映画を観る前に知っておきたいこと

ソロモンの偽証 後篇・裁判 関わったすべての人の心を暴き出す学校内裁判

投稿日:2015年2月11日 更新日:

ソロモンの偽証

ベストセラー作家、宮部みゆきの現代ミステリーの最高傑作と称される小説が映画化。構想15年、執筆に9年を費やした超大作。本作は前編・事件と後編・裁判の2部に分かれている。『ソロモンの偽証 前篇・事件』は3月7日に公開された。


  • 製作:2015年,日本
  • 日本公開:2015年4月11日
  • 原作:『ソロモンの偽証』宮部みゆき著
  • 上映時間:146分

予告

あらすじ

1990年、クリスマス。中学校の裏庭で遺体で発見された事件の真相が学校内裁判であきらかになる。学校内裁判は6日間にわたってが行われ、生徒の保護者や関係者も傍聴できるようになっていた。学校内裁判に現れたたくさんの証言者は、事件の謎を次々と証言していく。大出俊次の不良仲間だった井口充や橋田祐太郎、大出俊次のアリバイを証言した弁護士、告発文について証言した三宅樹里。そしてついに、事件の真相を知っていた証言者が現れる。そして、6日目。予定通り、陪審員によって大出俊次の判決が下される。果たして真実は、明らかになるのだろうか。

映画を見る前に知っておきたいこと

生徒達の心情が大きく真実を左右していく

この作品で重要なのは、真実そのものよりも、生徒たちの心の動き。人は、それぞれの事情によって好き勝手に人を貶め、あるいは救う。事情は誰にも話されず、それぞれの心の内に秘められる。実社会では、真実を明らかにする為である法廷だが、『ソロモンの偽証』で行われる学校裁判では、”みんなが事実を知ること”にこそ重要な意味があった。秘められた思いは、真実に誠実な”裁判”を通してでなければ、伝わらなかった。誰が何を思って、何を成したのか。知った人はそれをどう受け止めるのか。そうした人の心のミステリーを、裁判という明るみに引っ張り出した事も『ソロモンの偽証』が現代ミステリーの最高傑作と言われる所以だろうか。

※キャスト・監督についてはソロモンの偽称 前篇・事件を参照してほしい。

-ミステリー・サスペンス, 邦画

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