映画を観る前に知っておきたいこと

クーデター
リアリティとスリルが交差するパニック・スリラー

クーデター

敵は全国民。
愛するものを守り、生き残れるか?

東南アジアのとある国に、妻と娘2人を連れ海外赴任してきた男が突然のクーデターに巻き込まれていく。家族は外国人排斥を掲げる全国民から命を狙われることに。政府崩壊、軍隊壊滅、そこは秩序なき世界 ──

M.ナイト・シャマラン原案・製作の『デビル』(97)で監督を務めた気鋭ジョン・エリック・ドゥードルが、ゾンビ映画のようなシチュエーションと現実的な緊迫感が押し寄せる、決してあり得ない話ではないパニック・スリラーを仕掛ける。

愛する家族を命懸けで守る主人公ジャックに『ナイトミュージアム』シリーズ(06/09/14)のオーウェン・ウィルソン。クーデターの真相を知るキーマン、ハモンド役に『007/ダイ・アナザー・デイ』(02)のピアース・ブロスナン。


予告

あらすじ

東南アジアのとある国に支援事業のため赴任することとなったジャック(オーウェン・ウィルソン)は、妻と2人の娘を連れてホテルに到着した。翌朝、街には「外国人を殺す。捕虜はとらない。皆殺しだ」という怒号が響き渡る。

クーデター

© 2015 Coup Pictures, LLC.

暴徒と化した国民による容赦ない惨殺劇。外国人が次々と殺されていく中、ジャックたちが滞在するホテルにも襲撃の手が伸びた。家族を必死で守り逃走を計る彼を助けたのは、現地で出会った謎の男ハモンド(ピアース・ブロスナン)だった。

クーデター

© 2015 Coup Pictures, LLC.

右も左も分からない異国の地で突如標的とされた極限の状況下、彼らは生き残るため国境を目指す!


映画を見る前に知っておきたいこと

本作は公開当時、クーデターの記憶が残るタイ国内での上映が禁止されてしまったという。しかし今となっては、それもこの映画が奇妙なリアリティを手にしていたことを物語る一つのエピソードだ。

リアリティとスリルが交差する地点

監督のジョン・エリック・ドゥードルは、2006年に父とタイを訪れた経験が映画の着想になっているという。当時のタイはタクシン政権を打倒した軍事クーデターの真っ最中だった。何事もなく無事アメリカへと帰国したジョン監督だったが、もしあの時に状況が悪化していたらという恐怖から、異国に閉じ込められた家族の物語を、弟のドリューと協力して脚本に起こしている。

実際の撮影もタイで行われているが、劇中でどこの国の出来事かは明言されない。それは実社会における政治的背景を連想させないことで、観る者の視点をうまく家族の物語へと誘導していくためだ。一見リアリティを損なわせるようなその切り口も、家族の絆という普遍性によって、逆に現実的な状況下にあるような錯覚を与えるスパイスになっている。

また、目的のない殺意を抱えて襲ってくるゾンビ映画のような恐怖に、クーデターの原因までしっかりと言及するストーリーは社会派風味まで漂わせる。

様々な要素が混在しながらも、リアリティとスリルが交差する地点を丁寧に探り、観客を家族の物語へと導こうとする監督の意図が汲み取り易い映画だ。

「この映画はクーデターを生き延びる物語ではない。生き延びるために、力を合わせる家族の物語なんだ」

ジョン・エリック・ドゥードル

出典:公式サイト

コメント1件

  • 匿名 より:

    リアル韓国の事だと思えばいいよね。
    大使もいない国の旅行は自己責任で。

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