倦怠期を迎えた熟年夫婦。夫を愛しながらも、非日常的なアバンチュールに心をときめかせる女性と、愛する妻の浮気に傷つきながら、懐の深さを見せる夫の人生を変える休日。
- 製作:2013年,フランス
- 日本公開:2015年4月4日
- 原題:『La Ritournelle』
- 上映時間:99分
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3
映画を見る前に知っておきたいこと
- 3.1 倦怠期を迎えた熟年夫婦を暖かく描き出した映画
- 3.2 倦怠期を抜け出すための方法
- 3.3 監督・マルク・フィトゥシ
- 3.4 イザベル・ユペール
- 3.5 ジャン=ピエール・ダルッサン
予告
あらすじ
フランスの北東の田舎町、ノルマンディ。農場を営む夫婦のブリジット(イザベル・ユペール)とグザヴィエ(ジャン・ピエール=ダルッサン)は子供が巣立ってからというものの、穏やかで幸せだけど平凡な毎日を過ごしていた。でも何かが足りない・・・。そう、この夫婦は今まさに倦怠期を迎えていた。それでも刺激と遊び心を忘れないブリジットは、2人に何か変化をもたらそうと努力をするが、実直で無骨な夫は全くの無関心。
そんなある日、ブリジットは隣家のパーティで魅力的な青年パリジャン・スタン(ピオ・マルマイ)と出会う。彼と過ごした刺激的で楽しい時間が、彼女の女心にやわらかい火をつけた。パリとアヴァンチュールという抗し難い誘惑に駆られた彼女は、ついに大胆な計画を企てる。未知なる期待を胸に抱き、ひとりパリ行きの手配を始めるのだった。こうして、ブリジットの人生を変える休日が始まる。
映画を見る前に知っておきたいこと
倦怠期を迎えた熟年夫婦を暖かく描き出した映画
毎日のルーチンワーク、繰り返される日常、そんな日々を過ごす中で、いつの間にか相手への情熱や思いやりが失われてしまうことがあると思います。長年一緒にいるパートナーなら誰しもが経験することではないでしょうか。『間奏曲はパリで』は、そんな熟年夫婦の姿をあたたかい眼差しで描き出し、本国フランスで大きな話題を呼びました。ブリジットは倦怠期を抜け出すために、ひとりパリの街へ。夫のグザヴィエはそんな彼女を見て何を思うのか。この夫婦がどうやって倦怠期を抜け出して、愛を取り戻していくのか。この映画の見所はそんなところでしょうか。
倦怠期を抜け出すための方法
カップルなら誰もが経験したことがあるであろう倦怠期。幸せなんだけど、何かが物足りない。「このままでいいんだろうか?」という漠然とした不安と焦りに襲われますよね。普段なら気にならないことに妙にイライラしたり、突然何の前触れもなく憂鬱が襲ってきたり。具体的な解決策は、いろいろな事が言われています。「共通のゴールを作る。」「旅行に出かけてみる。」「思い出を振り返ってみる。」などなど。女性であれば誰でも、倦怠期を抜け出そうとするブリジットに共感できるでしょう。男性にも、そんな女心を学ぶいい機会になるかもしれません。大切な人がいるのであれば、この映画は一見の価値有りだと思います。
監督・キャスト
監督・マルク・フィトゥシ
フランスでは評価も高く、知名度もある監督だが、日本で公開されるのは本作が初めて。長編4作目。
イザベル・ユペール
フランス映画界を代表する大女優のひとり。どの映画でも、しっとりとした大人の魅力を表現する。ヨーロッパからハリウッドまで幅広く活躍し、アジア映画にも積極的に関わっている。
まさに同じ状況の私達夫婦。一緒にこの映画を観た後は、夫がしばらく優しくなりました。