蒼真(天海祐希)と将門小次郎(松山ケンイチ)の運命的な出会いからはじまる壮大な戦乱絵巻。演劇をそのまま映画で上映するという新しいスタイルに戸惑う人も多いが、GEKI×CINEを見た人は感動した!面白かった!と口を揃える脅威のシリーズ。
- 製作:2015年,日本
- 日本公開:2015年5月9日
- 上映時間:168分
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3
映画を見る前に知っておきたいこと
- 3.1 GEKI×CINEとは
- 3.2 美麗なアクションと迫力の演技
予告
あらすじ
時は平安時代。贅沢三昧の貴族達に不満を持つ民が起こしては鎮圧される、そんな時代。
ある時、左大臣の屋敷で国の行く末を占っていた渡来衆の一団が、国家大乱の赴を出した事を口実に武士の集団に襲われる。窮地に陥った渡来衆の長、蒼真(天海祐希)は、偶然に将門小次郎(松山ケンイチ)に救われる。そうして二人は出会い魅かれ合い、夫婦となる。
国の現状を憂いていた将門小次郎は、さまざまな人物との出会いを果たし反乱軍を組織、自身を”将門新皇”として朝廷と戦う運命に巻き込まれる。だが、ある出来事をきっかけに行方をくらましてしまうのだった。
そこで妻となる蒼真が小次郎の意思を継ぐものとして”将門御前”として反乱軍を率いていく事になるのだが、蒼真の行く手を阻むのは”将門新皇”である夫、将門小次郎だった。運命に翻弄される2人。愛し合う2人はなぜ戦わなければならなかったのか-。
映画を見る前に知っておきたいこと
GEKI×CINEとは
読んで字の如く、舞台劇×シネマ。舞台劇をそのまま映像でシネマ上映するプロジェクトである。人気のある演劇でも公演数、場所ともに限られていて、チケットもなかなか手に入らない。そんな状況を憂いて、演劇が魅せる興奮や迫力、感動をもっと多くの人に届けたいという情熱から始まったのがGEKI×CINEだ。
なんとなく先入観で、舞台を映像で見るのはつまらないと思う人もいると思う。だが、ゲキシネにはそんな先入観をぶち壊してきた実績がある。演劇の臨場感と映画の迫力を併せ持つ新しいエンターテイメントとして、全国各地で人々の心を掴んでいる。ファンの中には舞台を4、5回見に行って、なおかつゲキシネの上映も楽しみにしているという剛の者も少なくない。
美麗なアクションと迫力の演技
見所として俳優陣の豪華な演技は外せない。迫力の演技!なんて使い古された巾着袋みたいな表現はなるべく控えたいところだが、ゲキ×シネでは舞台であればこその迫力がそのまま映画になっている。予告動画をチラッとみただけでも、まさしく水を得た魚のよう。これこそまさに迫力の演技。
幅広い層に圧倒的な人気を誇る「宝塚の伝説」天海祐希、作品ごとに全く違う魅力をみせる「カメレオン俳優」松山ケンイチ、幼少の頃からあのビートたけしに目をつけられていた「流し目王子」早乙女太一など、演技だけを見ていても、その迫力にやられてしまいそうだ。