フランス一の変態監督ギャスパー・ノエによる、若者の性と情熱を観客の心に完全に再現することを試みた意欲作。
カンヌ国際映画祭では、上映されるや否やかなりスキャンダラスな物議をかもし、話題となった問題作でもある。予告動画を見ると、会場が異様な雰囲気に包まれたことは想像に難くない。
主演はカール・グルスマン、アオミ・ムヨック、クララ・クリスティンら新人俳優を起用。ギャスパー・ノエ監督は、「彼らの演技によって、『LOVE 3D』は想定していたよりも素晴らしい作品となった」とコメントを残している。
- 製作:2015年,フランス、ベルギー合作
- 日本公開:2016年4月1日
- 上映時間:135分
- 原題:『Love』
- 映倫区分:R18+
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3
映画を見る前に知っておきたいこと
- 3.1 ギャスパー・ノエ監督
- 3.2 ラブストーリーというよりはホラーに近い
- 3.3 感動しようと思ってはいけない
予告
あらすじ
マーフィーは、破天荒で掴みどころのないエレクトラという女性と交際していたことがある。
強烈に愛し合っていた二人だが、マーフィーが美しいオミと浮気し、彼女を妊娠させてしまったことをきっかけに、エレクトラとの関係は破局を迎えた。
結局、マーフィーはオミと結婚し、2歳の子供と暮らしている。エレクトラとは、以来疎遠になっていた。
ある正月の朝、マーフィーのもとにエレクトラの母親から留守番電話が入る。エレクトラはずっと行方不明になっており、マーフィーのもとに彼女から連絡がないかを知りたがっているようだ。
それをきっかけに、マーフィーはエレクトラとの甘く激しかった2年間を回想する・・・。
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映画を見る前に知っておきたいこと
ギャスパー・ノエ監督
映像作品に性器が映ることがまずない日本では、大胆な性描写はとにかくピックアップされがち。
しかし“衝撃”という意味で『LOVE 3D』は、ギャスパー・ノエ監督の作品にしては荒々しさのない綺麗にまとまった作品であるように思われる。彼の刺激的で大胆な性描写は、何も今作に始まったことではない。
『アレックス』ではモニカ・ベルッチによる9分のレイプシーンがひど過ぎて文字通り衝撃的だったし、前作『エンター・ザ・ボイド』でも映像効果と音響を巧みに使って終盤に至るまで休みなく殴ってくる。
その作風から、鬼才・・・と呼ばれるのはまだ良い方で、フランス映画界の危険人物、変態監督などなど・・・、異名もまた刺激的。
彼の作品が「刺激的!!」なのは、もはや当たり前なのだ。
ラブストーリーというよりはホラーに近い
こういった「刺激を感情に直接ぶちかましてやれ!」というやり口は、エンターテイメントとしては一般的なホラーのやり口に共通点を感じられる。
ストーリーやキャラクターを極力を廃して映像で魅せる実験的なラブストーリーは、最近になってチラホラ見かけるようになった。
と言っても、最近見かけたのは『COMET/コメット』ぐらいのものだが、こちらが心情に訴えようとするのに比べて、『LOVE 3D』は衝撃でぶん殴ってしまえという、やや暴力的な一面が見受けられる。
ともあれ、映像で感情に訴えかける系の作品は、とにかく受け手の感受性がモノを言うので、どう転んでも評価は分かれるだろう。
感動しようと思ってはいけない
「愛しあう若いカップルの情熱を肉体的に、そして精神的に完全に再現する映画を作ることを夢見続けてきた」
「私の初期の映画と異なり、この作品だけは、センチメンタルな暴力とエクスタシーへの愛以外のなにものでもない」
ギャスパー・ノエ
『LOVE 3D』のプレスリリースの中で、監督はこんな風に語っている。
過去の作品とは明確に違うという意思表明をしながらも、生々しい過激な性描写と凝った映像美、そしてシンプルなストーリーは、“とにかく観客を殴る”というスタイルで一貫されているように思える。
そういう意味では、『LOVE 3D』も間違いなく刺激に湧き上がる心象を楽しむタイプの映画であり、ストーリーを楽しもうとか、学びを得ようとか、感動しようとか思ってはいけない。
ギャスパー・ノエ監督の作品は、よく難解で理解出来ないという感想を聞くことがあるが、理解しようとするよりも感情に身を任せてしまったほうがより楽しめる。
「ちょっとよくわからないけど、なんか凄かった」
これで十分に楽しめるのが、ギャスパー・ノエ監督の映画なのだ。そして、そういう感覚で楽しめるラブストーリーは、世界広しと言えどもちょっとない。
加えて、自分の価値観は自分では意外と分からなかったりするもの。価値観を表明するには、必ず何かしらの相対的な媒体が必要となる。
改めて、自分の中にある性の価値観を見つめなおすには、よい刺激になることだろう。
「普通の映画しか生み出さない、くらだない区分を超えたメロドラマは、過激すぎるエロティックなシーンを見せてはいけないのですが、誰でもセックスはしますよね。」
ギャスパー・ノエ
i don’t think that this movie is porn
as the picture
screen actor/fellatio
audience
if he is that’s the audience
the camera isn’t on his sex life
in other words/for audience/this movie is
not porn/doing the same…front of the camera/erection stamen/and many bud
in other words
The left in this movie
Exchanges in the car and sex
Grief /last scene
As man and as father
last scene his voice and words
i like him as stamen
and naked/feel ashamed/such person isn’t
many bud boy’sbody/wet dream
erection insert want*
pistil/ejaculation
want* porn scene is that /i followed him
/his sex life i think
stamen/wet dream/pistil sex and Grief