映画を観る前に知っておきたいこと

ガール・オン・ザ・トレイン
通勤電車の窓から見た不倫現場はやがて……

ガール・オン・ザ・トレイン

人はひとを殺したことを
忘れられるのか?

通勤電車の窓から見た不倫現場。やがてそれは、殺人事件に発展。目撃者の記憶から消えた空白の時間。世界50ヵ国で空前のベストセラーとなったミステリー小説「The Girl On The Train」が映画化!

『プラダを着た悪魔』(06)『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(14)のエミリー・ブラントが目撃者でありながら疑惑の目を向けられ、恐ろしい運命に巻き込まれていく主人公を怪しげな存在感で演じきる。

公式サイトで「初めて体験する衝撃のラストに激震!」と紹介されているが、それ以上にこの物語の設定のおもしろさに注目してほしい!


予告

あらすじ

愛する夫と離婚し、傷つき日々を送るレイチェル(エミリー・ブラント)。落ち込む彼女の唯一の慰めは、通勤電車の窓から見える“理想の夫婦”だった。彼女はかつての夫・トム(ジャスティン・セロー)との生活を“理想の夫婦”に重ね、思いを巡らせる。幸せそうな二人が暮らす場所はレイチェルが離婚する以前に住んでいた家の近く。トムは今その家で、妻のアナ(レベッカ・ファーガソン)と生まれたばかりの娘と新しい人生を始めている。

ガール・オン・ザ・トレイン

© Universal Pictures

ある朝、レイチェルはいつもの車窓から衝撃的な場面を目撃する。それは、“理想の妻”の不倫現場だった。翌日、レイチェルは夫婦の様子が気になり、確認するべく駅を降りる。しかし、彼らの家へ向かったところから記憶がなくなり、気が付けば自分の部屋で大けがをして倒れていた。まもなく“理想の妻”は、死体で発見される。

ガール・オン・ザ・トレイン

© Universal Pictures

なぜか周囲から疑惑の目を向けられるレイチェル。どうやら、あの日の“空白の時間”に原因があるらしい。レイチェルが記憶を取り戻そうとすると、関わる人々の思いがけない秘密が明かされていくことに……


映画を観る前に知っておきたいこと

エミリー・ブラント主演に、世界的ベストセラー小説を原作に持つ作品でありながら、日本で公開する劇場が少ない。その理由は、映画の評価なのか。世界最大の映画批評サイトRotten Tomatoesでも満足度44%と支持されていない。原作や映画の大ヒットとこのギャップについて考える。

原作と映画の違い

「初めて体験する衝撃のラストに激震!」

映画業界もそろそろこの謳い文句の安売りは控えた方がいい。

本作はイギリスの女流作家ポーラ・ホーキンズのベストセラー・ミステリー小説を原作にし、日本より公開が早かった本国アメリカでは初登場第1位にもなっている。しかし、実際に映画を観た人の評価はあまり高くない。

DV、アルコール依存、薬物依存をテーマにし、それぞれ心に疾患を抱える登場人物。そして、通勤電車の窓から見た不倫現場。やがてそれは、殺人事件に発展。目撃者の記憶から消えた空白の時間。わかりやすく興味を引く設定は素晴らしい。

しかし、誰が犯人か?という謎が衝撃のラストを演出するわけだが、登場人物も決して多くないこの作品は容疑者を絞りやすい。意外性に欠けるという意見もあり、そこが評価の分かれ目となっているのではないだろうか。

衝撃のラスト!という煽り方は、どうしてもそこが映画の評価に直結してしまう。ストーリーが秀逸な分、もうちょっと別の捉え方を観客に提供できたのではないかと、少し口惜しさが残る作品だ。

実際、原作小説の感想は「その世界観に引き込まれ最後まで止まらなかった」と、そのおもしろさを称える声も多い。

CAST.STAFF.BACK.

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