映画を観る前に知っておきたいこと

アサシン クリード
この映画にゲームファンは頷くのか!?

アサシン クリード

歴史の迷宮に潜り込め。

2007年に発売されると、世界中で高い人気を集めた潜入アクション・ゲーム『アサシン クリード』。プレイヤーがアサシン(暗殺者)となって次々と任務を遂行していくこのゲームを原作に、ジャスティン・カーゼル監督が映画化に挑む。

主人公カラムにマイケル・ファスベンダー、彼の運命を握る謎の女にオスカー女優マリオン・コティヤール。『マクベス』(15)の監督とキャストで描き出す、歴史の裏に隠された謎に迫るミステリー・アクション。

神によって禁じられた秘宝“エデンの果実”。その在り処を知るアサシンを祖先に持つ、記憶を失った死刑囚。DNA操作によって祖先の記憶を呼び覚まされた男が、ルネサンス期スペインの歴史の闇に隠された謎にダイブする ──


予告

あらすじ

かつてルネサンス期のスペインでは、人間の自由意志をコントロールする秘密が隠された“エデンの果実”を巡って、争いが繰り返されていた。神によって禁じられたその秘宝を手にし、人類を支配しようとするテンプル騎士団。自由意志を重んじ、“エデンの果実”の秘密を守ろうとするアサシン教団。

アサシン クリード

© 2016 Twentieth Century Fox and Ubisoft Motion Pictures.

2016年、記憶を失くした死刑囚カラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)は、遺伝子操作によってDNAに眠る祖先の記憶を追体験させられた。彼は自分の祖先が、アサシン教団の伝説のアサシンだったことを知る。そして、“エデンの果実”の在り処を知る歴史上最後の人物だったことも……

アサシン クリード

© 2016 Twentieth Century Fox and Ubisoft Motion Pictures.

現在と過去を行き来しながら、アサシンとしての能力を覚醒させてゆくカラム。“エデンの果実”の秘密を欲した彼は、自分の遺伝子に隠された禁断の秘密と対峙する ──


映画を観る前に知っておきたいこと

今や国内のゲーム人口は4,336万人とも言われ、スマートフォンの普及と共にその人気は止まることを知らない。映画業界にもこの影響は顕著に現れ、00年代以降はゲームを原作とした作品が多く撮られるようになった。

先日公開された『バイオハザード ザ・ファイナル』はシリーズ最終作として日本でも大きな話題を呼んだが、またしても大ヒットゲームの映画化作品が投下される。

フランス発のゲームである『アサシン クリード』は全世界で3,700万本以上の売り上げを記録し、今も次々と続編が制作されている。僕の妻もこのゲームの虜になった一人だ。その人気から考えれば『バイオハザード』のように今後シリーズとして映画化されていく可能性も十分にあるが……

評価

遺伝子を解析することで祖先の記憶にアクセスできる装置“アニムス”、ゲームをプレイしてきたファンにはお馴染みの設定を起点に、15世紀のスペインにおける歴史を絡ませながら複雑なゲームのシナリオを映画で巧みに再現している。しかしその一方で、古代を理想とするルネサンスの建造物を背景に魅せるマイケル・ファスベンダーの垂直落下アクション以上のものは見当たらない。

ゲームの主人公さながらのCGを駆使したアクションの数々は映画ファンまでも魅了するだろう。しかし、映画の深みに欠けるストーリーがシビアなゲームファンを納得させるとは思えない。

バイオハザード ザ・ファイナル』に然り、ゲームを原作とする映画が陥りやすい罠にはまった印象だ。

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