あの伝説の、ギネスブックにも登録された世界最長のお化け屋敷、富士急ハイランドの戦慄迷宮をそのまんま映画にしてしまった。実験では、実際にお化け屋敷を回るより、映画を見ている方が心拍数が高いという結果に。最後まで目を逸らさずに見ることが出来るか。挑戦者求ム・・・。
- 製作:2015年,日本
- 日本公開:2015年5月23日
- 上映時間:71分
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3
映画を見る前に知っておきたいこと
- 3.1 富士急ハイランド・戦慄迷宮
- 3.2 ホラー映画の撮影テクニック
予告
あらすじ
お化け屋敷の参加者にカメラを持って入って貰い、その映像を公開するという体験型ムービー。
映画を見る前に知っておきたいこと
富士急ハイランド・戦慄迷宮
1999年の開業以来、Ⅰ,2年毎にリニューアルを繰り返し、現在は「最恐戦慄迷宮 -暗黒病棟-」という名前で歩行距離900m、所要時間60分という恐ろしい長さのお化け屋敷として人気を博している。
「あそこ本物いるよ・・・。」っていう噂もよく耳にすることでも有名なお化け屋敷だ。過去に『戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH』という映画の舞台となったこともあるが、アトラクションをそのまんま映画にしてしまったのは本作が初めて。
ホラー映画の撮影テクニック
この映画は予め参加者を募り、カメラを持って入って貰い中での映像を公開するというものだが、それだけで恐怖を煽ってくるとは到底思えない。これはホラーやパニック映画でよく使われるPOV(Point of View)という登場人物の主観で撮影するテクニック。しかし映画には他に実に様々な撮影テクニックがあるのだ。
撮影技法については下の動画が参考になって面白い。撮影のテクニックを流して見て、「こんな風に恐怖を煽ってるんだな」とどこまでも冷めた目で見るのも面白いかもしれない。あまり推奨はされないだろうけれども(笑)
映画にすることによって、自分の視点でしか見られなかったお化け屋敷を演出や撮影の技術によってさらに怖く見せるという、かなり実験的な作品だ。観客はアングルや効果によってお化け屋敷の見方、歩き方を強制されるので、映画を見ているときの方が心拍数が高いというのもうなずける。
「富士急ハイランドのあの有名なお化け屋敷に、一度は行ってみたいけれど遠すぎる」という方や、「体験型ムービーだと?そんなもの実際に行った方が怖いに決まってんだろ。」という方にはぜひ劇場で体験して頂きたい。