106分間、あなたが目にしたものは、
果たして真実か?
“マインド・ファック・ムービー”(全体を覆すほどのトリックや結末が用意されている映画)の決定版!
去年、本国ドイツで大ヒットを記録するとハリウッドでもリメイクが決定され、その映画化権をめぐって激しい争奪戦が行われた要注目ドイツ製サイバー・スリラー。
監督は米バラエティ誌で「世界で注目すべき監督10人」に選出された新星バラン・ボー・オダー。『コーヒーをめぐる冒険』のトム・シリングが天才ハッカー役で主演を務め、『4分間のピアニスト』のハンナー・ヘルツシュプルンク、『愛さえあれば』のトリーネ・ディアホルムが共演する。
100%誰も見破れないトリックと、最後まで予想できない結末が観客を嘲笑う……
Contents
予告
あらすじ
殺人事件の関与を疑われ国際指名手配をされた天才ハッカーのベンヤミン(トム・シリング)が警察に出頭し、自ら語りだす……
学校ではいじめられ、ピザ屋のバイトでも馬鹿にされてきたベンヤミン。彼は想いを寄せるマリ(ハンナー・ヘルツシュプルンク)の気を惹こうと、試験問題をハッキングしたことで警察に捕まってしまう。前科がなかったため社会奉仕活動を命じられたベンヤミンは、そこで野心家のマックス(エリアス・ムバレク)と出会った。
二人にはハッキングという共通の趣味があった。マックスはベンヤミンの天才的な才能を見抜き、マックスの友人たちと破壊活動を行うハッカー集団“CLAY(クレイ)”を結成する。
国内の管理システムに手当たり次第ハッキングを仕掛け、世間を混乱させ注目を集める。そして“クレイ”はライバルハッカー集団を挑発し、ついにはその正体を暴いてみせる。さらにドイツ連邦情報局へもハッキングを仕掛け、ベンヤミンたちは有頂天になっていた。
そんな時、ベンヤミンの仕掛けた不用意なハッキングがきっかけで殺人事件が起こってしまう。ユーロポール(欧州刑事警察機構)が動き出す中、命の危険を感じたベンヤミンは自ら出頭することを決断した。
しかし、ベンヤミンの自供はつじつまが合わない。翻弄される捜査官たち。果たしてどこまでが真実なのか。彼の真の目的とは!?
Sponsored Link映画を見る前に知っておきたいこと
「この映画は単なるハッキングを描いた映画ではない。アイデンティティーの追求を描いた映画であり、スーパーヒーローの物語だ。」
監督のバラン・ボー・オダーが語るように、これまでのハッキングをテーマにした映画とはひと味違う。コンピューターを使うニキビ面のハッカーというステレオタイプのイメージを打ち壊し、あまり知られていないハッキングの刺激的な部分を掘り下げることに見事に成功している。
これまでにないハッカーの世界を描き出した映画
ハッキングは一般的に、物理的な行為ではなくコンピューターを操作するものだと思われていれるが、実際はリアルな世界とヴァーチャルな世界の両方が絡み合う複雑な行為だ。そして、それは強盗と何ら変わらない行為だ。本作ではハッキングそのものの行為を物理的に見せることにこだわって撮影されている。
また、ドイツの首都であるベルリンを舞台にしている辺りも新しい。ベルリンはヨーロッパにおけるハッカーの世界では中心地のひとつである。活気に満ちているが、問題を抱えた不可解な国際都都市ベルリン。ネット社会を通じて旅行者に知られていない別の顔を映し出す。
バラン監督は、インターネット世代の息吹を表現できる場所はこの街をおいて他にはなかったと語った。
スリリングな展開を演出する音楽
若いバラン監督がこの映画のバックに添えたのは、BOYS NOIZE(ボーイズノイズ)、ROYAL BLOOD(ロイヤルブラッド)といった今、若者を魅了している過激なサウンドだ。
彼らの楽曲は、物語にスピード感を与え、同時に緊迫感を演出する。
特に、BOYS NOIZEの「ALARM」は映画のために書き下ろされた曲であり、ドイツ出身である彼らのサウンドが、不可解な国際都都市ベルリンにこの上なくマッチしているのだ。
BOYS NOIZE(ボーイズノイズ)
ドイツ・ハンブルク出身。アレックス・リダによるエレクトロ・ユニット。07年にデビューアルバム「Oi Oi Oi」を発表、テクノ~ロック方面まで幅広いリスナー層の支持を得て自らのスタイルを確立。また、多くの楽曲リミックスを手掛けるリミキサーとしても活躍。攻撃的エレクトロ・サウンドを鳴らすDJとして世界的に人気を博し、数々の音楽フェスやイベントに参加している。本作に提供している楽曲は「XTC (The Chemical Brothers Remix)」と「ALARM」の2曲で、「ALARM」は本作のために書き下ろしている。「ALARMは、映画のためだけに作った最初の曲。これをきっかけにいつかは映画のサウンドデザインをフルでやってみたい」とコメントしている。
BOYS NOIZE 「ALARM」
作品データ
原題 | 『Who Am I – No System Is Safe』 |
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製作国 | ドイツ |
製作年 | 2014年 |
公開日 | 2015年9月12日 |
上映時間 | 106分 |
映倫区分 | PG12 |
キャスト
キャスト | トム・シリング |
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エリアス・ムバレク | |
ボータン・ビルケ・メーリング | |
アントニオ・モノー・Jr. | |
ハンナー・ヘルツシュプルンク | |
トリーネ・ディアホルムetc. |
監督・スタッフ
監督 | バラン・ボー・オダー |
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脚本 | バラン・ボー・オダー |
ヤンチェ・フリーゼ |
alarmやっぱサイコー
かっこいいですね。