人類よ、立ち向かうな。
日本でゴジラが誕生する20年以上前の1933年、髑髏(ドクロ)島からニューヨークへと連れて来られたキングコングが、当時完成したばかりの世界一高いエンパイア・ステート・ビルに登る圧倒的なビジュアルは世界中で大きな反響を呼んだ。特撮映画の金字塔『キング・コング』が、『GODZILLA ゴジラ』(14)の制作チームによって現代に蘇ったアドベンチャー超大作!
南太平洋のどこかにある神秘の島、未知の生物を求め潜入した調査隊は、無数に散らばる骸骨と岩壁の血塗られた巨大な手跡を発見する。島に巨大な神として君臨するキングコングと遭遇した人間たちは、ただの虫けらに過ぎなかった……
『アベンジャーズ』(12)のトム・ヒドルストンを主演に迎え、『ルーム』(15)でオスカー女優となったブリー・ラーソンやサミュエル・L・ジャクソンらが共演する。
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3
映画を観る前に知っておきたいこと
- 3.1 今のハリウッドらしいキングコング
予告
あらすじ
未知の生物を求める調査遠征隊は、南太平洋に浮かぶ謎の島へと潜入した。しかし、そこは人間が決して足を踏み入れてはならない髑髏島だった。

© 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC.
調査隊のリーダー、コンラッド(トム・ヒドルストン)は島の至るところに散らばる骸骨と岩壁の血塗られた巨大な手跡を目の当たりにした。そして彼らの前に、ついに髑髏島の神なる存在コングが姿を現す。しかし、この島に住む怪物はコングだけではなかった!

© 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC.
この島に隠された秘密とは?コングは人類の敵なのか、味方なのか!?
Sponsored Link映画を観る前に知っておきたいこと
初めて世界にキングコングが登場した1933年はまだ第二次世界大戦も始まっていない時代であり、コングに対する人類の最強の武器は飛行機の機関銃だった。それでも映画ファンから、「本当にあんな生物がいるのか!?」と製作会社RKOに問い合わせが殺到したという。当時の映像を見ると、思わず笑ってしまいそうなエピソードだ。
しかし、大ヒットの要因は衝撃的なビジュアルだけではない。世界大恐慌の残禍も色濃い当時のアメリカ社会を風刺した内容が、膨大な失業者、黒人に対する白人側の恐怖などを様々な暗喩によって説明していたことが重要だったようだ。そのため時代を映す鏡として、今でもしばしば引き合いに出される作品となっている。
日本では1954年に、被爆国における反核を風刺するようにゴジラが誕生した。そして1962年には東宝がRKO社と提携したことで『キングコング対ゴジラ』が実現しているが、2つの偉大なキャラクターの出発点はよく似ている。
今のハリウッドらしいキングコング
本作はキングコングの起源ともいえる髑髏島を舞台にすることで、オリジナルをベースとしながらもアドベンチャー超大作として新たに生まれ変わっている。以前のような社会風刺を排し、よりエンターテイメントに特化した今のハリウッドらしい作品だ。
庵野秀明が『シン・ゴジラ』で反核に対するメッセージを強く盛り込んだ分、日本ではその差を明確に感じる人も多いかもしれない。
映画会社レジェンダリーが2014年のハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』に続くシリーズとして製作した本作は、2019年の『Godzilla 2』、さらに2020年の『Godzilla vs. Kong』と展開されていくことがすでに決定しており、最終的にはハリウッドでゴジラとキングコングが再び相見えることとなる。
作品データ
原題 | 『Kong: Skull Island』 |
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製作国 | アメリカ |
製作年 | 2017年 |
公開日 | 2017年3月25日 |
上映時間 | 未定 |
上映方式 | 2D/3D/IMAX |
キャスト
キャスト | トム・ヒドルストン |
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サミュエル・L・ジャクソン | |
ジョン・グッドマン | |
ブリー・ラーソン | |
ジン・ティエン | |
トビー・ケベル | |
ジョン・オーティス | |
コーリー・ホーキンス | |
ジェイソン・ミッチェル | |
ジョン・C・ライリー他 |
監督・スタッフ
監督 | ジョーダン・ヴォート=ロバーツ |
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脚 本 | ダン・ギルロイ |
マックス・ボレンスタイン | |
製作 | トーマス・タル |
メアリー・ペアレント | |
ジョン・ジャシュニ | |
アレックス・ガルシア | |
製作総指揮 | エリック・マクレオド |
エドワード・チェン |
視ました、映画、最初の所が面白くなく、つい睡魔に襲われ、キングコングに叩き落されるヘリコプターの音で目が覚めました。ストーリーも何だか無理があったような・・・・人食いトカゲのクオリティーの低さに、あーララランドを観れば良かったと思ってしまいました^^;
まむ703さん、コメントありがとうございます。
僕もニッチな映画を観ては失敗し、メジャーな作品に触れてみるものの物足りず、そんな繰り返しです。ついつい、作品を掘り下げたくなる衝動にかられるため、いわゆるハリウッド超大作は僕の天敵になっています。
でも、つまらないと感じることもなければ、映画も疲れてしまいますよね。