エジプトを盗むのは、俺だ。
世界20カ国No. 1(オープニング週末興行ランキング)!スリル満点の“古代エジプト”をアトラクション体験する、超ド級の冒険スペクタクルがついに日本上陸を果たす。
奪われた恋人を救うため立ち上がった盗賊の青年ベック。彼はスフィンクスやピラミッド、神話の神々が立ちはだかる冒険の旅に出る。
監督は自身もエジプトに出自を持つアレックス・プロヤス。
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3
映画を観る前に知っておきたいこと
- 3.1 アレックス・プロヤス監督
予告
あらすじ
神と人間が共に生き、神々を讃える建造物が立ち並ぶ古代エジプトは、生命の神オシリス王の統治のもと栄華を極めていた。
しかしオシリス王の弟、砂漠の神セト(ジェラルド・バトラー)が兄王オシリスを殺害しエジプトは混迷の時代を迎える。
多くの民は苦しめられる中、オシリスの子・天空の神ホルス(ニコライ・コスター=ワルドー)は妻をセトに奪われた盗賊ベック(ブレントン・スウェイツ)と手を組み、王座を左右する<神の眼>を狙う……
Mission
- 侵入不可能な神殿の宝物庫から<神の眼>を奪い王子を仲間につけろ
- 太陽の絶壁を制覇し、太陽の神・ラーから<創造の水>を手に入れろ
- 扉のない動くピラミッドに入り、<セトの炎>を消せ
- 知恵の神・父を仲間につけ、<スフィンクスの謎>を解け
- 天まで届くセトの塔<オベリスク>の頂点でセトと対峙
映画を観る前に知っておきたいこと
アレックス・プロヤス監督
1963年、エジプト・アレクサンドリアで生まれ、3歳の時シドニーへ移住。両親はギリシャ人。映画はアレックス・プロヤス監督自身の出生の地であるエジプトを舞台にしたファンタジー・アドベンチャー大作となっている。
ウィル・スミス主演『アイ,ロボット』(04)のようなSF映画から、ニコラス・ケイジ 主演『ノウイング』(09)のようなディザスター・ムービー(パニック映画)まで、これまでプロヤス監督が手掛けた作品の多くは世界的に成功を収めている。最新のVFX映像を駆使したその圧倒的なビジュアルはエンターテイメント性抜群だ。
またプロヤス監督はロシア(ソ連)の巨匠アンドレイ・タルコフスキーを敬愛しているという。タルコフスキー監督の映画はロシア的と評される冗長とも退屈とも取られる時間感覚や、宗教的な要素が強いことから難解と評される。その一方、「映像の詩人」と呼ばれ独特の映像美は世界中にファンも多い。
一見、対照的なプロヤス監督とタルコフスキー監督だが、映像への強いこだわりや、SF映画、大作を得意としたことなどの共通点も見られる。
『キング・オブ・エジプト』でもその映像手腕に注目したい。
本作はIMAX3Dでの上映は予定されていないが、4DX/MX4Dは一部で上映が決定している。アドベンチャー大作ということもあり、よりアトラクション体験を堪能できる映画となっている。
アレックス・プロヤス監督作品
- 『スピリッツ・オブ・ジ・エア』(1988)
- 『クロウ/飛翔伝説』(1994)
- 『ダークシティ』(1998)
- 『ガレージ・デイズ』(2002)
- 『アイ,ロボット』(2004)
- 『ノウイング』(2009)