紹介された姉の結婚相手は、3年前に別れた元カレだった!?『レ・ミゼラブル』のスタッフが贈る、姉妹の恋愛模様を描いた映画。自分に自身が持てない妹と、心のままに生きてきた姉の恋と自分探しを、1980年代の懐かしのヒットポップスを散りばめた、明るく楽しいミュージカルだ。
監督は『ストリートダンス/TOP OF UK』のマックス・ギーワ & ダニア・パスクィーニ。音楽のプロデュースと作曲は『レ・ミゼラブル』の音楽プロデューサーを担当し、『フル・モンティ』でアカデミー作曲賞を受賞したアン・ダッドリー。
- 製作:2014年,イギリス
- 日本公開:2015年7月10日
- 上映時間:97分
- 原題:『Walking on Sunshine』
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3
映画を見る前に知っておきたいこと
- 3.1 1980年代POPS
予告
あらすじ
バロックの町並みが美しい海辺の町、南イタリア・プーリア。大学を卒業したばかりのテイラーは、姉のマディに招かれて三年ぶりにこの街にやってきた。三年前の夏の初恋の相手との再開を、密かに期待しながら。
だが、夢にまで見たかつての恋人ラフは、姉の婚約者になっていた。マディの突然の結婚宣言にショックを隠し切れないテイラー。しかも式は明後日。姉に過去を悟られないために、ラフとは初対面の振りをする。
テイラーはこれまでのことを胸に秘め、徹底的に婚約者の妹を演じて結婚の準備を手伝っていた。そんな中、ラフたちとトマト祭りに行くことに。そこで三年前にラフが抱いていた気持ちを知り、胸が張り裂けそうになる。ひと夏のロマンスだと思っていた恋は、一生に一度の本物の恋だった・・・。
二人の過去を何も知らないマディは「好きならあきらめないで」と落ち込むテイラーへアドバイス。もしも時間を戻せるなら、もう一度昔のように・・・。姉の幸せを願う一方で、ラフへの思いは募るばかり。そしていよいよ結婚式の日がやってくるのだった。
映画を見る前に知っておきたいこと
1980年代POPS
映画に登場する名曲の中から、いくつかを歌詞の一部と動画とを添えて紹介する。特に歌詞については、この映画の原作と言ってもいいくらい、二人の姉妹の心情を表現しているものが多いので、曲を覚えてから見に行くとより世界観に入り込めるだろう。どれもこれも有名な曲なので、「なんとなく聞いたことがある!」っていう曲ばかりかも。
マドンナ「Holiday」
https://youtu.be/0X7RyGBq2E8
1980年代を代表するポップアイドル。いわゆる”クラスのマドンナ”という言い回しはもちろん彼女から。ホリデイはキャッチーなメロディーが耳に優しいダンスナンバー。
タイトルの通り、Holiday=休みの歌。イントロからHoliday Celebrate(休暇を祝おう)と繰り返す。「しんどいこととか置いといて、一休みすればまた幸せを取り戻せるよ」ということを歌っている。
You can turn this world around
And bring back all of those happy days
Put your troubles down
It’s time to celebrateLet love shine
And we will find
A way to come together
Can make things better
We need a holidayあなたはこの世界を回せる
そして幸せな日々を取り戻せる
厄介ごとは置いといて
お祝いの時
愛を輝かせましょう
そうすれば一緒になる方法が見つかる
そしてより良くできる
私達には休暇が必要
シンディ・ローバー「Girls Just Wanna Have Fun」
「七色の声を持つ歌手」の異名を持つ1980年代に一斉を風靡したガールズシンガー。デビューから現在まで変わらないパワフルなパフォーマンスから「永遠のガール」とも言われている。裏腹に正確は繊細。一気に有名になったことに戸惑い、孤独感から引きこもりになったこともある。
「Girls Just Wanna Have Fun」のこのイントロは誰もが一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。Girls Just Wanna Have Fun(女の子は楽しみたいだけなの)というなかなかに刺激的なタイトル。この曲についてもっと知りたい人は、ここのブログが面白い。
Some boys take a beautiful girl
And hide her away from the rest of the world
I want to be the one to walk in the sun
Oh girls they want to have fun男の子たちが、美しい女の子を連れていく。
こそっと隠れて連れていく。
アタシはね、太陽の下、堂々と歩きたいのよ。
女の子って楽しみたいのよ。
ワム!「Wake Me Up Before You Go-Go」
世界的な人気を誇ったイギリスのジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーによる二人組デュオ。
タイトルの「Wake Me Up Before You Go-Go」はジョージ・マイケルが父に「出かける前に起こしてよ」のメモ。Goが2回あったことから、偶然「上に向かう」という意味になった。ワム!の陽気なイメージはこの曲がもとになっている。
このPVで着用していた服が大ブレイクしたのも有名な話。ピンクのTシャツにイエローの手袋とは、今考えるとブッ飛んだセンスである。
Wake me up before you go-go
Don’t leave me hanging on like a yo-yo
Wake me up before you go-go
I don’t want to miss it when you hit that high
Wake me up before you go-go
‘Cause I’m not plannin’ on going solo
Wake me up before you go-go
Take me dancing tonight
I wanna hit that high (yeah, yeah)行く前に起こして
ぶら下がったヨーヨーみたいにボクを置き去りにしないで
行く前に起こして
キミがハイになるときを逃したくない
行く前に起こして
独りになるつもりはないから
行く前に起こして
今夜ダンスに連れて行って
ボクはハイになりたい