映画を観る前に知っておきたいこと

【貞子vs伽椰子】『リング』と『呪怨』はどっちが怖かったのか!?

貞子vs伽椰子

呪い勝つのはどっちだ!?日本ホラーの歴史を破壊する“最恐のラスト”!

ジャパニーズホラーの2大ブランド『リング』の貞子と『呪怨』の伽椰子がついに共演する。テレビモニターからは貞子、階段からは伽椰子が迫る挟み撃ちの極限恐怖が迫る。近年、ハリウッドでもジャパニーズホラーのリメイクがブームになったが、今度は日本版『フレディVSジェイソン』(03)だ!

監督を務めるのは『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』シリーズや『ノロイ』(05)『オカルト』(09)『ある優しき殺人者の記録』(14)の白石晃士。中でも『ノロイ』は日本版『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』と評価されたホラー映像の専門家である。

主演は、女性ファッション誌「CanCam」の専属モデルで女優としても活動する山本美月。もう一人のヒロインとして、こちらも女性ファッション誌「ViVi」の専属モデルである玉城ティナが出演している。


予告

あらすじ

呪いのビデオ

貞子vs伽椰子

© 2016「貞子vs伽椰子」製作委員会

見たら2日後に必ず死ぬという“呪いのビデオ”を手にした女子大生の有里(山本美月)。親友の夏美(佐津川愛美)がビデオの不気味な映像を見てしまったため、有里は都市伝説の研究家でもある大学教授・森繁(甲本雅裕)に助けを求める。しかし、悪霊祓いの最中におぞましい惨劇が起こる。そこに霊能界の異端児・常盤経蔵(安藤政信)と、経蔵の相棒で生まれながら強い霊感を持つ盲目の少女・珠緒(菊地麻衣)が現れた。

呪いの家

貞子vs伽椰子

© 2016「貞子vs伽椰子」製作委員会

一方、女子高生の鈴花(玉城ティナ)は、足を踏み入れた者は決して生きて戻れないという“呪いの家”の向かいに引っ越してくる。ある夜、鈴花が向かいの家をうかがっていると、行方不明になった小学生の姿を目撃する。居ても立ってもいられなくなった鈴花は、“呪いの家”へ。恐る恐る家の中へ足を踏み入れた鈴花だったが、彼女の悲鳴を聞いて駆け付けた両親もろとも、この家に棲みつく伽椰子と俊雄に襲われてしまう。

貞子vs伽椰子

貞子vs伽椰子

© 2016「貞子vs伽椰子」製作委員会

この別々の2つの呪いを解くために、経蔵は恐ろしい計画を実行する。それは貞子と伽椰子を激突させ、同時消滅させるというものだった。有里と鈴花に“呪いの家”で“呪いのビデオ”を見るよう指示するが、それは想像を絶する戦慄の事態の始まりだった……


映画を観る前に知っておきたいこと

コラボレーション映画の楽しみ方

過去にハリウッドでは『フレディVSジェイソン』(03)や『エイリアンVSプレデター』(04)が製作され、日本でも古くは『キングコング対ゴジラ』(62)というのがあった。話題性十分なこれらの作品は興行的な大成功を収めている。当然と言えば当然である。こんなもの誰でも興味を惹かれてしまう。

ただ、製作に至っては作品にかなり無理を強いているように感じる。

『フレディVSジェイソン』は設定段階から共演が難航した。フレディは夢の世界の殺人鬼、ジェイソンは現実の世界の殺人鬼。この2人をどう戦わすのか脚本は何度もリライトが繰り返されている。

『キングコング対ゴジラ』に至っては、ゴジラが身長50メートルなのでそれに見合う形でキングコングも身長45メートルに設定された。オリジナルと比べてかなり巨大化されている。

基本的にこれらの作品は本家とは関連性がないというのが前提にある反面、必ず本家のオマージュが散りばめられている。つまり、おいしいとこ取りでファンを楽しませるために撮られている。

本作も貞子と伽椰子が戦ったからといって、ホラー映画としての怖さが2倍になるわけではない。むしろ、こうしたコラボレーションはどことなくパロディの空気を醸してしまうので怖さは半減する。

粗探しも含めて、観客が楽しめればそれが一番なのだ。

『フレディVSジェイソン』予告

『エイリアンVSプレデター』予告

『キングコング対ゴジラ』予告


「ほんとにあった! 呪いのビデオ 」の白石晃士監督

『貞子vs伽椰子』はこれまでのコラボレーション映画と違い、ホラー映画としての期待感もある。それは監督の白石晃士がホラー映像を得意とする、その筋の専門家だからだ。

中でも、P.O.V.ショット(登場人物の視線に合わせたカメラワーク)と呼ばれる手法で撮影するモキュメンタリー(ドキュメンタリー形式のフィクション)を最も得意とし、『ノロイ』は一部のファンの間で日本版『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』と評価された。

またオリジナルビデオでは「ほんとにあった! 呪いのビデオ 」シリーズを手掛けている。これはストーリー仕立ての再現映像ではなく、ドキュメンタリーに近いリアルな内容だ。

ただドキュメンタリーと言い切れないのは、どこまで本当なのかがわからないからである。ある意味どんなホラー映画よりも怖いのがこの「ほんとにあった! 呪いのビデオ 」だ。

そんな白石晃士監督がコラボレーションを楽しむだけのぬるいホラーを撮るとはあまり考えられない。

商業的な成功はもはや約束されたも同然の『貞子vs伽椰子』だが、純粋なホラー映画としての評価にも注目が集まる。

『リング』と『呪怨』はどっちが怖かったのか!?

貞子と伽椰子は一体どっちが怖いのか?延いては、『リング』と『呪怨』はどっちが怖かったのか!?

この議論はホラー映画ファンの間で普遍的な話題となっている。

ジャパニーズホラーの双璧とされる両作品だが、『リング』の方が怖かったという意見の方が若干多い。

その理由は、『リング』がジャパニーズホラーブームの火付け役だったのでインパクトが大きかったというのが大半である。『呪怨』の時には、既に免疫ができていた人が多いようだ。

映画は貞子と伽椰子が共演することで、ついにこの論争に決着を付けるかもしれない。もちろん本家とは関連性がないというのがこの手の作品の前提だが、こんな楽しみ方もできる。

結局、僕たちは映画についてああだこうだと語るのが好きなのだ。

感想・評価(ネタバレ)

ここから先はネタバレしてしまうので、個人の裁量にお任せします。世界が変わり果てる最恐のラストの正体が真っ先に知りたい人は続きをどうぞ……

Click! ※ネタバレ

コメント2件

  • 匿名 より:

    題名にネタバレするなマジタヒね。

  • 今川 幸緒 より:

    映画を観る人に対しての配慮が足りませんでした。
    ネタバレしないよう記事は書き直しました。

    映画を楽しんでもらう目的で執筆しているつもりだったので真摯に受け止めます。

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