映画を観る前に知っておきたいこと

【ピクセル】パックマンvs地球人!?宇宙人がレトロゲームキャラを使って地球を侵略!

投稿日:2015年8月19日 更新日:

ピクセル タイトル

80年代にNASAが宇宙に送った映像に含まれていた人気ゲームの映像を、挑戦状だと勘違いして侵略してきた宇宙人。侵略を食い止めるには、ゲームオタクに頼るしかない・・・!地球の危機を救うために戦うゲームオタク達の姿を描いたディザスターパニック。

監督は『ハリー・ポッター』シリーズのクリス・コロンバス。パックマン、スペースインベーダー、ドンキーコング、ギャラガなど日本のゲームキャラクターも登場する。

  • 製作:2015年,アメリカ
  • 日本公開:2015年9月12日
  • 上映時間:105分
  • 原題:『pixels』

予告

あらすじ

2015年、30年前にNASAが送った「友好」のメッセージは、どうやら宇宙人に届いたようだ。

―「友好」ではなく、「挑戦状」として。

誤解の元は一緒に送られたレトロゲームの映像だった。それを「挑戦状」と受け取った彼らはゲームキャラに姿を変え、地球侵略を開始。世界中でレトロゲームキャラクターが人類に襲い掛かる。

ピクセル あらすじ

ニューヨークの街を食い散らかす「パックマン」
グアムの空軍基地を襲う「ギャラガ」
インドのタージ・マハルを崩す「アルカノイド」
ロンドンの空を覆いつくす「センチピード」
ワシントンDCに現れた巨大母船からは、「スペースインベーダー」をはじめとする大量のキャラが出現。
そしてさらには「ドンキーコング」まで!

ピクセル あらすじ

あらゆるものをブロック状にピクセル化させる攻撃に、世界はピコピコと崩壊していく。地球は滅亡の窮地に立たされた。

そこに一筋の光が。米国大統領はNASAがメッセージを送った1982年当時のテレビゲームチャンピオン達を招集し、彼らに対峙させることを決断。集められたオヤジ達は“アーケーダーズ”として組織され、対ゲームキャラ用の兵器を駆り戦場へ赴くのだった。

ピクセル あらすじ

ここにゲームオタクvsレトロゲームキャラの地球の存亡をかけた戦いが幕を開ける。

映画を見る前に知っておきたいこと

click ※少し批判的な記事なので、楽しみにしてる人はご遠慮ください

賛否両論の海外の評価と感想

うーん・・・。思った通りというか、予想通りというか、あまり評価は芳しくない様だ。地球がピコピコ崩壊する様は新しいが、設定や演出、音楽、予告動画の段階ですでに既視感しかない。宇宙人の緊張感のなさといい、『ゴーストバスターズ』チックなコメディ感といい、B級映画の匂いはぷんぷんする。

“映画の予習メディア”というコンテンツの性質上、なかなか批判的な意見は書きづらい面が少なからずある。しかし、それでも出てくるものである。「これは一体どう楽しんだらいいのだろうか」と頭を悩ます映画が。

すでに公開されている海外では、賛否両論の声が渦巻いている。とはいっても、大多数は批判の声。

批判の声

はっきり言ってひどい出来だったね。この映画の中のアダム・サンドラ―は観ていてこっちが恥ずかしくなってくるような感じ。キャストたちは楽しそうに演じているんだけど内輪盛り上がりしているようにしか見えない。
http://ciatr.jp/topics/51272

僕は1980年代と90年代にこの映画に出てくるゲームをやってたからこの作品のターゲット層だと思うし、楽しみたかったんだけど、2015年公開の映画の中で一番最悪な映画だった。ビデオゲームのキャラクターが地球を攻撃するっていうのは良いアイディアだと思ったんだけど、何がいけないかっていうと単純につまんないんだ。クリス・コロンバスがこの映画の監督だって知って本当にびっくりした、だっていつもは良い作品を作る監督だから。
点数をつけるなら10点中2点ってとこかな。楽しみにしてたから残念だよ。
引用:http://ciatr.jp/topics/51272

賞賛の声

最初に私が言っておきたいのはこの映画に低い評価を下してる人は全然フェアにこの作品を観てないと思う!私はあまり期待をしないでこの作品を観に行ったらすごく楽しめた。確かにバカっぽいかもしれないしオスカー賞を取れるような作品でもないけど、俳優たちの演技はとても良かったと思うし、かなり笑えた。観終わったあとは温かい気持ちで映画館を出れた。家族で観るのにも向いているし、80年代の実際にゲームで遊んでた世代にとってはノスタルジアに浸れる良い作品。厳しい批評にまどわされないで映画館に観に行ってほしいなあ。
引用:http://ciatr.jp/topics/51272

初めてこの映画の予告を観たときに映画館で観るのが本当に待ち遠しくなった!もともと出演してる俳優陣は好きなメンツだったっていうのもあるけど、俳優たちの演技がとっても良かったと思う。アシュレイ・ベンソンはスクリーンに出てくる時間は短いけど、個人的に一番お気に入り!全体的には確かに少しストーリーラインに問題があった気もするけど、楽しい時間を過ごせたし、私はすごい気に入った!
引用:http://ciatr.jp/topics/51272

他にも多数の声はあれど、言っていることは大体一緒だ。いったい何がこの映画の賛否を分けるのだろうか。

賛否両論の理由

ずばり言うと単純にしらけるかどうかだと思われる。この“しらけるポイント”は実に人それぞれで、なかなか一定の基準を当て込みづらい。そして一回しらけると、もう映画の世界観に戻ってくるのは難しい。

心構えの問題もあるだろう。ディザスターパニック!と言われて見た映画がストーリラインゆるゆるで緊張感皆無のコメディタッチだと誰でも萎えてしまう。

さらに、見る人のコンディションも影響するかもしれない。映画を見ようと思ったものの、見初めてから「気分じゃないな」と感じて退屈になってしまうようなことは、誰もが経験していると思う。

しかし一番の問題はこの映画がエンターテイメント作品だということ。「何も考えずに幅広い層が単純に楽しめる」というのは娯楽映画の基本だと思う。個人の趣味趣向に大きく偏るとなると、なかなか良作とは言い辛い。

何より、賛否が巻き起こるということは少なからず興味をもった人を裏切った結果と言える。問題作と言われる作品や社会問題などの難しいテーマを扱った作品ならいざ知らず、娯楽映画でこの結果はなかなかに致命的ではないだろうか。

とは言え、レビューにもある通りフラットに見ればそれなりには楽しめる作品なのだろうとは思う。ただ、わざわざ足を運んで、お金を払って、時間を割いて見に行きたいかと問われると、腰の重たい映画である。

見に行く人は、コメディを見に行くノリで行く方が楽しめる知れない。

CAST

アダム・サンドラー
アダム・サンドラー
:(サム・ブレナー“1982年度ビデオゲーム世界大会”第2位)
コメディアン、俳優、脚本家、映画プロデューサーなどマルチに活躍する。米経済誌フォーブスが発表する「最も稼いだ系ランキング」の常連でもある。アジアが好きなのかどうかは分からないが、主演映画では日本や中国をよくネタの題材にしている。
最近の出演作は『靴職人と魔法のミシン』

ピーター・ディンクレイジ
ピーター・ディンクレイジ:(エディ・プラント“1982年度ビデオゲーム世界大会”第1位)
1969年生まれのアメリカ俳優。軟骨発育不全による小人症で、身長135cmでありながら名脇役として数々の映画に出演している名優である。2005年に舞台女優と結婚している。

ジョシュ・ギャッド
ジョシュ・ギャッド:(ラドロー・レイモンソフ“1982年度ビデオゲーム世界大会”第3位)
声優としての出演だが、『アナと雪の女王』のオラフ役でエミー賞を受賞した。

ミシェル・モナハン
ミシェル・モナハン:(ヴァイオレット・ヴァン・パッテン陸軍中佐)
1976年生まれのアメリカ人女優。『ミッション・インポッシブルIII』や『ゴースト・プロトコル』でイーサン・ハントの妻、ジュリア役として有名。

ケヴィン・ジェームズ
ケヴィン・ジェームズ:(ウィル・クーパー大統領)
俳優・脚本家としても活動するコメディアン。アダム・サンドラーとは仲が良いのか、割と同じ作品でよく見る。

-SF, パニック, 洋画

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