ティーン向けの大ヒットサスペンス小説を原作にした「メイズ・ランナー」シリーズの第2作。1作目の『メイズ・ランナー』で迷路を脱出した若者たちに更なる過酷な運命が待ち受ける。
キャストは主人公トーマス役のディラン・オブライエンをはじめ、第1作のメンバーが引き続き出演。監督も前作のウェス・ボールが続投した。
- 製作:2015年,アメリカ
- 日本公開:2015年10月23日
- 原題:『Maze Runner: The Scorch Trials』
- 原作:小説『The Maze Runner: The Scorch Trials』ジェームズ・ダシュナー
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3
映画を見る前に知っておきたいこと
- 3.1 ティーン向け小説
- 3.2 前作を見ていない人のために
- 3.3 『メイズ・ランナー』は三部作
予告
あらすじ
ある日突然、巨大迷路に放り出された若者たち。
苦難を乗り越え、ついに出口にたどり着いたトーマスたちは、自分たちを迷宮に放り込んだ謎の巨大組織と対峙する。試練はまだ終わってはいなかった。“メイズ”は他にも存在し、出口まで辿り着いた者を集め、「第2ステージ」への挑戦を強要される。組織が「第2ステージ」と呼ぶその場所は、灼熱の太陽が全てを焼き尽くした砂漠の世界。果たしてトーマスたちは「第2ステージ」を攻略することが出来るのか。謎に包まれた組織の目的とは―。
Sponsored Link
映画を見る前に知っておきたいこと
ティーン向け小説
まず、「メイズランナー」シリーズを語る上で覚えておきたいことは、原作が“ティーン向け”の小説であるということ。故に感想と評価はやはり賛否両論があるようだ。“ティーン向け”の大きなアドバンテージは、分かりやすさと派手さ。“複雑怪奇で老獪な謎解き”をメインに据えて見に行くと少し肩透かしを食らうかもしれない。
「メイズランナー」シリーズの見所はタイトル通り迷路をノンストップで走り回る切迫感。この辺のサバイバルスリルは“主人公が常に死にそうな映画”『ダイ・ハード』に通じる面白さがある。
前作を見ていない人のために
加えて巨大迷路の迫力と分かりやすくて衝撃的な設定がセンセーショナルという評価を得るに至ったが、2作目となるとなかなかそうもいかない。さらに続き物の要素が強く、1作目とは違うスケールとストーリーがこれからどう転んでいくのかがシリーズを通して大きな見所なので、レンタルなどで1作目の『メイズランナー』を見てから足を運びたい。
なぜ記憶を消されたのか。どうして迷路に放り込まれたのか。ステージをクリアして行くとどうなるのか。巨大組織の目的は何なのか。こういった謎解きの要素は、1部から3部までを全部知っていないと分からない。
というわけで、1作目を見ていない人の為に、大雑把にストーリーと予告動画を紹介する。
第1部予告動画
あらすじ
高い壁に囲まれた謎のエリアに放り出された、記憶を失った少年。壁の中では、彼と同じようにその壁の中に放り出された人たちがコミュニティを作って暮らしていた。そこには月に一度、生活物資とともに新しい「ランナー」が送り込まれてくる。ランナーたちは全員記憶を失っており、かろうじて自分の名前だけを思いだす。
壁は朝になると扉が開き、巨大な迷路(Maze)が現れる。夜になると扉はしまり、迷路はその構造を変化させ、同じ道は二度と出現しない。そして、扉が閉じる前に戻れなかったランナーの命の保証はない。
迷宮に隠された秘密とは。
そしてランナーたちの運命は― 。
『メイズ・ランナー』は三部作
さて、ここまで第1作と第2作について語ってきたが、「メイズランナー」シリーズにはさらにもう1本の続編があるということを事前に知っていなければならない。でないとどうしても期待しすぎてしまうので注意。当然、きたる完結篇の第3作目に向けてさらなる謎を残して終わることは頭に入れておいた方がいいだろう。