映画を観る前に知っておきたいこと

【アンフレンデッド】全編パソコンの画面上で展開される異色のSNSホラー!

ローラ・バーンズ

ローラ・バーンズ 呪い
ローラ・バーンズ 友達
ローラ・バーンズ ネットいじめ
ローラ・バーンズ facebook

これらのワードを検索したら呪われる……

全編がパソコンの画面上で展開される異色のSNSホラー!本作のプロデューサーを手掛けるのは、一風変わったホラー映画を製作し続けているジェイソン・ブラム。過去には『パラノーマル・アクティビティ』(07)や『パージ』シリーズ(13/14)が異質ながらも大ヒット記録している。

そんなジェイソン・ブラムがまた新感覚ホラーに挑戦する!


  • 製作:2014年,アメリカ
  • 日本公開:2016年7月30日
  • 上映時間:83分
  • 原題:『Unfriended』
  • 映倫区分:PG12

予告

あらすじ

ネット上でいじめにあっていた少女ローラ・バーンズ。彼女はネット上に恥ずかしい動画がアップされたことを苦に自殺……

1年後、SNS上にローラのアカウントが現れる。一体誰の仕業なのか!?

アンフレンデッド

ローラの友人たちは誰かのいたずらと思い、スカイプで誰が犯人か突き止めようとする。しかし、それは本物のローラだった。ローラはチャットで友人たちに話しかけてくる。

アンフレンデッド

「動画をアップしたのは誰?言わなければ誰かが死ぬわ。」

アンフレンデッド

やがてローラの死にまつわる隠された嘘が、パソコンの画面上で暴露されてゆく。さらに、その一つ一つが明かされる度に、1人また1人と謎の死を遂げてゆく……


映画を見る前に知っておきたいこと

あまりの斬新さ故、さすがに見づらい……

正直、ジェイソン・ブラムと云えどこのアイデアは厳しいように思う。全編がパソコンの画面でネット上のやり取りを介して進むので、さすがに見づらいという意見が多い。

ただ、そんな意見とは対照的にアメリカではすでに大ヒットを記録している話題作だ。既に制作費の30倍以上の興行収入となっているようだ。(現時点で1億円の制作費に対して32億円の興行収入)

日本人である僕たちは字幕を見れば済むのでまだマシだが、キーボードで打ち込まれる会話を目で追うのはちょっと疲れてしまうだろう。

これまで、数々の斬新なホラーを手掛けてきたジェイソン・ブラム。しかもその多くを大ヒットさせているのは本当に凄いことだ。

『パラノーマル・アクティビティ』も、本作同様に限定された空間の中で描くホラーだった。ある同棲カップルが部屋で起こる怪奇現象を捉えるためハンディカメラで撮影するというストーリーだが、全編が監督の自宅で撮影されている。撮影期間もわずか7日間で、1万5千ドルの超低予算で製作されたにも関わらず、週末興行収入で第1位となっている。

ここまで簡素な作りでありながら、あのスティーヴン・スピルバーグが絶賛し、リメイク権を獲得したが、オリジナルを越えることができないと製作を断念したという程、完成度の高いホラー映画だった。

そして、ジェイソン・ブラムが手掛けた中で近年大成功を収めたのが『パージ』シリーズだ。この映画は「殺人を含む全ての犯罪が合法となる法律」という設定が斬新だった。ホラーというよりスリラーではあるが、興行収入はなんと200億円を記録している。

ジェイソン・ブラムの作品の中でもこの2作は、シンプルであるが故、観客も引き込まれ易く、純粋に恐怖することができた。しかし、これらの作品に比べると本作は多少観客を置き去りにしている感が否めない。

日本でも本作に批判の声が上がるのはもう目に見えているが、こうした姿勢があるからこそ大ヒット作が生まれるのは間違いない。

常に新しいものを模索するその心意気は賞賛するし、焼き増しのホラー映画を見るよりは100倍マシだ!

ホラー映画とモラルの狭間に揺れる作品

現在進行形でヒットしているだけに、その影響力も大きい。

SNSホラーという現代社会を象徴する斬新なアイデアも素晴らしいが、そこには現代のいじめの実態も浮き彫りにされている。

昨今、小学生もスマートフォンを持っている時代になり、SNSを使ったいじめの話をよく耳にするが、これは集団対個人の図式をより助長してしまう危険性がある。ましてやネット上で行われるため、いじめに加担するものの意識は極端に低くなる。行為と悪意が同じレベルで存在しなくなるのだ。

本作でいじめを苦に自殺した少女ローラも、決してもともといじめられていた訳ではなかった。しかし、酔っぱらった時の醜態を仲間に撮影されてしまいネット上にアップされたことが突然事態を呼び込んでしまうのだ。

仲間たちの間でいじめに加担した意識は薄く、ある意味軽率な行動で起こってしまった事故のようなものとして捉えられている。SNSを使ったいじめは悪意がなかったで済まされる傾向が強い。

本作はこうした現代のいじめの恐ろしさをしっかりと伝えているという点では素晴らしい。しかしその反面、いじめに加担した者がその報いを受けるという勧善懲悪的な内容は観客を恐怖から遠ざけてしまうだろう。

ホラー映画とモラルの狭間にあるのがこの映画だ。作品のこうした危うさはジェイソン・ブラムらしさとも言える。

新しいものを欲している観客には良いが、最も恐怖したい観客には向かない映画かもしれない。

ある意味、自分がホラー映画に何を求めているかが分かる作品だ。

ローラ・バーンズ 呪いで検索すると……

予告でもローラ・バーンズのアカウントは実際に存在するが、危険なので絶対に検索するなと警告している。

ローラ・バーンズ 呪い
ローラ・バーンズ 友達
ローラ・バーンズ ネットいじめ
ローラ・バーンズ facebook

これらのワードを決して検索してはならない。

さあ、そんな風に煽られたら怖がりの僕は検索せずにはいられない……

Laura Barns(ローラ・バーンズ)のアカウントは実際にあった!開いてみると「 I’ll Remember Laura Barns 1996〜2013」と書かれたローラ・バーンズ写真やコメントが。そして、大量のいいね?

一瞬、実話系かと思ってしまったが、どうやら映画のプロモーションの一環のようだ。知ってしまえば何ということはないが、こういうのを検索するのは意外と勇気がいる。

ローラ・バーンズ

コメント1件

  • はるる より:

    可哀想に

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