映画を観る前に知っておきたいこと

疾風ロンド
最もコメディタッチな東野圭吾ワールド!

疾風ロンド

雪山に隠された生物兵器。犯人死亡。手がかりなし。
で、どうして俺たちが?

日本を代表するミステリー作家・東野圭吾による100万部超えのノンストップ・サスペンス「疾風ロンド」待望の映画化!

盗まれた生物兵器。要求額3億円。極限の心理戦が始まる。と、思ったら……犯人死亡。日本最大級のスキー場に隠された生物兵器の回収を任されたのは、何だかちょっと頼りない中年男・栗林和幸。人質は国民全員。大惨事までのタイムリミットが迫る!

『テルマエ・ロマエ』(12)で2013年日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した阿部 寛を主演に迎え、同じ年にNHK連続テレビ小説「あまちゃん」を手がけた吉田照幸監督が、得意なシュールな笑いを吹き込み、新たな東野圭吾の世界観を演出する。


予告

あらすじ

大学の研究所施設から、違法生物兵器「K-55」が盗み出された。研究所所長の下に届く犯人からの脅迫メール。

「人質は全国民。身代金の3億円を用意しろ」

警察には頼めない状況下、残されたタイムリミットは4日間。そんな窮地に白羽の矢が立ったのは、しがない主任研究員・栗林和幸(阿部 寛)だった。

疾風ロンド

© 2016「疾風ロンド」製作委員会

しかし、秘密裏に生物兵器を捜す命を受けた彼には、まったく手掛かりがない。そんな中、一本の電話が……

栗林の下に届けられたのは、まさかの「犯人死亡!」の知らせだった。呆然とする一方で、刻々と迫りくる大惨事へのタイムリミット。

疾風ロンド

© 2016「疾風ロンド」製作委員会

生物兵器への手がかりを完全に絶たれ、途方に暮れていたその時、犯人の遺品から浮かび上がったのは“日本最大級のスキー場”というヒントだった……


映画を観る前に知っておきたいこと

これまで「白夜行」「容疑者Xの献身」「麒麟の翼」など、次々と映画化されてきた東野圭吾の原作。その裏には、作家としての人気以外にも自身が大の映画好きであることも関係している。本作はこれまでの映画化作品の中で最もコメディタッチな仕上がりとなった。

東野圭吾とユーモアと映画

稀代のベストセラー作家ぷりを見せつける一方で、2006年には「容疑者Xの献身」で直木賞作家になった東野圭吾。ミステリー・サスペンスをやらせたら、間違いなく真っ先にその名が挙がる作家だ。

今は亡き、日本を代表する推理小説家・松本清張の影響を受けた作家でもあり、引き合いに出されることも多いが、「疾風ロンド」でも見られる独特のユーモアが多くのファンを惹きつけている。

キャリアの中には、「○笑小説」シリーズという笑いをテーマにした短編小説集もある。この作品にある東野圭吾の笑いとは、いわゆるブラック・ユーモアのことだが。

また、エンジニア出身であるため原子力や脳移植、本作の生物兵器など、科学を扱った作品が多いのも彼の作風のひとつである。2013年に映画化され、大ヒットとなった『プラチナデータ』では、DNA捜査によって検挙率100%、冤罪率0%を目指す近未来の日本を描いている。

彼の作品の中でも「疾風ロンド」は、ユーモアと科学とサスペンスが三位一体となった、東野圭吾らしさを余すことなく堪能できる作品である。

これは作風の話ではないが、映画、TVドラマなどとにかく映像化される作品が多いというのも彼の大きな特徴だ。自身も大の映画好きで脚色に寛大であることがその理由であり、映像化作品が原作とは違った表情を見せることも少なくない。

「疾風ロンド」もそんな作品のひとつで、シュールな笑いを得意とする二人、主演の阿部 寛と吉田照幸監督により、もはやコメディと言えるほどそのユーモアに破壊力が加えられている。

若干カオスなエンターテイメント作、それが今度の東野圭吾ワールドだ。

「いまでも映画監督を夢みている。だが、小説家で我慢している」

東野圭吾

出典:エッセイ「あの頃ぼくらはアホでした」より

CAST.STAFF.BACK.

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