映画を観る前に知っておきたいこと

クリミナル 2人の記憶を持つ男
ケヴィン・コスナー主演最新作

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クリミナル 2人の記憶を持つ男

囚人に埋め込まれた殺されたCIAの記憶
世界を救うまでのタイムリミットは
記憶が消えるまでの48時間

米軍の核ミサイルさえも遠隔操作可能な恐るべきプログラムを開発した謎のハッカー、ダッチマンの居場所を知る唯一のCIAのエージェント、ビルは極秘任務中に命を落とした。世界を救うためビルの記憶を、感情を失ってしまった凶悪な死刑囚ジェリコに移植することに!

凶悪な死刑囚と正義感あふれるCIAエージェント、対照的な“2人の記憶”に引き裂かれる男の壮絶な闘いを描いたサスペンス・アクション。

実在した殺し屋を描いた実録クライムサスペンス『THE ICEMAN 氷の処刑人』(12)の監督アリエル・ヴロメンが、奇抜な設定からスリリングな展開を紡ぎ出し、その映像世界でリアリティを追求する。

『ボディガード』(92)のケヴィン・コスナーが、2人の記憶を持つ男ジェリコを演じる他、ゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ、ライアン・レイノルズ、ガル・ガドットとハリウッドの新旧の実力派が揃う。

予告

あらすじ

CIAロンドン支局のエージェント、ビル・ポープ(ライアン・レイノルズ)は極秘任務中に非業の死を遂げた。彼は米軍の核ミサイルさえも遠隔操作できる恐るべきプログラムを開発した謎のハッカー、“ダッチマン”の居場所を知る唯一の人物だった。

世界の危機を救うために残された手段は、ビリーの記憶を他人の脳内に移植すること。、“ダッチマン”を探し出すため支局長クウェイカー(ゲイリー・オールドマン)は、記憶の移植実験を研究中の脳外科医フランクス(トミー・リー・ジョーンズ)に協力を要請する。

クリミナル 2人の記憶を持つ男

© 2015 CRIMINAL PRODUCTIONS, INC.

フランクスがビルの記憶を移植する相手に選んだのは、アメリカ国内で収監中の死刑囚ジェリコ・スチュワート(ケヴィン・コスナー)。幼い頃、父親の虐待によって脳の一部を損傷し、あらゆる感情を失ったジェリコのの未発達の脳は新たな記憶を植え付けるのにうってつけだった。

クリミナル 2人の記憶を持つ男

© 2015 CRIMINAL PRODUCTIONS, INC.

記憶が消えるまでの48時間、ジェリコは凶悪犯である自分自身とCIAエージェントであるビリーという真逆の二つの人格に引き裂かれながら、テロリストとの壮絶な闘いに身を投じていく……

映画を観る前に知っておきたいこと

2014年、アリエル・ヴロメン監督の前作『THE ICEMAN 氷の処刑人』は、実在した殺し屋リチャード・レナード・ククリンスキーを描いた実録クライムサスペンスだった。拳銃、ロープ、ナイフ、毒物シアン化合物、あらゆる殺しの手段を駆使したククリンスキーが、その手にかけた数は100人 とも、250人とも言われる。そして、殺害日時を偽装するため遺体を冷凍保存したことから、彼は“アイスマン”と呼ばれた。

ヴロメン監督はそんなリアリティある題材を選んだ前作から一転、CIAエージェントの記憶を死刑囚に移植するという奇抜な設定に挑む。しかし、いかにも娯楽アクション映画らしい雰囲気を持つこの物語も、“記憶移植手術”に関する徹底したリサーチの基に執筆された脚本は、近未来的でありながらも、すべてが虚構というわけではない。

実現可能な“記憶移植手術”

大ヒット脱獄スリラー『ザ・ロック』でも脚本を手がけたダグラス・S・クックとデヴィッド・ワイズバーグは、本作の脚本を書き上げるために、劇中でジェリコに施された手術の初期段階を研究している科学者らを探し出した。

彼らはすでに、動物の脳神経細胞に対する遺伝子導入は達成し、人の脳神経細胞、遺伝子発現状態、電子科学的シグナルの包括的マッピングに着手しているという。この技術の行き着く先には、本作で描かれている“記憶移植手術”があるのだ。

脚本を手がけた二人は、すでにこの技術が実現可能な段階にあると語る。

「僕らは、未来学者、レイ・カーツワイルの研究に大きな関心を抱いているんだよ。カーツワイルは、人類としての僕らが誰であり、何であるのかについて、いろいろと語っている。彼の抱いているコンセプトは、人は自分の記憶の総和に過ぎず、記憶は脳内の接続に過ぎないのだから、その接続を完全にマッピングする方法さえ見つけられれば、別の媒体内で再製できるはずだというものだ。これが僕らの着想の一部となった。ただ、僕らが本作品のために選んだ媒体はコンピューターではなく、人間だったから、“記憶移植”という、この上なく興味深いアイデアにたどり着くことができたんだよ。この技術は、すぐそこまで到来しているし、僕らは、実現可能な段階まで来ていると確信している。」

デヴィッド・ワイズバーグ

出典:公式サイト

-アクション, 洋画
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  1. ケヴィン・コスナー好きなんですよね、この映画も期待しています。

    たまにこのブログ拝見さしてもらって勉強さしてもらっています。スタイリッシュで綺麗なサイトですね。

  2. 今川 幸緒 より:

    いごっそう612 さん

    嬉しいコメントありがとうございます。励みになります。

    僕も『パーフェクト・ワールド』のブッチ・ヘインズから、ケヴィン・コスナーが好きですね。

    またいつでも、気軽に立ち寄ってください。

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