映画を観る前に知っておきたいこと

【ビッグゲーム 大統領と少年ハンター】シュールでダークなユーモアがとめどない!

ビッグゲーム

北欧フィンランドの雄大な自然を背景に、テロリストに狙われるアメリカ大統領と13歳の少年ハンターの奇妙な友情を描いたサバイバルアクション。

サミュエル・L・ジャクソン、レイ・スティーブンソン、ジム・ブロードベント、フェリシティ・ハフマンなど、ハリウッドのスター達が共演する。監督は『レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース』で国際的な名声を得たフィンランドのヤルマリ・ヘランダー。


  • 製作:2015年,フィンランド・イギリス・ドイツ合作
  • 日本公開:2015年8月15日
  • 上映時間:91分
  • 原題:『Big Game』

予告

あらすじ

ビッグゲームアメリカ大統領は国際会議に出席する為にフィンランドの首都、ヘルシンキを目指していた。大統領を乗せたエアフォースワンと護衛機は何者かの地対空ミサイルに撃墜され、墜落してしまう。大統領は間一髪のタイミングで緊急脱出ポッドで脱出するも、アメリカ国防総省はポッドの位置を見失ってしまう。

副大統領はCIA長官、陸軍大将とともに司令室にこもり対策を講じる。対テロ専門家は「敵は5人から10人のテログループ。機内に裏切り者がいた可能性があり、そいつが防衛システムを無効化した」と分析。彼らに課せられた急務は、大統領を乗せた脱出ポッドの落下地点を特定することだ。
ビッグゲーム一方、山岳地帯に着陸した大統領は、そこでオスカルという少年に出会う。13歳のハンター。携帯電話など持っているはずはなく、歩いていける範囲に民家もない。「僕はハンターだ。森が我が家なのさ」威勢の良いセリフの割りに、臆病で未熟な少年。大統領はその事にすぐに気付いたが、他に当てもない。ひとまず彼の言う事に従うことに。
ビッグゲームその頃、エアフォースワンに乗っていた裏切り者はパラシュートで脱出し、テロの実行犯と合流していた。大統領が脱出した事を知っている彼は、フィンランドの山岳地帯で「大統領狩り(ビッグゲーム)」を開始する。

果たして大統領は生きて山を降りる事が出来るのか……


映画を見る前に知っておきたいこと

あらすじからツッコミどころ満載……

大統領警護がユル過ぎる!
大統領が乗った脱出ポッドを見失うのか!
フィンランドの山岳地帯で背広ってそれだけで死ねるだろ!

テロリストがアメリカ大統領に対して、これが出来るなら2015年にどれだけ大統領が変わらなければならないのか。そんな無駄な事まで考えてしまう。これはクソ映画だ!と思ってRotten tomatoesを覗いたところ、74件のレビューがあり、6.1/10と意外な高評価。

んん……?

ツッコミどころがあり過ぎて逆に面白い

ウソだろ!とツッコミながら調べを進めていくと、どうやらこのツッコミどころが逆に良いようだ……?

「ツッコんだら負け」そういう映画はたくさん存在するが、この映画に至っては「ツッコんだもん勝ち」らしい。まるでコメディである。かと思えば、フィンランドの雄大な大自然による映像美と、13歳の少年の成長というテーマはしっかりと描ききる真面目さもある。

フィンランドは僕にとっての憧れの地だが、フィンランド映画はこれがあるから恐ろしい……

ツッコんで笑って、少年の成長に心温まる、ハートフルアクションサバイバルコメディドラマなのだ。(もう自分でも何を言っているのかよくわからない)そのシュールさを素直に受け入れよう!

裏側に見え隠れするダークなユーモア

ビッグゲーム
ヤマルリー・ヘランダーはフィンランドの映画監督で、前作、『レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース』という恐怖のサンタクロースが街にやってくる話で世界的に有名になった。真面目にやってるんだけど、それが逆に面白い。そういう意図の下に作られているのかは分からないが、敢えてリアリティラインを無視したのは確かだろう。

映画はフィンランド・イギリス・ドイツ合作で、ハリウッドは参加していない。なのにアメリカ大統領を主人公に添えて、出演はハリウッドでバリバリ活躍する俳優ばかり。サミュエル・L・ジャクソンという大スターの横には、フィンランドのあまり有名でない少年。さらに裏切るのはアメリカ人で、物語の中心的なテーマは大統領を救う13歳の少年の成長。

どこか軽いテンションの裏に、国際社会では絶対に言ってはいけない、何やら凄くダークなユーモアがチラチラ見え隠れする。

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