映画を観る前に知っておきたいこと

PK
インド映画史上最大のヒット作!世界中が笑って泣いた

PK

世界の常識をまったく知らない男、PK
彼の“小さな”疑問は、やがて“大きな”奇跡を生む!

日本で異例の大ヒットを記録したインド映画『きっと、うまくいく』(09)の監督ラージクマール・ヒラニ×主演アーミル・カーンのコンビが帰ってきます。

インド映画としては異例の全世界興収100億円突破!もちろん本国インドでも歴代興行収入No. 1となっています。2014年に製作された映画ながら、現在も世界最大の映画批評サイトRotten Tomatoeseでフレッシュ(満足度)93%をキープしています。ただ、レビュー数がまだまだ少ないので鵜呑みにはできないですが……

SFコメディ、切ないラブストーリー、偏見や宗教問題といったテーマに斬り込んだ社会派ドラマなど、多数のジャンルを1つの映画に注ぎ込む手法はインド映画ならではと言えます。それでも世界中が笑って泣いたインド映画史に残る名作がついに日本上陸です!


予告

あらすじ

留学先のベルギーで恋に破れ、母国インドでテレビレポーターをするジャグー(アヌシュカ・シャルマ)は、ある日地下鉄で、黄色いヘルメットを被り、大きなラジカセを持ち、あらゆる宗教の飾りを身に着け、チラシを配る男(アーミル・カーン)と出会った。

PK

© RAJKUMAR HIRANI FILMS PRIVATE LIMITED

そのチラシには「神さまが行方不明」と書かれている……?

「この男は一体何者?なぜ神様を探しているの?」

良いネタになると思った彼女は“PK”と呼ばれるその男を取材することに。しかし、彼女がPKから聞いた話はにわかには信じがたいものだった。

PK

© RAJKUMAR HIRANI FILMS PRIVATE LIMITED

驚くほど世間の常識が一切通用しないPKの純粋な問いかけは、やがて大きな論争を巻き起こし始めるのだった……


映画を観る前に知っておきたいこと

インド映画歴代興行収入第1位となった本作は、今年最も話題のインド映画となること間違いなしです。ただ、インド映画はミュージカルの要素が普通にあったり、取っ付きにくいイメージがあるかもしれません。ましてや本作はSFコメディ、ラブストーリー、社会派といった多様さです。しかし全世界興収100億円突破は万人受けする映画でなければ、まず不可能です。

監督ラージクマール・ヒラニ×主演アーミル・カーンのコンビによる前作『きっと、うまくいく』も同様の評価で、インド映画史に残る1本でした。作品のあらすじや予告を紹介しておくので、まずはこちらを観てみてはどうでしょうか?きっと視野が広がってくれると思います。

前作『きっと、うまくいく』とは?

きっと、うまくいく

© wallpapers1080p.com

近年のインド映画で最も話題となったのが、監督ラージクマール・ヒラニ×主演アーミル・カーンのコンビの前作『きっと、うまくいく』(09)だった。2010年インドアカデミー賞では作品賞をはじめ史上最多16部門の受賞を果たし、インド映画歴代興行収入第1位という記録までも手に入れた。

この記録は最新作『PK』が塗り替えてしまったが、監督ラージクマール・ヒラニ×主演アーミル・カーンのコンビを知る上ではとても重要な映画である。インド映画歴代興行収入の記録を更新できたのも、『きっと、うまくいく』の成功がその呼び水となったことは間違いない。

映画はインドの工科大学の寮を舞台にしたコメディタッチの青春劇だが、教育問題をテーマにし、若者の自殺率の高さなどを扱った社会派の側面も見せる。その辺りは本作に通じる作風であり、作品の評価にもつながっている点だ。

こちらもレビュー数が少ないので鵜呑みにはできないが、現在Rotten Tomatoeseでフレッシュ(満足度)100%となっている。

「3回も観るほど大好きだ」

スティーヴン・スピルバーグ

© Wikipedia

「心震えた」

ブラッド・ピット

© Wikipedia

『きっと、うまくいく』あらすじ

エリート大学に合格した3人の新入生。そのひとり、ランチョー(アーミル・カーン)は“超天才かバカ”といわれる自由人。「きっと、うまくいく」というモットーのもと、なんとか大学を卒業するが、ある日突然姿を消してしまう。そんな彼を探し、10年前に交わした賭けの答えを出すために、共に学んだ親友たちが旅に出る。やがて親友たちに降りかかる人生の危機とは……

『きっと、うまくいく』予告



インドの宗教問題

PK

© RAJKUMAR HIRANI FILMS PRIVATE LIMITED

『PK』も偏見や宗教問題といったテーマに斬り込んだ社会派ドラマの側面があるので、映画を観る前に少しだけインドの宗教事情を押さえておきたい。

インドは日本よりもはるかに宗教という文化が生活に根付いている。ただ、様々な宗教が信仰されている国なので、宗教間の対立が大きな社会問題となっている。

インドの人口12億1千万人のうち、ヒンドゥー教が9億7千万人と最大数を占める。近年は、ヒンドゥー教文化を基礎とした国家作りの運動(ヒンドゥー・ナショナリズム)が勢力を伸ばし、イスラム教やキリスト教の信者を排他する動きが強まっている。しかし、こうした運動は一部の指導者が助長しているという見方もある。

実際、インド独立の父マハトマ・ガンディーによる、宗教は一つの真理を追い求めるものという共存の教えは古くから国民に根付いている。インドでは異なる宗教の聖地に他教徒が参拝することも決して珍しいことではない。

しかし現実に対立や偏見は根深い問題としてあるわけで、本作はそれをテーマの一つとして扱っているのだ。そうした問題にメスを入れることは簡単ではないだろうが、多くの人を楽しませることで映画の持つ力を最大限に発揮しようとしている。

観客に求められるのは、ただ映画を楽しむことだけだ。

コメント1件

  • sophia より:

    明!!

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