「別冊マーガレット」で連載され人気を博した幸田もも子の同名コミックを実写映画化。「私が好きな人か、私を好きな人か」自分をヒロインだと信じて疑わなかった10代女子の恋愛をコメディタッチで描いたラブストーリー。
主人公のはとりに世界で8番目に美しい顔の美女、桐谷美鈴。利太役は「L・DK」の山崎賢人、廣祐役は「海街diary」の坂口健太郎をキャスティング。監督は「ハンサム☆スーツ」「貞子3D」の英勉。
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3
映画を見る前に知っておきたいこと
- 3.1 桐谷美玲の体当たり過ぎる演技
予告
あらすじ
幼なじみで同級生の寺坂利太のことが大好きな女子高生、松崎はとり。寺坂利太はすごくモテるものの、これまで付き合ってきた彼女とは誰とも長く続かない。
はとりは利太が誰と付き合っても動じない。彼は地味でイケてない“六角精児似”の安達未帆に告白されて付き合ことにしたと言う。
それでも「最後には自分こそが利太と結ばれるはず!」と信じて疑わなかいはとりだったが、今回は何だか利太の様子がちょっと違う・・・?
焦り始めたはとりは“奪還作戦”の旗の下、ラブストーリーのヒロインとは思えない企み巡らせながら悶々とする。そんなはとりの前に、超絶イケメンの弘光がアプローチしてきて、まさかの三角関係に!
クールな幼なじみか、学校一のモテ男か。私が好きな人か、私を好きな人か。はとりの本当のヒーローは一体どっちだ!?
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映画を見る前に知っておきたいこと
登場人物&キャスト
コミック原作の作品で気になるのは、どのキャラクターを誰がやるのか。そしてどんな風に仕上がっているのか。これにつきる。というわけで、早速キャストとキャラクターを比較しながら見ていこう。
松崎はとり/桐谷美鈴
本作の主人公。5年間一途に利太を思い続けてきた。最終的に利太と結ばれるのは自分だと信じて疑わず、頃合を見てそのポジションに収まるつもりでいたが、脇役だと見下していた安達未帆にその座を奪われ困窮する。
その後はあの手この手でヒロインの座を奪い返そうと謀略をめぐらせるが、だいたい返り討ちにあう。『ヒロイン失格』のタイトル通り、ヒロイン失格の醜い振る舞いが目立つ。腹黒い。
演じるのは世界で8番目に美しい顔で有名な桐谷美鈴。作者の幸田もも子は秘かに彼女をはとりのモデルにしていたらしい。桐谷美鈴自身も漫画の大ファンということで、相思相愛のキャスティングとなった。
「撮影開始にワクワクしています。4年前に『ヒロイン失格』という漫画に出会い、はとりのマネをしながら変顔の練習をしていたのを思い出します。これほど思い出深く大好きなマンガの実写版に参加させていただけること、ほんとに嬉しく思っています!」
– 桐谷美鈴
寺坂利太/山崎賢人
陸上部。クールな性格と端正な顔立ちで運動神経も良くモテるが、今までの彼女とはずいぶんいい加減な付き合い方をしていて長続きはしなかった。未帆と付き合い始めてから、今までとは違う真剣なお付き合いに目覚める。
はとり曰く、実は過去に母親が若い男とどこかへ蒸発ており、親しい人に離れていかれるのが怖くて、誰も本気で好きになれないらしい。嬉しい時ははとりにチョップをかますらしい。
演じるのは壁ドンブームの火付け役、山崎賢人。雑誌の女装企画で読者票1位を獲得するほど、端正な顔立ちのイケメン。壁ドンに続く喜びチョップブームが巻き起こるかも知れない。
「少女漫画のヒロイン像を逆手にとったこのヒロインの設定がすごくおもしろいと思いました。“笑いと恋愛”ラブコメの世界を楽しんで、そのなかで利太を作っていきたいです」
– 山崎賢人
弘光廣祐/坂口健太郎
バスケ部。NYASの柿P(NEWSの山P)似のイケメン。「恋愛などただの思いこみ」という持論をもとに、女関係にだらしがない。とか言いつつ、真剣な告白を受けた時は「キズつけたくない」という理由で断ることもある良く分からない奴。
自分を“特別なヒロイン”だと思い込んでいるはとりに興味を持ち、利太へのあてつけではとりにちょっかいをだし始める。しかし交流を重ねていくうちに、ただのちょっかいのつもりが感情をコントロールできなくなり、はとりに告白した。ずいぶんと女にだらしない男だったが、はとりと付き合ってからは誠実さを見せるようになる。
演じるのは坂口健太郎。全くチャラいイメージのない坂口健太郎で大丈夫か?との声も上がったものの、“チャラ男のようで実は誠実”というキャラなのでイメージは遠くないと思う。
安達未帆/我妻三輪子
冴えない地味っ子。見た目通り、真面目で素直でお人好しだが、少し空気の読めないところもある。弘光に言わせると偽善者。「寺坂くんが他の誰かを好きになったときは仕方ないけど別れる」という消極的な付き合い方が余計はとりを苛立たせる。しかし、本当に利太が離れていきそうになると感情が波打ち、必死に引き止めようとする一面も。
コミック9巻の表紙で、垢抜けた容姿になっているが、このことについてあまり踏み込むとネタバレになるので自重。
演じるのは我妻三輪子。「ニコモノ」「9nine」でアイドルとして活動していた。現在は映画を中心に女優として活動中。写真は変身前の六角精児似の未帆。六角精児を知らない人は「相棒」の鑑識課員米沢といえば分かるだろうか。
我妻三輪子程の美人をよくもまぁ似せたものである。
桐谷美玲の体当たり過ぎる演技
「ヒロイン失格」というだけあって、ヒロインとは思えない変顔のオンパレード。
俳優の体当たりの演技!というキャッチコピーは至る所で目にするが、ここまで体当たりな演技も他にない。というか、主人公が主人公だけに、そうする他なかったというのが本音だろうか。
と思いきや桐谷美鈴は、原作の連載中からはとりの真似をして変顔の練習をする程の大ファンだというのだから、なるほど今回の撮影はめちゃくちゃ楽しかっただろう。
「ゆるカワ」系モデルで知られ、“世界で最も美しい顔第8位”の世界基準の美女の変顔が拝めるのは、世界広しといえどもこの映画だけだ。