映画を観る前に知っておきたいこと

ヴィクトリア女王 世紀の愛
若き女王の知られざる愛の物語

ヴィクトリア女王 世紀の愛

この国と、あなたを守る。

19世紀、イギリスを“太陽の沈まぬ国”と呼ばれる最強国家に導いたヴィクトリア。祖国と民衆に人生を捧げた美しき女王と夫アルバート、二人の愛がなければ世界の歴史は変わっていた ──

ダラス・バイヤーズクラブ』(13)のジャン=マルク・ヴァレ監督がマーティン・スコセッシを製作に迎え、アカデミー賞スタッフ・キャストで贈る、ヴィクトリア女王の知られざる愛の物語。

世界中が憧れる“理想のカップル”、ヴィクトリア女王とアルバート公を演じたのは、『プラダを着た悪魔』(06)のエミリー・ブラントと若きイギリス人俳優ルパート・フレンド。二人の脇を固めるのは、ポール・ベタニー、ミランダ・リチャードソン、ジム・ブロートベントらアカデミー賞受賞・ノミネート経験を持つ実力派俳優たち。

『恋におちたシェイクスピア』(98)『アビエイター』(04)に続き、3度目のアカデミー衣装デザイン賞を獲得したサンディ・パウエルの手がける、ため息が出るほど豪華な豪華な衣装の数々が映画を彩る。


予告

あらすじ

19世紀のイギリス。ウィリアム国王(ジム・ブロードベント)は、いつ倒れてもおかしくない状態だった。多くの者が、国王の姪で王位継承者のヴィクトリア(エミリー・ブラント)を操り、権力を手に入れようと画策していた。

夫の死後、個人秘書ジョン・コンロイと深い仲にあったヴィクトリアの母親ケント公爵夫人(ミランダ・リチャードソン)は、彼の言うままに、娘に摂政政治を認めさせようとする。しかし、母から自由になりたいヴィクトリアはそれを拒否した。

ヴィクトリア女王 世紀の愛

© 2008 GK Films, LLC

そんな時、ヴィクトリアの叔父であるベルギー国王レオポルドは、甥アルバート(ルパート・フレンド)を次期女王の夫の座を狙ってヴィクトリアの元に送り込んだ。二人は一目で惹かれ合い、やがて結婚する。

ヴィクトリア女王 世紀の愛

© 2008 GK Films, LLC

しかし真の絆を結ぶまで、二人は数々の波乱と困難を乗り越えなければならなかった。母親との確執、王室の権力争い、政治家との駆け引き、マスコミが書きたてるスキャンダル、二人を引き裂く疑惑、国民の暴動。

そして、ついにヴィクトリアに向けて放たれた一発の銃弾が……


映画を観る前に知っておきたいこと

豪華なセットや衣装に彩られ、マーティン・スコセッシやオスカー俳優たちも参加したこの映画は、ありきたりの恋物語という側面も強く、最もヴァレらしさが見えづらい。『ダラス・バイヤーズクラブ』からこの作品に流れてきた人は多少戸惑うかもしれない。

評価

19世紀、それは世界各地を植民地化・半植民地化し、大英帝国が最も繁栄を極めた時代。その強き国を象徴する存在というヴィクトリア女王のイメージは夫アルバートが亡くなってからのものだ。

映画は、あまり知られていない若かりし日のヴィクトリア女王について描かれている。そこには一人の女性としての弱さと、アルバート公との愛の物語が綴られる。

この作品にあるロマンチシズムは、やはりヴァレの作品な中では異彩を放っている。

ヴァレらしいタッチも垣間見えるものの、むしろそれが作品のエンターテイメント性を損なわせているようにさえ感じてしまう。こうした歴史大作と彼の作家性が相入れるとは、僕にはどうしても思えないのだ。

いわゆる“ジャン=マルク・ヴァレの映画”を探している人には、あまりおすすめできない。

CAST.STAFF.BACK.

DATA.STAFF.BACK.

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