乾くるみの人気小説を松田翔太、前田敦子、木村文乃、木梨憲武、片岡鶴太郎、などの豪華キャストで映画化。原作は口コミが評判を呼び、発表から10年以上の歳月を経て130万部を超える大ベストセラーになった話題作だ。
監督はTV業界に「堤以前・堤以後」という言葉を生み出すほどの革新を起こした「TRICK」「SPEC」の堤幸彦。
Contents
- 1 予告
- 2
あらすじ
- 2.1 Side A 大学生編
- 2.2 Side B 社会人編
- 3
映画を見る前に知っておきたいこと
- 3.1 ネタバレ厳禁
- 3.2 映画ならではの騙しのテクニック
予告
※まだ何も情報がない人は予告すら観ない方が映画をより楽しめる
あらすじ
Side A 大学生編
舞台は1980年代後半、バブル最盛期の静岡。就職活動中の大学生・鈴木は友達の誘いで合コンに参加することに。奥手で恋愛経験もない彼にとっては苦手な場所。しかし、その席で歯科助手をしているマユという女性と出会う。2人は運命的な出会いを果たし、交際をすることに。鈴木はマユに釣り合う男になる為に、ヘアスタイルや服装に気を使うようになり、少しずつ変わっていく。
Side B 社会人編
しかし、そんな2人の甘い時間は長くは続かなかった。就職した鈴木は東京の本社に配属されることが決まり、静岡にマユを置いて上京する。それでも鈴木は「距離なんて二人の愛の障害にはならない」と週末が来れば静岡と東京を往復する。しかし、東京本社で出会った同僚・美弥子との出会いが彼の心を揺さぶっていく……
映画を見る前に知っておきたいこと
ネタバレ厳禁
この映画の初見は絶対にネタバレしない方が面白い。色々なメディアでネタバレしているので、まだ何も知らない人はここで情報をシャットアウトした方がいい。できれば予告動画も必要ない。
これではここで解説することが何もなくなってしまうが、それがこの映画のエンターテイメント性を最大限に楽しむための秘訣だ。
映画ならではの騙しのテクニック
原作者の乾くるみが原作を発表した当初から「映像化は不可能だろう」と関係者に言われ続けていた。しかし、本人には既に映像化に向けたアイデアを持っていた。この映画にもいくつかのアイデアが採用されていると語る。
映画を観れば、彼の言葉にも納得できるはずだ。
「映画には映画の文法があり、その約束事を逆手にとってこそ映画化される意味がある。映画ならではの騙しのテクニックを使った先駆的な作品として、映画史に残ると自負している。」
原作者 乾くるみ