グッド・ストライプス=素晴らしき平行線。結婚を機に初めて知る相手のルーツ。自由奔放な文化系女子の緑と、優柔不断なおぼっちゃまの真生は喧嘩が絶えない。お互いのありのままを受け入れることの大切さ、現代的な結婚観を若手女性監督の岨手由貴子がオリジナル脚本で描く。ありきたりの日常が幸せだと改めて考えさせてくれる映画。
- 製作:2015年,日本
- 日本公開:2015年5月30日
- 上映時間:119分
- 映倫区分:PG12
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3
映画を見る前に知っておきたいこと
- 3.1 等身大の演出
予告
あらすじ
自由奔放な文化系女子の緑と、優柔不断なおぼっちゃまの真生は共に28歳。交際4年目でマンネリぎみ。お互い別れることを考え始めた矢先、緑の妊娠が発覚。流れで結婚することとなった二人は一緒に住みはじめるが喧嘩が絶えない。それでも何とか結婚の準備のため、お互いの両親に挨拶に行ったりと進めていくうちに、それまで知らなかった相手のルーツを辿っていく。生まれも育ちもこだわりも全く違う2人は、お互いのありのままを受け入れることができるのだろうか。
映画を見る前に知っておきたいこと
等身大の演出
結婚がゴールではなくスタート。そうした現代的な結婚観が描かれた作品だが、この作品の大事な部分はありきたりの日常を大切だと気付かせてくれるところだ。モデルとして人気の菊池亜希子と、NHK連続テレビ小説『花子とアン』の中島歩、二人の等身大の演技が映画の中で日常をよりリアルに感じさせてくれる。
「クランクアップ時、お互いが『最後の方は相手にイライラしていた』と本当のカップルみたいなことを言っていたのが面白かったです。」
岨手監督がインタビューでそう言っていたのも印象的だ。いわゆる恋愛映画的なロマンスはないが、ありきたりの日常から生まれる緩やかなロマンスがある。また大橋トリオが歌う主題歌「めくるめく僕らの出会い」も作品のリズムとよくマッチしている。
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