映画を観る前に知っておきたいこと

【シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ】キャップvsアイアンマン、悪のいない戦いの行方は

シビル・ウォー キャプテン・アメリカ

「Civil War:内戦」と題された「キャプテン・アメリカ」シリーズの第三作。『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』の後の世界で、アベンジャーズの2大筆頭キャプテン・アメリカとアイアンマンが法を巡って対立する姿を描いた物語だ。

政府が無許可でのヒーローの活動を禁じる法を施行。市民を危険に晒した過去に自責の念をもつアイアンマンは従うが、キャプテン・アメリカは「自分の行動は自分で責任を持つべき」という矜持から反対。意見のすれ違いは対立を生み、二人の友情と信頼は望まぬ戦いの火蓋となる。


    • 製作:2016年,アメリカ
    • 日本公開:2016年4月29日
    • 原題:『Captain America: Civil War』
    • 原作:アメコミ『シビル・ウォー』

予告

https://youtu.be/HJxFvvR24NY

あらすじ

これまで幾度となく人類を救ってきたアベンジャーズは戦いは、全世界へその規模を拡大。しかし、平和の守護者として世界を守る一方で、その人的被害は無視できないものになっていた。

その現状を重く見た人類は、国際的な政府組織の管理下でアベンジャーズの無許可での活動を禁じる法案を可決、施行した。
シビル・ウォー キャプテン・アメリカ一般市民を危機に晒してしまった自責の念からアイアンマンはその法のもとに下るが、匿名性の防御力や自分の行動への責任感を強く持つキャプテン・アメリカが反発。
シビル・ウォー キャプテン・アメリカ「法を破れば、それは悪だ」

「それでも構わない・・・」

二人の意見はことごとくすれ違い、一触即発の緊張感は高まっていく。

そんな状況の中で、とあるテロ事件の容疑でウィンターソルジャーことバッキーが指名手配されてしまう。トニーとナターシャは政府の方針に従いバッキーの捜索を開始。
シビル・ウォー キャプテン・アメリカしかしキャプテン・アメリカは追い詰められた旧友バッキーを救うため、ある決断を下す・・・。


映画を見る前に知っておきたいこと

作品の立ち位置

シビル・ウォー キャプテン・アメリカ2006年~2007年に出版された7作のタイトルを中心としたクロスオーバーイベントが「シビル・ウォー」と呼ばれる一連の作品群だ。これはマーベルコミック(スパイダーマン、アイアンマン)とDCコミック(バットマン、スーパーマン)のコラボイベントであり、つまりはアメリカヒーローのお祭り騒ぎ。

シビル・ウォー【限定生産・普及版】ロード・トゥ・シビル・ウォー (MARVEL)アメイジング・スパイダーマン:シビル・ウォーキャプテン・アメリカ:シビル・ウォーアイアンマン:シビル・ウォーウルヴァリン:シビル・ウォー (MARVEL)X‐MENユニバース:シビル・ウォー

日本では、これにパニシャー・ウォージャーナル:シビル・ウォーを加えた9冊が発売されている。

このお祭り騒ぎは日本の漫画で言うと、ウルトラマンと仮面ライダーとモンキー・D・ルフィと孫悟空とナツと幕ノ内一歩と犬夜叉とコナンとその他もろもろが現代社会と密接な関わりを持って活躍するようなもので、そんなものに心が躍らない奴はもはや男子ではないのである。

それはもうおびただしい数のヒーローが登場し、それぞれの視点からスーパーヒューマン登録法を見つめたたくさんの話が描かれた。その中のキャプテン・アメリカとアイアンマンの対立をクローズアップしたのが本作『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』だ。

これまで『アベンジャーズ』シリーズには登場できなかったスパイダーマンがついに登場するのでは!?ということで、マーベルファンの間ではかなりの盛り上がりを見せている。

シビル・ウォーの意味と解釈

シビル・ウォー キャプテン・アメリカ『シビル・ウォー』とは直訳すると「市民(公民)としての戦争」という意味になるが、アメリカでは内戦(Civil War)を意味する言葉でもある。

スーパーヒューマン登録法という政治からヒーローを管理しようとする社会に巻き込まれ、一市民としてヒーロー同士が争いを繰り広げる、という寓話的な意味合いも含まれているように思えるが、製作者側は政治的な寓話の側面を肯定しながらも、飽くまで“ヒーロー同士”の熱い戦いの方に主眼を置いていたようだ。

そういった製作者側の意図を加味すると、タイトルの意味はただの「内戦(Civil War)」を意味するものであると考えるのが妥当なところだろう。

制作の裏話を読んでいると、悪に操られるとか、悪に落ちるとか、そういった悪vs正義の対立ではなく、お互いの矜持を胸にぶつかるヒーロー同士の対立を理由付けるのに苦労したようだった。

なので、シビルウォーでの市民は政治の面からヒーローを抑圧しようとする第3勢力的な役割は演じない。ヒーロー達にとって彼らは守られるべき存在であり、愛すべき存在意義であるからだ。

この三つの立場の絡みも、『シビル・ウォー』シリーズの見所のひとつである。

キャプテン・アメリカとアイアンマンはどっちが強いか

シビル・ウォー キャプテン・アメリカ
キャプテン・アメリカは、アベンジャーズの中でも最弱・・・と噂されるほど弱いと言われている。

長年最強と目されてきたのはハルクであり、アイアンマン、マイティ・ソー、キャプテン・アメリカ、ジャイアントマン、ワスプの創設メンバー5人を1人でボコボコに出来る強さ。

その時の戦いの様子がこちら。マイティ・ソーがちょっと善戦したかなーぐらいで、他はハルクの前ではゴミに等しい。

この映像を見る限りの戦闘力の序列は「ハルク>>>>>>>>>マイティー・ソー>アイアンマン>キャプテン・アメリカ」というのが、大多数のファンの意見である。

しかし、これは創設期の話であり、あれから随分と時間が立った。新ヒーローが続々と登場し、中には恐ろしい能力を持ったもの多数登場しているため、単純に強さを測るのも難しくなってきている。

ともあれ今回はその他大勢は置いておくとして、キャプテン・アメリカとアイアンマンの最近のスペックを見てみよう。

最近のスペック比較

シビル・ウォー キャプテン・アメリカ アイアンマン マーク46 アイアンマン
“アイアンマン”のくせに既にアイアンではなく、ゴールドチタン合金マンであるためものすごく硬い。実在する合金は軍事衛星などの素材に使われているらしい。

アイアンマンことトニー・スタークが着用するスーツの数は全部で45種類。脳波でミサイル発射、敵の情報をデータ化して即座に戦術に活かせる、センサーによるスーツ維持機能など、穴がない。

その上最近は通称ハルクバスターと呼ばれる超怪力のマーク44なんか出てきたりして、映画の大ヒットに乗っかって強すぎワロタの状態にまでのし上がって来たのがアイアンマンである。

ちなみに、今回のアイアンマンはマーク46。どんな能力がプラスされているのかも楽しみなところ。

シビル・ウォー キャプテン・アメリカキャプテン・アメリカ
絶対に壊れない盾を持ち、1t以上のパンチ力、500kgぐらいは軽く持ち上げられる膂力と常人の4倍の代謝能力を持つが、そんなものはアベンジャーズの中にあっては“常人”の部類に入る。

映画では強さよりもドラマ性のあるストーリーで人気を呼んだため、精神的な成長こそすれどスペック的には全く進化していない。はっきり言って勝てるはずがない。

しかし、キャプテン・アメリカが侮れないのは、その卓越した戦略眼とリーダーシップによって、多くのヒーローに尊敬され多大な影響力を誇る所である。そんなキャプテン・アメリカが反対派に立ったとなると彼に賛同するヒーローは後を絶たず、勢力vs勢力の大きな対立になることは避けられない。

そしてアイアンマンもまたキャプテン・アメリカを尊敬の念を強く抱くヒーローである。さらに、やっちまった感に苛まれてスーパーヒューマン登録法を受け入れたアイアンマンに比べて、ヒーローモノでだいたい最強のパワーを発揮する“意志の力”の面で大きく勝っているといえる。

というわけで、僕はキャップに一票を投じたい。

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