映画を観る前に知っておきたいこと

【テッド2】見た目はテディベア、でも中身は下品な中年オヤジ

投稿日:2015年7月24日 更新日:

テッド2

見た目はテディベア、でも中身は下品な中年オヤジ。この夏テッドが帰ってくる。前作の2012年に公開された『テッド』はそのキャラクターが世界中で愛され、R指定オリジナルコメディ映画史上ナンバー1の大ヒットとなった。お馴染みのダメな親友ジョンとテッドのコンビがスクリーンでまた暴れ回る。今度はテッドが突然“子どもが欲しいと”と言い出した。ぬいぐるみに人権はあるのか???

監督、脚本およびテッドの声を担当するのは、前作同様のセス・マクファーレン。ジョン役のマーク・ウォールバーグも続投し、サマンサ役でアマンダ・セイフライドが新たに出演している。

R15+指定なので間違ってもお子さんと見に行かないように。テッドの下品さがわかり易いR指定US版予告も貼っておいたので、そちらを参考に。

  • 製作:2015年,アメリカ
  • 日本公開:2015年8月28日
  • 上映時間:116分
  • 原題:『ted2』
  • 映倫区分:R15+

予告

R指定US版予告

あらすじ

「大事な話をするぞ。オレ子供がほしい。」

テッドはバイト先で知り合った彼女タミ・リンと交際の末、ついにゴールイン。今度は子供がほしいと言い始めた。お馴染みのダメな親友ジョンは賛成するが、ぬいぐるみが子供を作るには問題だらけ。テッド2まずは優秀な遺伝子を手に入れようと試みる2人。世界最高のアメフト選手トム・ブレイディの精子を盗もうとするも、あっさり失敗する。あきらめて、親友ジョンの精子で手を打つことに。

さらに問題は子供を持つには人権がいるということ。ぬいぐるみのテッドは自分が人間であることを証明しなければならなくなった。

「困ったら弁護士だ。」

テッド2親友ジョンのアドバイスで、弁護士に相談することにしたテッド。そして女性弁護士サマンサのもとへ。しかし、弁護士が26歳の小娘なことを理由に別の弁護士を探そうとするテッドと親友ジョン。ところがマリファナを吸う彼女を見て、仕事ができる弁護士だと思い、改めて相談するのだった。彼女と親友ジョンの力を借りて、自分が人間だと証明するため、いざ法廷へ・・・

映画を見る前に知っておきたいこと

セス・マクファーレンという男

この映画、公にしてはいけないブラックジョークのオンパレード。家で友達と話すようなことを平気で映画でやってのけるセス・マクファーレンという男はバカなのか。本作の脚本家であり監督でもある彼は、テッドの声も担当する、いわば主演でもある。もともとコメディアンでもある彼の真骨頂となってしまった。

そしてこの男、2001年9月11日にロードアイランドの母校での講演を終え、ロサンゼルスに帰る飛行機でアメリカ同時多発テロ事件でワールドトレードセンター北棟に突入したアメリカン航空11便に乗る予定だった。しかし、旅行会社の手違いで出発時刻を30分遅い時刻で教えられていたために乗り遅れ、事件に巻き込まれずに済んだ経験を持つ。

彼が、もしアメリカ同時多発テロに巻き込まれていたら『テッド』が世に出ることはなかった。すごくドラマチックな出来事だが、運命の映画が『テッド』かと思うと、それがまたおかしい。僕はセス・マクファーレンは生まれながらにして天才コメディアンなんじゃないかと思う。

前作のあらすじと予告

いきなり『テッド2』を見に行く人のために、前作のあらすじと予告動画を紹介しておく。

1985年のボストン郊外。ジョン・ベネット少年はテディベアのテッドをかわいがり、命が宿るように祈るとそれが叶うのであった。以後、命を吹き込まれたテッドとジョンの2人は親友となりともに暮らし成長し、27年後の2012年になっても一緒に暮らしていた。
かつて「生きているぬいぐるみ」としてマスコミに取り上げられ、国民的キャラクターとして一世を風靡したテッドも、年と共に中年になり、今や落ちぶれ、酒と女とマリファナ漬けの日々を送っていた。一方、35歳になったジョンはレンタカー屋の従業員になり、支店長昇進の話が出るも仕事に身が入らず。休日にはテッドと共にマリファナを回し飲みし、子供の頃のように『フラッシュ・ゴードン』のビデオを見ては一日中ダラダラと過ごしていた。しかも、雷が鳴るといまだにテッドが一緒じゃないと眠れない、いつまでたってもガキのままであった。同棲している恋人のローリーとは交際4年になるのに、いまだに結婚する決意もできない。いつまでもジョンが大人になれないのは、テッドも一緒に暮らしているからだと考えるようになっていた。
交際4年目の記念日の晩、2人が食事を終えて帰ると、何人もの売春婦を呼んで乱痴気騒ぎをしているテッドに、ついにローリーの怒りが爆発した。ローリーに促され、ジョンはテッドに家を出るよう提案する。こうして2人は初めて離れ離れの大人の生活を始める。

-コメディ, 洋画

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