映画を観る前に知っておきたいこと

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ
夫を前妻にお返しします!?

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ

とっ散らかった人生ほど
愛おしい

夫を前妻にお返しします!?略奪婚したものの、最終的に前妻に夫を返そうと思い立つマギー。ちょっとこじれた三角関係を軽やかに描いたハートフル・コメディ。

自作の小説を基にした『50歳の恋愛白書』(09)でも年の差がある男女の恋愛描写が高い評価を受けたレベッカ・ミラーが監督・脚本を務める。

おせっかいだけど愛すべき主人公・マギーを『フランシス・ハ』(12)のグレタ・ガーウィグが演じるほか、妻と前妻の間で揺れるダメ夫・ジョンを実力派俳優イーサン・ホーク、前妻・ジョーゼットをジュリアン・ムーアが演じる。

ファッション、インテリア、映画にあるのはNYに暮らす女性たちのリアルな生活。彼女たちにとって本当の幸せとは?


予告

あらすじ

NYの大学で働くマギー(グレタ・ガーウィグ)は文化人類学者・ジョン(イーサン・ホーク)と出会い、恋に落ちた。彼の妻ジョーゼット(ジュリアン・ムーア)は教授として働くバリバリのキャリアウーマン。家庭を顧みない妻に疲れ果てたジョンはついに離婚を決意、自分の小説を好きだと言ってくれるマギーと再婚することに。

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ

© 2015 Lily Harding Pictures, LLC

数年後。娘も授かり幸せに見えた2人だが、仕事も辞め小説家の夢を追い続けるジョンとの結婚生活に不安を抱くマギーだった。しかし、忙しいジョーゼットの子供たちの面倒を見るうち彼女とも親しくなり、彼女が“鬼嫁”ではなく知的で魅力的な女性だと知る。そして、ジョーゼットが今でもジョンを深く愛していると気付く。

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ

© 2015 Lily Harding Pictures, LLC

ジョンはジョーゼットと一緒にいた方がきっと幸せになれる……そう思ったマギーは“夫を前妻に返す”という、とんでもない計画を思いつく!


映画を観る前に知っておきたいこと

豪華なキャストだけでも話題性十分なこの映画。実際、彼らの自然な演技が物語と観客をつなぐ重要な役割を担っている。そしてイーサン・ホークやジュリアン・ムーア以上にグレタ・ガーウィグが素晴らしいのだ。

物語の意図を汲んだ演技

グレタ・ガーウィグは、自身で監督・脚本を手掛けることもあり、2014年にはベルリン国際映画祭の審査員を務めている。そして本作で監督・脚本を務めるレベッカ・ミラーもまた女優として活躍する。

女性として同じようなキャリアを持つ二人だからこそ共有できるものがあるのか、ミラー監督が主人公マギーのキャラクターに与えたのは、前妻に夫を返そうという突拍子もない設定ながら、ガーウィグの演技からはリアルな女性の心情を感じることができる。なかなか“No”と言えない性格のマギーが夫に不満を募らせていく様子は女性にとって共感できる部分ではないだろうか。

そんな彼女の脇を固めるジュリアン・ムーアの演技には経済力のある女性の本音が垣間見え、二人の女性たちの間でイーサン・ホークはダメ男のモテっぷりを体現してみせる。

どこか現実味に欠ける物語に自然と入り込んでしまう不思議な魅力があるこの映画は、軽快ながら心に残る秀逸なコメディ・ドラマだ。

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