最後の敵は神。『X-MEN』後期三部作ついに完結!
アメコミの老舗出版社マーベルの人気漫画「X-MEN」が2000年に映画化され、シリーズ第1作『X-メン』からスピンオフ作品も含めるとこれまで7作が世界的な大ヒットとなっている。
監督はシリーズ中4作で監督を務めた『X-MEN』育ての親ブライアン・シンガーだ。
ヒーローアクション映画の歴史を変えてきた『X-MEN』シリーズの集大成となる戦いが過去最大のスケールで描かれる。
- 製作:2016年,アメリカ
- 日本公開:2016年8月11日
- 上映時間:144分
- 原題:『X-Men: Apocalypse』
- 上映方式:2D/3D
- 原作:漫画(アメコミ)「X-MEN」原作スタン・リー 作画ジャック・カービー
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3
映画を見る前に知っておきたいこと
- 3.1 見る順番は公開順か?時系列順か?
予告
あらすじ
紀元前3600年。古代エジプトのピラミッドで「アポカリプス」として君臨する人類史上初のミュータントであるエン・サバ・ヌールは新たなミュータントの肉体に転移しようとしていた。しかし、反乱が起こりピラミッドは崩壊し、「アポカリプス」はピラミッドの瓦礫の下で永い眠りに就くこととなった。
1983年。永い眠りから目覚めた「アポカリプス」は、核兵器まで製造し堕落した人類に、新しい秩序をもたらすため、マグニートーら4人のミュータントを「黙示録の四騎士」として従えて世界を破壊する。その強大なパワーで各国から核兵器を葬り、世界の再構築が進められる。
不穏な動きを察知したプロフェッサーXもミュータントの力を吸収できる「アポカリプス」に捕らえられてしまう。
最強の神「アポカリプス」の世界再構築の計画を止めるためにはX-MEN全員の力を集結させるしかない。ミスティーク率いる若きX-MENはかつてない戦いに身を投じる……
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映画を見る前に知っておきたいこと
見る順番は公開順か?時系列順か?
『X-MEN』シリーズの集大成とされる本作だが、4作目の『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』から始まった三部作の完結編でもある。
この三部作は時系列で言えば、シリーズ第1作『X-メン』の前日譚となる。
三部作の1作目『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』では1960年代、2作目『X-MEN: フューチャー&パスト』では1970年代がメインの舞台となっており、本作は1983年が描かれる。この流れがシリーズ第1作『X-メン』へと繋がっていく。本作でシリーズ全体が一つの物語としてようやく完成するのだ。
本作が公開されてストーリーが一つに繋がった事で、『X-MEN』シリーズをどの順番で見ればいいのか?という疑問が出てくる。
中には『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』や『ウルヴァリン: SAMURAI』といったスピンオフ作品もあるので非常にややこしい。
そこで『X-MEN』シリーズを整理するため、公開順と物語の時系列順にまとめてみよう。
公開順
1.『X-メン』(2000年)
2.『X-MEN2』(2003年)
3.『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006年)
4.『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』(2009年)
5.『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』(2011年)
6.『ウルヴァリン: SAMURAI』(2013年)
7.『X-MEN: フューチャー&パスト』(2014年)
8.『X-MEN:アポカリプス』(2016年)
時系列順
1.『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』(2009年)
2.『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』(2011年)
3.『X-MEN: フューチャー&パスト』(2014年)
4.『X-MEN:アポカリプス』(2016年)
5.『X-メン』(2000年)
6.『X-MEN2』(2003年)
7.『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006年)
8.『ウルヴァリン: SAMURAI』(2013年)
ただ、この時系列順は意見が別れるところで、『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』と『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』は一部時代がかぶっていたり、『X-MEN: フューチャー&パスト』においてはシーンによって時代が前後してしまう。強いて並べるとしたらこの順番かなといった感じだ。
結論から言うと、公開順に見ていくのが正解だ!
というのも、時系列順に並べた最初の作品『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』はスピンオフになるため、映画を知っている前提で製作されているからだ。
またそれは本作を含む後期三部作でも同じで、プロフェッサーXとマグニートーの若き日の姿をいきなり見てもそこに感慨深さはない。
ましてや最新作『X-MEN:アポカリプス』はシリーズの集大成と謳われており、X-MENの敵やその戦いも過去最大のスケールとなっているため、シリーズ中で最も多く監督を務めたブライアン・シンガーの進化も感じられる。
『スターウォーズ』のようにどの順番で見るかが永遠のテーマのような作品もあるが、『X-MEN』シリーズはそれとは違う。
もちろん、それぞれの作品が大ヒットしているのでどこから見てもそれなりには楽しめると思うが、せめて前期と後期の三部作とスピンオフ作品は区別して、それぞれの順番で見よう。
公開順がおすすめと言っても、スピンオフ作品である『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』と『ウルヴァリン: SAMURAI』はまとめて見ても大丈夫だろう。
ー前期三部作ー
1.『X-メン』(2000年)
2.『X-MEN2』(2003年)
3.『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006年)
ー後期三部作ー
1.『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』(2011年)
2.『X-MEN: フューチャー&パスト』(2014年)
3.『X-MEN:アポカリプス』(2016年)
ースピンオフ作品ー
1.『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』(2009年)
2.『ウルヴァリン: SAMURAI』(2013年)