ごめん。馬鹿で悪かったなー
1985年に製作された伝説の映画『盗写 1/250秒 OUT OF FOCUS』を基に、『バクマン』(15)の大根仁監督が送り出す、2016年最もスキャンダラスなエンターテイメント大作!写真週刊誌の編集部を舞台に繰り広げられる、芸能スキャンダルから社会事件まで様々なネタを追いかけるカメラマンと記者の物語。
『そして父になる』(13)から久しぶりの主演映画となった福山雅治。今度は髭面、借金まみれの”だらしない男”を演じる。日本一撮られない男がパパラッチ役でこれまでにない演技を見せる。
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3
映画を観る前に知っておきたいこと
- 3.1 写真家・福山雅治が生きたハマリ役
予告
あらすじ
かつて数々の伝説的スクープをモノにしてきた凄腕カメラマン・都城静(福山雅治)。しかし、その輝かしい業績も今や過去のもの。現役の雑誌編集者たちに彼の栄光を知る者はいない。
© 2016「SCOOP!」製作委員会
過去のある事件をきっかけに報道写真への情熱を失ってしまった静は、芸能スキャンダル専門のパパラッチに転身。それから何年もの間、自堕落な日々を送っていた。しかし、そんな彼に再び転機が訪れる。
© 2016「SCOOP!」製作委員会
ひょんなことから写真週刊誌「SCOOP!」に配属されたばかりのド新人記者・行川野火(二階堂ふみ)とコンビを組まされる羽目になってしまったのである。案の定まったく噛み合わない静と野火。
© 2016「SCOOP!」製作委員会
ところが、この凸凹コンビがまさかまさか独占スクープ連発の大活躍。そして二人は、日本中が注目する重大事件に巻き込まれてゆく……
Sponsored Link映画を観る前に知っておきたいこと
福山雅治が前回主演を務めた『そして父になる』がアート系映画だったのに対し、今回はエンターテイメント性抜群の映画となっています。また、福山雅治のこれまでにない役所は話題性も抜群です。新しい一面ながらあまりにもハマリ役に感じたので、映画の見所のひとつとして紹介しておきます。
写真家・福山雅治が生きたハマリ役
映画では、福山雅治がこれまでに演じたことのない役所に挑戦する姿が見られる。
かつての栄光は影を潜め借金まみれで自堕落な生活を送る中年パパラッチというキャラクターは、福山雅治のこれまでのイメージとは明らかに違う。汚い言葉に髭面のワイルドな風体、そして獲物を狙うような鋭い眼光、前主演作『そして父になる』の余韻がまだ残る中、この配役はおもしろ過ぎる。
しかし、福山雅治がカメラを持つ絵があまりに自然でそこに違和感はない。1990年代後半から写真家として撮り続けた経験がモロに生きた、見事なハマリ役だ。
もちろん、そこまで計算しての大根監督のキャスティングだったのだろう。
また、映画の主題歌TOKYO No.1 SOUL SETの「無情の海に」に福山雅治をギターで参加させたのも大根監督だった。福山雅治の才能を役者としてのみならず余すことなく映画に落とし込む辺りも、監督の手腕というやつか。
「ずっと演じてみたかったタイプの役のオファーが、ある日舞い込んできました。」
福山雅治
「撮る側と撮られる側の関係を、スリリングに、エロティックに描き、なおかつエンタテイメント映画として成立させることが出来るのは福山雅治以外にはありえない。これまで観たことのない福山雅治をどうかご期待ください!」
大根仁監督
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写真家・福山雅治の作品展
- 2002年11月「Fukuyama meets Itary」
福山雅治、そして瀬尾浩司氏の撮ったイタリアの風景写真、ポートレート作品が展示された。 - 2004年9月「Domani Presents 福山雅治作品展 〜旅・記憶の柱〜」
福山雅治初の個展。過去10年のセルフポートレートや、色々な場所を旅した際に撮影した風景の写真などが多く展示された。 - 2006年6月FUJI FILM「PHOTO IS 10000人の写真展」
福山雅治がフランスで撮影した8展の写真が展示された。 - 2006年12月「PHOTO STAGE 〜記憶の箱庭〜」
自身初の作品集「f5.6のハロー 1/125のサヨナラ」の発売を記念して開催された。 - 2008年4月「PHOTO STAGE III 〜残響〜」
故郷の長崎市にある長崎県美術館で開催された。
※これ以外にもCDのジャケットや写真家とのコラボレーションなど写真家として様々な活動をしている