ロビンス”注意を惹き付ける妙技”

アポロ・ロビンスがどこまで関わっているのかはわからないが、彼が監修しているということで結末には期待が集まる。『フォーカス』はストーリーの時系列を巧みに組み替えて観客を騙しにかかるという。過去と現在が交錯し、あらゆる手を使って視点を逸らされた観客に待っているのは、とんでもない大どんでん返し。最後まで騙されずに見ることが出来るかどうか・・・

監督は『ラブ・アゲイン』で世の中にありふれたロマンティック・コメディというジャンルにありながら、新鮮な脚本で各方面から高い評価を受けたグレン・フィカーラ&ジョン・レクア。クライム・サスペンスにも新しい風を吹かせてくるか。

監督・キャスト

ウィル・スミス:(ニッキー)

ウィル・スミスジャンルを問わず興行収入1億ドル(約117億円)のメガヒットを飛ばしまくるドル箱俳優。2008年には「最も稼いだ俳優版付け」1位を獲得。ちなみに同年の収入は8000万ドル(約86億円)。

マーゴット・ロビー:(ジェス)

マーゴット・ロビーマーティン・スコセッシ監督の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でトップ女優の仲間入りを果たした。スコセッシ監督にはめちゃくちゃ気に入られていて、彼の誕生日パーティーでは常に隣に座らせられていたらしい。有名になった事に対しては「私は何も変わらないけど、周りはすごく変わった」とややドライなコメントをしている。

フォーカスの感想。※結末のネタバレあり

-ミステリー・サスペンス, 洋画

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