映画を観る前に知っておきたいこと

【GAMBA ガンバと仲間たち】戦う大人が見るべきアニメ

投稿日:

今から約40年前の1972年に刊行された一冊の児童文学「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」。小さなネズミを主人公にしたその壮大な冒険物語は、子どもたちのみならず、大人をも魅了し、1975年にはテレビアニメ版「ガンバの冒険」として放送され人気を博した。そんな名作を、『ALWAYS 三丁目の夕日』や『STAND BY ME ドラえもん』の映像制作会社・白組によって構想15年、製作期間10年を経て3DCGアニメーション『GAMBA ガンバと仲間たち』として新たに生まれ変わる。

さらにこのプロジェクトは海外まで広がり、エグゼクティブ・プロデューサーは、『スパイダーマン』『アイアンマン』『X-MEN』のプロデューサーとして知られるアヴィ・アラッドが務め、音楽は第86回アカデミー賞作品賞をはじめ3冠に輝いた『それでも夜は明ける』へ楽曲を提供したベンジャミン・ウォルフィッシュが担当した。わざわざ本作のためにロンドンのアビー・ロード・スタジオにて、フルオーケストラで収録した。

世代によっては懐かしい作品であり、子供にとってはまったく新しい最先端3DCGアニメーションのガンバの物語になるだろう。この秋、子供と一緒に見てはどうだろうか。


    • 製作:2015年,日本
    • 日本公開:2015年10月10日
    • 上映時間:92分
    • 上映方式:2D/3D
    • 原作:名作児童小説「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」斎藤惇夫

冒険者たち ガンバと15ひきの仲間 (岩波少年文庫044)

予告

あらすじ

都会の片隅で楽しく暮らしていた町ネズミのガンバとマンプク。彼らはある日、“海は世界で一番広くて大きい”と聞き、海を目指して旅立つのだった。GAMBA ガンバと仲間たち港に着いた2匹が船乗りネズミの宴に参加していたところ、弱りきった島ネズミの忠太が助けを求めて現れる。聞けば、島ネズミたちが白イタチに襲われて苦しんでいるというではないか。ところが、船乗りネズミたちは、敵の白イタチが“ノロイ”だと知った途端に、勝ち目がないと悟り逃げ出してしまうのだった。GAMBA ガンバと仲間たち絶望に打ちひしがれる忠太の姿を目の当たりにしたガンバは、自分だけでも島ネズミを助けようと決意する。夜が明けて、ついに出航の時が来る。だが船には、ガンバの心意気に引かれたボーボ、ヨイショ、ガクシャ、イカサマ、マンプクが乗り込んでいた。GAMBA ガンバと仲間たちいよいよ幕を開ける冒険。ガンバと仲間たちは、どのようにしてノロイに立ち向かうのか!?海の果てで彼らを待ち受ける運命は……


映画を見る前に知っておきたいこと

戦う大人が見るべきアニメ

大切な仲間たちと。
普段、何気なく過ごしている日常の中でも、目の前にあわられる大きな壁にプレッシャーや不安を感じ、心が押しつぶされそうになることがあります。新しくはじまる生活、人間関係や、新たなステップへのチャレンジ…

人や置かれる立場によってその壁は様々ですが、乗り越え、前に進むには、強い意思と力が必要です。
そんな時支えとなってくれるのは、あなたの、周りにいる大切な人たち。一人では越えられないと思う壁であっても、その支えが勇気となって、乗り越えることができる。

この映画は、20㎝ほどの小さなネズミたちが力を合わせ、決して勝てる見込みのない強大な敵に、命懸けで立ち向かっていく冒険物語です。原作の芯を大切にしながら、主人公ガンバの持つ「強い意志」と、仲間たちが一つになってこそ生まれる「強い力」に焦点を当て、見てくれた人に「勇気」を与えられる映画を目指しました。あなたの大切な仲間たちと一緒に、この映画を観に来て欲しいです。

監督:河村友宏・小森啓裕

監督のこんな言葉を聞くと、どうも70年代当時のガンバを知る大人たちに見てほしいようだ。40歳ぐらいになっているだろうこの世代は、確かに働き盛りで会社でもプライベートでも人生の問題を抱えて戦っている真っ最中だろう。そんなおじさんたち(おばさんたち)にガンバで本当に勇気を与えようとしている心意気は素晴らしい。

もう大人になって、あまりに多くを経験してしまったがために冷めた考え方になってしまった人も少なくないだろう。だが、もしこの映画を見るのであれば、それが子供と一緒だったとしても、この監督の心意気に答えて見る側もとことんモチベーションを作ってしまおう。とことん童心に返って世界に入り込んでしまおう。作品としてはクオリティも高く、今をときめくアニメーション映像制作会社・白組に加え、海外のプロデューサーや作曲家まで参加し、内容はもちろん、大人も楽しめるのは間違いない。楽しんでさえしまえば、きっと勇気をもらえるはずだ。

しかし童心に返るまえに、あまりのクオリティの高さに時代の流れを感じてしまうかもしれない。あのガンバが最先端3DCGアニメーションになったことに、ましてや3D上映で見てしまうと歳をとったことを実感してしまうかもしれないが、それも人生である。きっとガンバが助けてくれる!

-アニメ映画, ファンタジー

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。