あの『アナと雪の女王』が影響を受けたとされるアンデルセンの童話を原作に作られたCGアニメ『雪の女王(2012・日本未公開)』の続編で完全オリジナルストーリー。本国ロシアでは公開一ヶ月で6億、韓国でも5億を超える前作以上のメガヒットとなっている。
- 製作:2014年,ロシア
- 日本公開:2015年7月18日
- 上映時間:78分
- 原題:『Snezhnaya koroleva 2. Snezhnyy korol』
- 原作:童話『雪の女王』アンデルセン
投稿日:2015年6月21日 更新日:
あの『アナと雪の女王』が影響を受けたとされるアンデルセンの童話を原作に作られたCGアニメ『雪の女王(2012・日本未公開)』の続編で完全オリジナルストーリー。本国ロシアでは公開一ヶ月で6億、韓国でも5億を超える前作以上のメガヒットとなっている。
Contents
雪の女王との戦いに勝ち、氷の世界から解放された妖精トロルの国は平和を取り戻し、しあわせな暮らしを取り戻していた。少女ゲルダと弟のカイと協力して女王を退治したトロルのオルム、おばあさんと暮らしながら炭鉱で働いている。
平和になったトロルの国では、プリンセスの花婿選びが始まり、オルムも花婿に立候補。そこで「自分一人で雪の女王を倒し、国を救ったのだ」とウソをついてしまう。オルムは「決してウソはつかない」という聖なる泉で誓った約束を破ってしまったのだ。
すると突然、北国の怪物が現れプリンセスをさらっていってしまう。雪の大魔王が現れたのだ。
オルムはプリンセスを救うため、再び氷の国へ向かった。やがてゲルダやカイ、そしてアルフィダも冒険に加わり、最強のパーティーが復活。
果たしてオルムたちはプリンセスを無事に救うことが出来るのか?そして謎に包まれた雪の大魔王の正体とは・・・!?
原作はデンマークの童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話。50年も前からアニメ化されている、世界中で愛されている童話のひとつだ。
アンデルセンという名に聞き覚えがなくとも、彼の作品の名前は日本人でも誰もが知っている。「人魚姫」「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」、どれもアンデルセンの童話だ。
あの宮﨑駿監督が1957年にロシアでアニメ化された「雪の女王」に、アニメーションの持つ可能性を見せつけられ、その後の創作活動に大きな影響を与えたことは有名なエピソード。
当時、ルーチンワークとして与えられた仕事をこなす日々に失望していた若き日の宮﨑駿監督にとって、「雪の女王」はアニメーター宮﨑駿の原点となった作品といっても過言ではない。
と、ここまで散々盛り上げておいてなんだが、今回の「雪の女王」はそのアニメーションとは原作が同じというだけで全く関係はない。
『アナと雪の女王』のパクリだ!という話も出ていたりするが、CGアニメーション『雪の女王』が公開されたのは2012年。『アナと雪の女王』がアメリカで公開されたのは2013年。ということでパクリではない。
執筆者:萩山 悠太