映画を観る前に知っておきたいこと

ホーンズ 容疑者と告白の角 ジャンル不能次世代ホラー映画

投稿日:2015年4月10日 更新日:

ホーンズ 容疑者と告白の角

スティーヴン・キングの息子で、その遺伝子を受け継ぐ作家ジョー・ヒルの大ヒットホラー小説を映画化。監督は『ミラーズ』『ピラニア3D』などの新鋭アレクサ­ンドル・アジャ。主演は『ハリー・ポッター』のダニエル・ラドクリフ。

恋人殺害の容疑者となった青年に突然2本の角が生える。その角には人に真実を告白させる力があった。その力で恋人の死の裏に隠された真実を暴いてゆく。誰もがすべてをさらけ出してしまうブラックコメディ的な設定に純愛とサスペンスとダークファンタジーと、あらゆるジャンルが融合した唯一無二の世界観は、まさにジャンル不能。


  • 製作:2013年,アメリカ
  • 日本公開:2015年5月9日
  • 原題:『Horns』
  • 原作:ジョー・ヒルの小説『ホーンズ 角』
  • 上映時間:120分
  • 映倫区分:R15+

予告

あらすじ

恋人メリンを殺され、その殺しの容疑をかけられてた青年イグ。ある夜、メリン殺害の現場で、イグは怒りのままに、置かれていたマリア像を踏み壊し、追悼のロウソクに用を足す。翌日、目が覚めると頭に2本の角が生えていた。その時から、誰もがイグに様々な秘密を打ち明け始める。その角には人に真実を語らせる不思議な力があった。イグはその「告白の角」を使い、メリンを殺した真犯人を探すことを決意する。
ホーンズ 容疑者と告白の角「告白の角」によってイグを取り巻く世界は一変する。母親はイグに二度と会いに来るなと言い、父親は実はメリンのことを愛していたなどと言い出す。人々の欲望や本音が押し寄せるなか、遂に真犯人の手掛かりをつかんだ時、メリンの死のもっとも悲しい秘密が明らかになる・・・

映画を見る前に知っておきたいこと

ジャンル不能、理解可能

この映画、強いて言うならホラーということになるのだが・・・いわゆるホラー映画とは一線を画す。“誰も彼もがすべてをさらけ出してしまうブラックコメディ”、“告白の角をめぐるダークファンタジー”、“恋人殺しの犯人を探すミステリー”、“犯人を見つけ出し復讐するサスペンス”、そして“若い恋人同士のラブストーリー”といったあらゆるジャンルが融合しているあげく、それらが薄まることなく一つの作品に収められているのだ。

ジャンル不能と言うと難解な感じがするが、この作品はけっして敷居が高いわけではない。「人生の中にある初恋や裏切り、復讐……僕が一人の人間として人生に対して深く感じていることを、主人公がすべて経験しているんだ。」とアレクサ­ンドル・アジャ監督が語るように、あらゆる人が共有できるエモーションを抱かせてくれる。実際映画を見ると、少し可笑しくなったり、切なくなったり、感動したり、怖くなったりするわけだ。誰もが普通に持ち合わせる感情に訴えかけるだけで、人を選ぶような類いの作品ではない。それはすでに原作となっているジョー・ヒルの小説『ホーンズ 角』の大ヒットが証明している。

-ファンタジー, ホラー, 洋画

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