投稿日:2015年2月25日 更新日:
衝撃と感動の2部作ついに完結。第1部は2014年11月29日に公開されている。岩明均の同名漫画を『ALWAYS三丁目の夕日』や『永遠の0』の山崎貴監督が映画化。漫画は1988年から1995年まで連載されていたが、今も根強い人気を誇っている。映画では時代背景やストーリーの構成など細かい部分で変更は見られるが、今の時代でもその衝撃と感動は色褪せることはない。普遍的なメッセージを持つ作品だ。
- 製作:2015年,日本
- 日本公開:2015年4月25日
- 原作:岩明均の同名漫画『寄生獣』
ダイジェストPV
https://youtu.be/jfBmSXFPMWo
あらすじ
人間に寄生し人間を補職する新種のパラサイト達。一方人間はパラサイトを殲滅するため特殊部隊を結成する。地球上に生存を許されるのはパラサイトか、人間か。
右手にパラサイト・ミギーを宿す高校生・新一は人間として、組織化された新種のパラサイト達との戦いに挑む。しかしパラサイトの中には、人間の子供を産み、人間との共存を望むパラサイト・田宮良子がいた。母親をパラサイトに殺された新一はパラサイトに憎悪を募らせていたが、複雑な想いを抱えたまま最強のパラサイト・後藤との最後の戦いに挑む。
映画を見る前に知っておきたいこと
原作から20年ようやく映画化
原作の漫画は1988年から1995年まで連載されていたが、当時その過激な描写やストーリーと裏にある哲学的なテーマが高く評価されていた。そしてその人気は未だに根強い。では何故これまで映画化されなかったかというと、2005年にアメリカの配給会社であるニュー・ライン・シネマが原作の排他的な映像化権を獲得し、2013年にその契約期間が終了するまで日本で映画化することができなかったのだ。その後日本国内の数十社によって争奪戦が繰り広げられた。原作終了から20年経っても多くの人から映画化を望まれていたのだ。
人間を一つの種として考えるこの作品のテーマは人間の在り方を問う普遍的なものであり、今でもそのメッセージは多くの人に衝撃を与えると思う。それと同時に描かれる人間ドラマも秀逸で、そこには感動もある。映画を見た人はぜひ原作も読んでみてほしい。
監督・キャスト
監督・山崎貴
『ALWAYS三丁目の夕日』で第29回日本アカデミー賞最優秀監督賞と最優秀脚本賞を受賞。『永遠の0』でも第38回日本アカデミー賞最優秀監督賞と優秀脚本賞を受賞。
染谷将太:(泉新一)
7歳の頃から子役として活動を始める。2011年『ヒミズ』でヴェネツィア国際映画祭の最優秀新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞。2012年『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』では第66回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞。
阿部サダヲ:(ミギー)
俳優として活躍する一方で、「グループ魂」というバンドのボーカル「破壊」としても活動している。本作ではパラサイト・ミギーの声役を務めている。
深津絵里:(田宮良子)
映画では『1999年の夏休み』『踊る大捜査線 THE MOVIE』『スペーストラベラーズ』『阿修羅のごとく』『ザ・マジックアワー』『悪人』『ステキな金縛り』などに出演。ドラマでは『恋ノチカラ』『パラダイスにっぽん』『透明人間』『踊る大捜査線』『きらきらひかる』『カバチタレ!』『西遊記』などに出演。
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