私が何者であろうと ──
この命を燃やす。
全米に先駆けて日本公開となった『バイオハザード』シリーズ第6弾!1996年にプレイステーションで発売されて以来、6,600万本以上を売り上げた伝説的ゲームから生まれた映画がついに完結する。
ミラ・ジョヴォヴィッチ演じる主人公アリス・アバーナシーが、人間をアンデッド化するT-ウィルスを開発したアンブレラ社との最後の戦いに挑む。アンブレラ社の陰謀、Tウィルスの謎、アリス誕生の秘密、すべての謎がいま解き明かされる ──
シリーズすべての脚本を手がけ、3、4作目を除いてメガホンを取ってきたポール・W・S・アンダーソンが再び監督を務める。
ゲーム版の人気キャラクターでもあるクレア・レッドフィールドを演じたアリ・ラーターが、4作目以来に同役でカムバックするほか、日本でお馴染みのあのローラがアリスと共に戦う女戦士コバルト役でハリウッドデビューを飾る。
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3
映画を観る前に知っておきたいこと
- 3.1 評価
予告
あらすじ
荒廃したワシントンD.C.でアリス・アバーナシー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は目を覚ました。彼女は一人、廃墟と化したアメリカ合衆国議会議事堂の周辺を徘徊するうちに、あるコンピュータの設置されている室内に辿り着く。そこにあるモニターに映し出されたのは、アンブレラ社が開発した人工知能(エヴァ・アンダーソン)だった。

© 2016 Sony Pictures Digital Productions Inc.
48時間以内にアンブレラ社が開発した抗ウイルス剤を空気中に散布しなければ人類は滅びる……レッドクイーンはアリスにそう告げた。ラクーンシティの地下に、その抗ウイルス剤があることを知ったアリス。彼女は再び、すべての始まりの街へと足をふみ入れる。

© 2016 Sony Pictures Digital Productions Inc.
絶望的な数のアンデッドが地上を埋め尽くしていく中、人類滅亡へのカウントダウンの始まる ──
Sponsored Link映画を観る前に知っておきたいこと
ちょうど『バイオハザード』をプレイしてきた世代である僕にとって、このゲームはあまりにセンセーショナルだった。当時最先端のビジュアルに操作の難しさも相まって、絶叫しながらのめり込んだものだ。最近はめっきりゲームをやる機会もなくなり、『バイオハザード』といえば映画のイメージが定着してしまっている。
今では当たり前となった、ゲームの実写映画化という新たな潮流を生んだことの方が、僕の中で当時の衝撃を超えてしまっているという証拠なのかもしれない。
そんなゲーム映画の金字塔とも呼べる『バイオハザード』のラスト作は、興行的な成功の裏で様々な評価を生んでいる。
評価
日本生まれのゲームがこの映画の始まりとなっているだけあって、日本先行公開やローラのハリウッドデビューなど、日本向けの話題が多く用意された。ただ、ローラの出演に関しては話題作りの意味合いが大きいので、そこをあまり期待すると肩透かしを食らうかもしれない。
さて、本編の評価の方はというと、『バイオハザード』シリーズの中では最もアクション寄りな作風となっている。これ自体は決して映画の評価を下げるものではないが、ストーリーが着いて来れていないというのが正直な感想だ。
前作からの流れを期待するシリーズ通してのファンには、ディティールの弱さが際立ってしまったのではないだろうか。
その反面、話題性から劇場に足を運んだ人にとって、シリーズのつながりをあまり意識せずに観られる内容が、意外な高評価を生んでいるのも事実だ。
興味を惹かれてYahooの映画サイトで感想を読み漁っていたのだが、“お金をかけたB級映画みたい”という意見はどこか的を射ているように感じた。
作品データ
原題 | 『Resident Evil: The Final Chapter』 |
---|---|
製作国 | イギリス・ドイツ カナダ・フランス |
製作年 | 2016年 |
公開日 | 2016年12月23日 |
上映時間 | 107分 |
上映方式 | 2D/3D/4DX/MX4D |
映倫区分 | PG12+ |
原作 | ゲーム『バイオハザード』 |
キャスト
キャスト | ミラ・ジョボビッチ |
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アリ・ラーター | |
ショーン・ロバーツ | |
ルビー・ローズ | |
オーエン・マッケン | |
ローラ | |
イ・ジュンギ | |
ウィリアム・レビ | |
イアン・グレン | |
エバー・アンダーソン |
監督・スタッフ
監督 | ポール・W・S・アンダーソン |
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脚本 | ポール・W・S・アンダーソン |
製作 | ジェレミー・ボルト |
ポール・W・S・アンダーソン | |
ロバート・クルツァー | |
サミュエル・ハディダ | |
製作総指揮 | マーティン・モスコウィック |
ビクター・ハディダ |