投稿日:2015年10月3日 更新日:
西暦2265年の未来。通称“ギャラクシー街道”にやってくる宇宙人たちが巻き起こす、爆笑必至のスペース・ロマンティック・コメディ。
監督は『THE有頂天ホテル』(06)、『ザ・マジックアワー』(08)、『ステキな金縛り』(11)、『清須会議』(13)の三谷幸喜。監督作品第7作目となる本作は、宇宙を舞台にした初のSF設定だ。
主演に香取慎吾、ヒロインを綾瀬はるか務めるほか、優香、遠藤憲一、小栗旬、大竹しのぶ、西田敏行など、誰もが一度は見たことがあるであろう豪華キャストが集結。
- 製作:2015年,日本
- 日本公開:2015年10月24日
- 上映時間:110分
あらすじ
時は西暦2265年。木星と土星の間に建造されたスペースコロニー「うず潮」と地球を結ぶスペース幹線道路・ルート246666、通称“ギャラクシー街道”。
昔は活気に満ち溢れていたギャラクシー街道も開通して150年。老朽化が進み、そろそろ閉鎖の噂も聞こえはじめていた。
“ギャラクシー街道”には色々な星から宇宙人たちがやって来る。異星人たちはみんなそれぞれに悩みを抱え、人間味に溢れた愛すべき奴らだ。
街道の中央には小さなハンバーガーショップ、「サンドサンドバーガー・コスモ店」がひっそりと佇んでいる。
スペース警備隊、スペースヒーロー、スペース客引き、スペース娼婦、スペースドクター、スペース役人、スペースシンガーに、スペースパートタイムのおばさん…。
その店を舞台に、そこで働く人々と客たちが織り成す、ハートフルで笑えるドタバタ宇宙人模様。
映画を見る前に知っておきたいこと
三谷幸喜監督
前向きでハートウォーミングな作風で日本に多くの名作喜劇映画を送り出してきた三谷幸喜監督。TVドラマ「古畑任三郎」シリーズや、映画『有頂天ホテル』などが有名だ。
特に『THE 有頂天ホテル』の大ヒットはもう10年も前のことになるが、いまだに記憶に新しい。
露骨な社会風刺やグロテスクな描写・セリフは極端に少なく、愛について言及する時もドロドロした愛憎劇のように目を背けたくなるような話は一切ない。そもそも、恋愛劇は自身の恋愛感がバレるのが嫌だとかで、ラブストーリーはあまり得意ではないらしい。
「安心して見に行けて、やっぱり笑えるし感動するし面白い」というのが三谷幸喜監督の映画の特徴と言える。
立場的には「泣く子も黙る大物劇作家」なのだが、実に人間味溢れる人物で、性格や逸話を含めたくさんの人に愛されている監督だ。
彼のこの人間味は、映画に登場するキャラクターにも反映されているような気がする。すでに大物でありながら、彼の起用によって再び新しい魅力を引き出された俳優や、脚光を浴びることになった俳優は少なくない。
キャラクター・キャスト
スペース警備隊、スペースヒーロー、スペース客引きうんぬんかんぬん・・・。
色んなスペース○○の肩書きを持った宇宙人たちがたくさん登場するので、キャラクターにはサラっと目を通しておくと、より映画を楽しめるかもしれない。
というわけで、公式サイトから登場人物を紹介している画像を拾ってきた。

転載:ギャラクシー街道公式サイト・キャラクター
こうしてみると一癖も二癖もありそうな連中ばかり。個人的には両性具有のメンデスが気になる。舞台が宇宙だけにキャラ設定は流石、やりたい放題である。
登場キャラクターを見ていると、なんとなく「ダウンタウンのごっつええ感じ」に登場していたトカゲのおっさんとか、板尾係長、AHO AHO MANといったキャラクターが思い出される。さすがに笑いのベクトルは全く違うとは思うが・・・。