昨年「第56回 輝く!日本レコード大賞」で大賞受賞、今年リリースした最新アルバム「PLANET SEVEN」は異例の大ヒットを記録、 そして単独ドーム・ツアーもスタート、など快進撃を続ける「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」のパフォーマーであるELLYの映画初主演作。彼が演じるのは地元では喧嘩負けなしだが、他に取り柄がなく何をやっても中途半端に投げ出してしまう若者・本堂ケント。ダンスで培った身体能力を生かした迫力の格闘シーンは、アクション映画としても本格的。
ヒロインを演じるのは『パッチギ!LOVE&PEACE』の中村ゆり。 何かとケントたちの面倒を見てくれる野中英二に『アラグレ』の遠藤雄弥、地下組織で暗躍する堀田に『クローズZERO』の遠藤要、と若手実力派が揃っている。
- 製作:2015年,日本
- 日本公開:2015年10月24日
- 上映時間:88分
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3
映画を見る前に知っておきたいこと
- 3.1 ELLYの演技
予告
あらすじ
地元では喧嘩負けなしの本堂ケント。勢いよく東京に出てきたものの、腕っぷしだけでは何も上手く行かなかった。結局、何でも中途半端に投げ出してしまう生活をおくっていた。そんなある日、いつも世話になっているバーのマスター野中に紹介してもらった仕事も喧嘩が原因でクビになり、再び地元に戻ったケントは、高校時代に付き合っていた細川南と再会する。そして、彼女が旦那の作った借金のせいでやっかいごとに巻き込まれていることを知る。
旦那探しを引き受けたケントは東京に戻り、闇金ニコチンファイナンスに殴り込むが、そこは元暴走族の堀田昌樹が仕切る地下組織の息のかかった店だった……
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映画を見る前に知っておきたいこと
ELLYの演技
「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」のパフォーマーとして知られるELLYだが、演技の方はどうなのだろう。本作の監督を務めた権野元の評価は、これからの伸びしろに期待するも満足そうなコメントを残している。どうしても役者としては、「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」のパフォーマーという肩書きは足を引っ張ってしまうと思うが、別に演技に違和感を感じることもなかった。
あえて言わせてもらえば、本作の主人公・本堂ケントがあまりにはまり役だったように感じた。ELLYの無骨な男らしいイメージと本堂ケントという役が重なった。(セリフも「自分ならこう喋る」という感じで自由に変えて演技に挑んだようだ。)それは、権野元監督が本作で描きたかった本物のカッコいい男象と重なったとも言える。なので本作はELLYのための作品でもあったように思う。
さらに付け加えるなら、格闘シーンがある作品であったことが演技に違和感を感じなかった大きな要因でもあった。ダンスで培った身体能力は本物で、アクションは迫力のある仕上がりになっている。権野元監督もアクションに関しては絶賛しているように感じた。もちろん、キャラに合ったキャスティングというのはあると思うが、ELLYにとって初主演作ははまり役に恵まれたのではないだろうか。