京都アニメーションが送るダークファンタジー、「境界の彼方」の劇場版。3月14日公開の過去編と4月25日公開の未来編の2部構成となっている。過去編はTVアニメシリーズの出来事を振り返るストーリーで、未来編はそれから1年後を描いた完全新作となっている。「過去篇」と同じく「けいおん!」を手がけた石立太一が監督。
- 製作:2015年,日本
- 日本公開:2015年4月25日
- 原作:鳥居なごむのライトノベル『境界の彼方』
- 上映時間:未定
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3
映画を見る前に知っておきたいこと
- 3.1 原作にはないストーリー展開
- 3.2 監督・石立太一
予告
あらすじ
体内に最凶の妖夢・境界の彼方を宿す半妖の少年・神原秋人と、その妖夢・境界の彼方を唯一倒せる存在の少女・栗山未来。二人は出会うべくして出会い次第に惹かれ合っていった。戦いも終わり、二人で生きることを選んだ秋人と未来。普通の日常が続くはずだった・・・未来は秋人を救う代わりに全ての力を使い切ってしまい消滅してしまう。しかし未来を諦めきれない秋人。
秋人は「境界の彼方」から奇跡的に未来を取り戻すことができたが、喜んだのも束の間。その代償から未来は記憶を失っていた。春になり新学期が始まっても未来の記憶が戻ることはなかった。
高校3年になった二人。未来の幸せを願う秋人は次第に未来を避け始める。しかし、そんな秋人の思いも知らず、惹かれるままに秋人に近づく未来。そんな二人のもとへ未来を知る人影が・・・秋人の思いとはうらはらに、未来はまた自分自身と向き合う戦いへと赴くこととなる。
映画を見る前に知っておきたいこと
原作にはないストーリー展開
過去編はTVアニメシリーズを振り返るストーリーだが、アニメの制作が始まった時点では原作はまだ1巻しか発売されていなかった。通常アニメ化される時は、ライトノベルだと3巻が目安となっている。それもあってか原作とアニメは随分と違うものになっている。実際1話目以降はほぼオリジナルのストーリー展開となっている。
京都アニメーションはもともと原作に忠実な制作が評価されていたが、近年はオリジナルのストーリー展開やアニメだけの登場キャラなども増えている。なので映画やアニメで『境界の彼方』にハマった人は、ぜひ原作も読んでみてほしい。
監督・キャスト
監督・石立太一
京都アニメーション所属。エフェクトで魅せるアクション派アニメーター。『境界の彼方』のTVアニメで監督としてデビューした。アニメーターとしても『けいおん』『犬夜叉』『フルメタル・パニック』『AIR』『涼宮ハルヒの憂鬱』など多くの作品を手がけている。