映画を観る前に知っておきたいこと

【アンフェア the end】シリーズ完結 全ての謎が明かされる

投稿日:2015年8月26日 更新日:

アンフェア the end

2006年から連続ドラマとして始まった篠原涼子主演の人気シリーズ『アンフェア』、4年ぶりとなる劇場版3作目『アンフェア the end』でついに完結。監督・脚本はドラマ版、映画版にも携わってきた佐藤嗣麻子。

闇の中枢と思われた人物の転落死。現場には犯人からのメッセージが残されたしおりが。「アンフェアなのは誰か?」新たな協力者、死んだはずの元恋人、信用できない警察と検察、誰が敵で誰が味方なのか?雪平が国家を裏で操る権力組織から手に入れた機密データとは?そして、雪平の父親を殺したのは誰なのか?裏切りにつぐ裏切り。張り巡らされた伏線。10年間積み重ねられたすべての謎がついに明かされる・・・

絶対に予測できない衝撃の結末が待っている。

『アンフェア』のスピンオフ『ダブル・ミーニング』シリーズの最新作『ダブル・ミーニング~連鎖』も『アンフェア the end』の公開に合わせて9月15日からTV放送される。北乃きい演じる新人刑事・望月陽が、篠原涼子演じる本編の主人公雪平夏見と初めて顔を合わせる。

  • 製作:2015年,日本
  • 日本公開:2015年9月5日
  • 上映時間:108分
  • 原作:秦建日子の『推理小説』

予告

https://youtu.be/0hhubaJsENU

あらすじ

警視庁捜査一課刑事・雪平夏見は、有能な刑事だった父の死の真相を探っていた。父が警察内部の不正に迫っていたことを知った雪平は、国家を裏で操る権力組織から機密データを手に入れる。機密データには警察内部の不正を示す証拠が収められていた。父の無念を晴らすため警察内部の浄化を成し遂げようとする。

ネイルガン連続殺人事件から4年後、ある転落死体が発見された現場に向かった雪平は、犯人からのメッセージが残されたしおりを見つける。

「アンフェアなのは誰か?」

それは、10年前の推理小説の事件で残されたメッセージと同じ者だった。転落死体の身元は村上克明検事と判明。そして、その父であり元検事総長であった村上成明も殺されてしまう。その連続殺人事件の容疑者とされたのは、津島直紀だった。

アンフェア the end

津島は、取調官に雪平を指名する。そこで警察の“闇”を告発しようとして無実の罪にはめられたことを告げる。警察内部で信じられるのは雪平だけと話す津島。

アンフェア the end

一方、最高検察庁の武部将臣は、殺害された村上親子が不正な組織に属していた疑いがあると打ち明け、雪平に情報提供を求める。

アンフェア the end

さらに、死んだはずの元恋人・一条道孝が現れ、雪平に危険が迫っていることを告げる。雪平の持つ機密データを狙って国家を裏で操る権力組織が動き出す・・・

映画を見る前に知っておきたいこと

黒幕は?

『アンフェア the end』の最大の見所は、完結編ということでついに黒幕の正体が明かされることだ。10年間積み重ねられた伏線がついに回収されるのだから、『アンフェア』ファンは、誰が黒幕なのか予想しながら映画を楽しみにしていることと思う。そこで、僕もその予想に参加してみたい。登場人物は全員あやしい。そう見えるように創られているのだろうけど・・・とりあえず、本作の登場人物を、新しいキャストも含めて紹介しておく。

  • 小久保祐二(阿部サダヲ)
    警視庁刑事部捜査一課長警視正。雪平を敵視している。
  • 三上薫(加藤雅也)
    警視庁刑事部鑑識課検視官。雪平の捜査に協力。「特殊任務」という言葉に弱い。
  • 山路哲夫(寺島進)
    課特殊班管理官 警視。何よりも警察の面子を重視する。
  • 一条道孝(佐藤浩市)
    北海道西紋別署刑事課 課長 警部。
  • 村上克明(山田孝之)
    東京地検検察官。前作the answerでは影の黒幕だったが・・・
  • 津島直紀(永山絢斗)
    雪平の協力者となり国家の謀略暴こうとするシステムエンジニア
  • 武部将臣(AKIRA)
    最高検察庁監察指導部。雪平の敵か味方か、国家権力の闇に迫る。

今回新しい登場人物は、AKIRA扮する武部将臣と永山絢斗扮する津島直紀の2人だ。ちなみに永山絢斗は、ドラマ版での黒幕・安藤を演じた瑛太の実の弟である。なので順当に考えると永山絢斗扮する津島直紀が黒幕のような気もするが、それではおもしろくないのでもっと近しい人間か・・・個人的には山路哲夫が黒幕というのが一番なさそうなので、ここにBETしたい。

これまでの『アンフェア』シリーズのおさらい

2006年のTVドラマ『アンフェア』から始まり、TVスペシャル『アンフェア the special コード・ブレーキング〜暗号解読』と劇場版が2作、2007年公開の『 アンフェア the movie』と2011年公開の 『アンフェア the answer』がある。そして、今回の劇場版3作目でついに完結となる。

いきなり完結編だけを見に行く人もいないと思うが、4年ぶりの新作なのでおさらい意味でもこれまでの『アンフェア』シリーズをチェックするとより楽しめるはずだ。『アンフェア the end』の公式サイトにPLAY BACKがあるので、大まかなあらすじはそちら見るとわかると思う。もし、これから全シリーズを見ようと言う人がいたら、ネタバレしてしまうのでPLAY BACKは見ない方がいい。それ以外の人は、こちらの『アンフェア』シリーズ振り返り映像も合わせてどうぞ。

-アクション, ミステリー・サスペンス, 邦画

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。