映画を観る前に知っておきたいこと

ザ・ギフト
ジェイソン・ブラムにしては異色の王道スリラー

ザ・ギフト

夫婦を襲う驚愕のラスト。男から贈られた本当の“ギフト”とは……

ホラー、スリラーといったジャンルで次々とヒット作を生み出すプロデューサー、ジェイソン・ブラム。今度も全米チャートで初登場3位、4週連続TOP10入りのスマッシュヒット!

ただ彼が手がける作品はヒットに恵まれる一方で奇抜な設定が多く、その評価はまちまち。しかし、今回は違います。すでにアメリカで公開されて一年経った今も世界最大の映画批評サイトRotten Tomatoeseでフレッシュ(満足度)93%をキープしています。

誕生日、結婚、出産といった人生の節目に、日頃の感謝や祝福の気持ちをこめて届ける“贈り物”。しかしそんな“贈り物”も奇妙なタイミングで予想だにしない相手から執拗に繰り返され、不条理なまでにエスカレートしていったら!?“恐怖の贈り物”に翻弄される若い夫婦の悪夢のような運命を描いたサイコ・スリラーです。


予告

あらすじ

人もうらやむ幸せな若い夫婦サイモン(ジェイソン・ベイトマン)とロビン(レベッカ・ホール)は、シカゴからカリフォルニア州郊外に移り住んできた。その新天地はサイモンの故郷でもあった。

ザ・ギフト

© mountainx.com

ある時、サイモンは偶然にも買い物中に高校時代の同級生ゴード(ジョエル・エドガートン)に出会った。ゴードに声をかけられたサイモンは彼のことをすっかり忘れていた。しかし、ゴードの方は旧友との25年ぶりの再会を喜び、次々とサイモンに“贈り物”を届けた。そして繰り返される奇妙な“贈り物”は、次第に夫妻を困惑させていった。

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© latimes.com

とりわけサイモンは露骨にゴードを煙たがり、ついには強い口調で「もう自宅に来るな」と彼に言い放った。すると夫妻の周囲では奇怪な出来事が頻発しだした。しばらくするとゴードから謝罪の手紙が届くが、そこにはサイモンとの過去の因縁をほのめかす一文が記されていた。

はたして25年前、ふたりの間に何があったのか!?頑なに口を閉ざす夫への疑念を募らせるロビンは、自らその秘密を解き明かそうとすると、そこには衝撃的な真実が……


映画を観る前に知っておきたいこと

ジェイソン・ブラムがプロデューサーとして参加した作品はその斬新さゆえ、しばしば賛否両論さらされます。そんな中、高い評価となっている本作はちょっとこれまでとは毛色が違うようです。その辺りの要因を少し探ってみようと思います。

今回は王道で秀逸な脚本?

ジェイソン・ブラム

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プロデューサー、ジェイソン・ブラムの代表作と言えばやはり『パラノーマル・アクティビティ』(07)。総制作費たった1万5千ドル、撮影期間 わずか7日間、撮影場所は監督の自宅、しかも監督のパソコンで編集という超低予算ホラーだ。しかし、その完成度はスティーヴン・スピルバーグがリメイク権を獲得しながらオリジナルを超えられないと制作を断念したというほどだった。

常に斬新なアイデアで変わった作品を世に送り出してきたジェイソン・ブラム。この夏に公開された大ヒット作『アンフレンデッド』は、全編パソコンの画面上で展開される異色のSNSホラーだった。

“映画は監督のもの”というのが僕の持論ではあるのだが、ジェイソン・ブラムがプロデューサーとして参加した場合、それは簡単に打ち砕かれる。彼のどの作品も斬新な設定が目を引く。ただ実験的ゆえ、賛否両論が多いのも彼の作品の特徴か。

そんな中、本作は低予算系のホラーであることに違いはないが、設定よりもよくできた脚本に目がいく作品だった。脚本を手がけているのは監督も務めるジョエル・エドガートン。そういう意味では奇をてらった感じもなく、万人が楽しめそうな作品である。

「夫婦を襲う驚愕のラスト。男から贈られた本当の“ギフト”とは……」

映画は実にキャッチコピー通りの秀逸なストーリーとだけ言っておこう。この辺りが世界最大の映画批評サイトRotten Tomatoeseでフレッシュ(満足度)93%をキープしている所以だろう。

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