「起死回生の借金返済!用意できた金は!― 夢でした・・・。」ドラマ「アオイホノオ」「勇者ヨシヒコ」映画『HK/変体仮面』の福田雄一監督の最新エンターテイメント。借金返済に追い込まれる最下位ホストと頼りにならない12人の仲間の12時間。
- 製作:2015年,日本
- 日本公開:2015年5月16日
- 上映時間:106分
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3 映画を見る前に知っておきたいこと
予告
あらすじ
多額の借金返済期限の迫った万年最下位ホスト、ナオキ。返済金1000万を用意できたことを祝って、仲間たちと大宴会を開く。が翌日、目を覚ますと1000万円がどこにもない・・・。お店の同僚に聞いても、誰もそんなお金は見ていない。どうやらお金を用意できたのは夢だったらしい・・・
お金を用意できなければ東京湾に沈められる。同僚のホスト、代金を払えない女性客、上京してきた父親、そして借金取り。次々と現れる登場人物は、誰も頼りになりません!
映画を見る前に知っておきたいこと
ブラボーカンパニー座長 福田雄一
知っている人は思わず声を上げてしまうかも。僕は毎週「勇者ヨシヒコ」を楽しみにしていたので、福田雄一と聞いて「おっ」となった。「笑っていいとも!」「SMAP×SMAP」「いきなり黄金伝説」など数多くの人気バラエティ番組の構成を手がけ、「アオイホノオ」「勇者ヨシヒコ」など、絶妙の間と気持ちのいいテンポで笑いを起こす福田雄一監督の最新作。彼の作品は何を見ても、人を選ばないオーソドックスな笑いの濁流に呑まれてしまう。
全くの余談だが、笑いと言えばお笑い芸人。お笑いに係わりたい若者はこぞってお笑い芸人を目指す。しかし彼の仕事を見ていると、「こういう笑いとの係わり方もあるんだなー」と少し感慨に浸ってしまう。仕事というのは面白いものですな。
品川心中・明烏などの古典落語をもとに
公式サイトによると、この作品は古典落語の人気演目「品川心中」や「明烏」をもとに作られているらしい。「笑いのルーツはアメリカにある」と公言し、海外のギャグを日本語に翻訳するセンスも評価される福田雄一が、古典落語をどう料理しているのか。演出、構成が本業の監督だけに気になるところではある。
が、ぶっちゃけそんなことはどうでもいい。ほんとにどうでもいい。ただ見て笑うだけで十二分にこの映画は堪能できる。