恋愛恐怖症女子の覚醒!
きっと明日が楽しみになる!
全米人気急上昇中のコメディエンヌ、エイミー・シューマーが悩める現代女性に贈る、恋愛恐怖症ラブコメディ。自らを投影するように脚本を執筆し、主人公エイミーまで演じる彼女のフェミニズム全開な笑いが女性の共感を誘う。
ニューヨークを舞台に、幼少時のトラウマで恋愛ができない大人になったヒロインのリアルな恋愛事情を活写してみせたのは、初長編作『40歳の童貞男』(05)がいきなり大ヒットしたコメディならお手の物ジャド・アパトー監督。
『ルーム』(15)のブリー・ラーソン、『フィクサー』(07)のティルダ・スウィントン、二人のオスカー女優とエイミー・シューマーの共演も見どころだ。
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3
映画を観る前に知っておきたいこと
- 3.1 エイミー・シューマー
予告
あらすじ
ニューヨークで働くエイミー(エイミー・シューマー)は決して男に深入りせず、関係は常に一夜限り。気楽に楽しんでいるようで、実はまったく恋愛できない彼女。

© 2015 UNIVERSAL STUDIOS.
幼い頃、離婚した父親から“一夫一婦制は悪”と教えられたエイミーは、そのことがトラウマで大人になっても恋愛ができなくなっていた。いい友達に、いいアパート、仕事も文句なし。そんな生活にマンネリ感を持ち始めた頃、仕事で出会ったスポーツ外科医アーロン(ビル・ヘイダー)によって彼女の恋愛観に変化が訪れる。

© 2015 UNIVERSAL STUDIOS.
しかし、今までの自分が邪魔をしてアーロンとの関係もうまくいかない。今さら自分を変えることもできないと諦めかけた彼女はある行動に出るが……
Sponsored Link映画を観る前に知っておきたいこと
アメリカで大ヒットとなった本作はコメディエンヌ、エイミー・シューマーの実体験を基にした自伝的要素の強い作品となっている。どうやら男性に対してややドライな距離感は、彼女の恋愛観に由来しているようだが、そこがこの映画の魅力であり、彼女の女性を意識したユーモアがそのまま共感へとつながっている。
また、映画に綴られたエイミーの私的な悩みは恋愛だけではない。彼女が12歳の時から父親が多発性硬化症という難病と闘っており、家族を明るくするために人を笑わせる技術を磨いたという。「これだけ有名になっても父の痛みを和らげることが殆どできない」と語る彼女の想いが、劇中でコリン・クイン演じる父親も同じ病気であることから察せられる。
等身大であることもまた、彼女が多くの人を惹きつける理由なのだろう。
エイミー・シューマー
日本ではあまり知られていないエイミー・シューマーだが、全米No.1コメディエンヌは決して大袈裟ではない。2016年に米経済誌フォーブスが発表した「最も稼いだコメディアンランキング」に女性として初めてランクインしたのが彼女だった。しかも1700万ドルで4位である。
スタンダップコメディのツアー活動に加え、彼女が司会を務める冠番組『Inside Amy Schumer』は、いまアメリカで大ウケだ。同番組はテレビのアカデミー賞と言われるエミー賞まで受賞している。
そして、本作の主演で2016年ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞にノミネートされるなど、その勢いは映画でもお構いなしである。
その影響力とユーモアから彼女の言動はしばしば注目を集めているが、とりわけ皆を困惑させたのが6月2日にInstagramに投稿された写真だった。
アメリカではこの日が銃による暴力啓発デーであり、著名人がオレンジ色の服を着ることでその意思を示すのが通例となっている(狩猟中に誤射を防ぐためハンターがオレンジ色の上着を着用することから)。そんな中、彼女は上半身にだけオレンジ色の下着を身につけ、下は何も履いていないというショッキングな写真を投稿した。
実は、アメリカで本作が公開された2015年に上映中に発生した銃乱射事件で2人が死亡しており、彼女なりのユーモアで銃による暴力を否定してみせたようだ。
少しお騒がせなところもあるコメディエンヌ。それがエイミー・シューマーである。
作品データ
原題 | 『Trainwreck』 |
---|---|
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2015年 |
公開日 | 2017年3月4日 |
上映時間 | 125分 |
映倫区分 | R15+ |
キャスト
キャスト | エイミー・シューマー |
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ビル・ヘイダー | |
ブリー・ラーソン | |
ティルダ・スウィントン | |
コリン・クイン | |
バネッサ・ベイヤー | |
マイク・バービグリア | |
エズラ・ミラー | |
ジョン・シナ | |
レブロン・ジェームズ他 |
監督・スタッフ
監督 | ジャド・アパトー |
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脚本 | エイミー・シューマー |
製作 | ジャド・アパトー |
バリー・メンデル | |
製作総指揮 | デビッド・ハウスホルター |